DVD

【AV】・「SODの応援歌とか知らん!! なんだこれは!!」

個人的な話だが、私は滅多にAVを観ない。
それは中高生くらいからそうで、理由はいろいろある(エロマンガは読んでいた)のだが、ここでは省く。
ネット時代になり、セルDVDになってから、私にとってはAVは観やすい環境になった。通販で買えるし、中古も安く出回っている。もっとも、そう思っているのは少数で、なんかみんな違法なやり方でタダで観てんでしょ?
実にけしからん。タダでAV観ている人はもっと業界にお金を落とすようにしないとダメだ。

前置きはこのくらいにして、SODというメーカーのDVDを買った。7月発売のものだった。
これが再生してみてビックリ、まったく聞きたくもない「SOD応援歌」なるものが流れ出した。
しかも、他の再生機では知らないが、ウチのものではスキップできないんだよ。
4~5分、えんえんとこれが流される。
ただ、黙って観ている(聞いている)しかない。
ネットで調べたら、7月の全タイトルにこの「応援歌」を入れたという。
気が狂っているとしか思えない。

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【アニメ】・「装甲騎兵ボトムズ ペールゼンファイルズ」OVA

2007~2008年
監督:高橋良輔
シリーズ構成:吉川惣司

時代設定はOVA「 レッドショルダードキュメント 野望のルーツ」とテレビ本編第1話との間だそうだ。

私は、本作はかなりの傑作だと感じる。
巨大ロボットアニメの続編とかスピンアウト作品とか、ましてや「過去の話」だと、オールドファンサービスに徹するのみで、何も新しいことが語られなかったり、つじつま合わせに終始して新しい要素が何も出てこないといったことが予想で来てしまうのだが、本作はそうではなかった。

いろいろと、以下にネタバレ全開で説明する。

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【アニメ】・「ルパン三世 GREEN vs RED」

[amazon]

公式ページ

監督;宮繁之
脚本:大川俊道

「ルパン三世」40周年記念のOVA。

(以下のあらすじは記憶だけで書くので、間違ってたらスイマセン。)

にせもののルパンばかりが現れる日本。どれもが容姿はルパンそっくりだが、本物のルパンにはほど遠いケチな野郎ばかり。中には万引きで捕まるルパンすら現れる始末。
そんな中、ラーメン屋でバイトしている青年・ヤスオは、偶然ルパン風の緑のジャケットとワルサーP38を手に入れ、自身も「ルパン三世」としての人生を歩み出す。

厳重な警備体制によって守られている謎の宝石「アイスキューブ」を盗み出すことを考えたヤスオに、「面白いことをやるのがルパンだ。本物かニセモノかは関係ない」と、次元と五右衛門が味方する。そして不二子までもが……。
もちろん、ニセモノのルパンがあふれかえる中、本物のルパンが現れることを確信した銭形も帰国。

そして、「おれを越えることができるのか?」と、ヤスオの前に本物のルパンが立ちふさがる。
以下、ネタバレあり。

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【DVD】・「日本のアウトサイダーアート」

■[気になるDVD]『日本のアウトサイダーアート』シリーズ(アヌトパンナ・アニルッダ)で知る。
「アウトサイダー・アート」についてのドキュメンタリー・シリーズが、紀伊国屋書店から出るらしい。5枚とも4/26発売。

・「日本のアウトサイダーアート1『人のカタチ』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート2『文字という快楽』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート3『都市の夢』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート4『想像の王国』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート5『不思議のカタチ』」[amazon]

ちなみに、上記DVDと直接の関係はないのでしょうが、服部正「アウトサイダー・アート」(光文社新書)[amazon]は、すごくいい本だと私は思います。アウトサイダー・アートの刺激性とその問題点を短い中に非常にコンパクトにまとめてあります。

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【映画】・「バットマン フォーエヴァー」

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1995年
監督:ジョエル・シュマッカー

いろいろあって悪人トゥーフェイスとリドラーが登場。バットマンを苦しめる。
なお、バットマンの相棒であるロビンがどのような経緯で加わったのか、も見どころのひとつ。

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【アニメ】・「メーテルレジェンド 交響詩 宿命 第二楽章」

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メーテルやエメラルダスがなぜ、母であるプロメシュームと戦うことになったかのエピソードが描かれる。「1000年女王」と「銀河鉄道999」のつなぎ的作品。
わっ、「第一楽章」があったのか。途中から観ちゃっちゃよ。でもそれほど妙に思わなかった。ストーリー自体は単純だからね。

メーテルとエメラルダスがともにプロメシュームの娘であり、お互いが姉妹であることは私の知るかぎりはマンガ「ニーベルングの指環」で語られているが、知らない人はビックリするかも。

わりとストーリーとしては面白いが、こういう番外編的な作品で面白くなっちゃうというのは、そもそもが「銀河鉄道999」と「1000年女王」はつなげる必要はなかったということを表してしまっているんじゃないだろうか。

また2000年のリリースにしては敵役のボス・ハードギアのデザインは古くさすぎるような気が……。

まあね、好きな人には何もかもがみななつかしい作品ではある。

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【アニメ】・「セラフィムコール」第二話「マーガリン危機一髪」

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5年くらい前にやっていた萌えアニメらしい。某所で見せていただく。
1話完結で、この「マーガリン危機一髪」では女の子の部屋に置かれた「マーガリン」という名のぬいぐるみ視点ですべてが画面に映し出されるという実験的な手法を用いている。
しかし、単なる実験作にとどまらず、わずか30分で本当にいろいろなことを描いているし、エンターテインメントとして収束するオチがすばらしい。

ここにくわしいレビューが……と思ったら、たぶん見せていただいた方のサイトですね(笑)。

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【DVD】・「FUTURO 北欧・謎のUFO住宅を追え」

Futuro

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「FUTORO」という名の、1968年に発売されたUFOにも見える住宅について追ったドキュメンタリー。
「プロジェクト・グリズリー」にはダマされ感しかなかったが(まあ、見せ物小屋で騙されたようなものでいいんですけどね)、これは買ってよかったよ。

一見してUFOや未来都市を連想させる外観。しかもバカ高かったという。金持ちが酔狂で、別荘代わりに買うくらいしか考えられないシロモノ。で、実際売れなかったらしい。
いろいろと販売戦略に失敗があったり不運が続いたりしたようで、この住宅に関わった人だれもが「あれが失敗だった」、「これが失敗だった」というのに苦笑してしまった。

しかし、こういう「未来感覚」が金持ちと結びついていて、まあ欧米のことはわからんが日本ではじゅうぶん戦後を引きずっていたのが1968年。
科学技術礼賛の輝かしい未来を無条件で受け入れていた欧米に対し、日本では欧米に対する、そして金持ちに対する憧れと日本の未来への希望とが、こうしたイメージとしての「未来」と結びついて複雑なことになっていた。
だから、日本で発売されたかどうか忘れちゃったけど、もし売り出されたとしても売れなかっただろうし、売れても後々「ものすごく古くさいもの」に風化していっただろうね。

今でこそ、見てるとワクワクな気分になれるんだけど。

ちなみに、このDVDはBGMもシンセサイザーバリバリですばらしい。何ていうの? めちゃくちゃ大ざっぱに言うとペリー&キングスレイみたいな感じで。

ここ、何だろうね。まだちゃんと見てない。

それにしてもこのDVD、結婚してたら奥さんに間違いなく「無駄遣い」って言われるものナンバーワンな気がする。ある意味AV以上に。
購入する人は、「未来都市に住みたかった」人たち(男女問わず)と愛おしむように観るべし。

それが女の子で、銀色のミニのワンピースにアンテナ付きだったら言うことなし。

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【映画】・「幻の湖」

Maborosino

原作・監督・脚本:橋本忍、1982年、東宝
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マラソンが趣味のソープ嬢が、何者かに愛犬を殺害される。執拗に犯人を捜し回るソープ嬢。一方彼女は(愛犬殺害以前)、琵琶湖畔を走っているときに謎の笛の音を耳にしている。

まあ、そんなことがいろいろあって、何かが起こるかな、と思うと起こらなかったり、起こらないだろう、と思うと起こったりしながら、延々と(まさに延々と)164分にわたって一人の女性の自問自答が滋賀県、東京、そして時空を超えて戦国時代、果ては宇宙までを行ったり来たりして描かれる超異色・超大作。

「何を追って、何を求めて人間は走り続けるのかーー?」
「知りません。もう勘弁してください。」

(以下、ネタバレあり。)

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【DVD】・「プロジェクト・グリズリー」

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山でグリズリーに襲われた男が、なぜか殺されなかったことに疑問を持ち、再度グリズリーへの接近を試みる。このため、熊に攻撃されても大丈夫な防護スーツを開発するさまを描いたドキュメンタリー。

アルバトロス社に対して「やられた!」と思いましたね(苦笑)。
「予告編がいちばん面白い」というヤツです。オチも脱力。観ているとどんどんこちらのテンションが下がっていく構成にも問題があると思います。

田舎に帰り、ヤンキーの先輩に無理矢理海岸に呼び出され、「花火やろーぜー」と言われる。自分以外は大盛り上がり。このテンションなら少しは楽しめるかも……と思っていたら、先輩の持ってきた花火はぜんぶ湿っていた、

たとえるなら、そんな映画です。いやこりゃヒドいわ(ただし、スーツの耐久実験シーンだけを編集して使いたがるテレビマンがいるとしたら、仕方がないとも思う。そのシーンだけインパクトがあるから)。

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