【ドラマ】・「点と線」
今までドラマ化したことないのかな? あるのかな? 知らない。でも「砂の器」よりは有名ではないよね。
原作読んでないけど、映像化しづらいプロットなんだろうなあ、と思った。
また、情景が変わったり激しいアクションがあるわけでもないから、テレビドラマ向きの原作なのだろう。
(鉄道ファンには「情景が変わってる」って思えるんだろうけど。)
で、けっきょく全部観てしまった。もう少しカタルシスのあるラストにならないかとも思ったが、これはこれでいい。
高視聴率だったようで、ときどきこういう硬質なドラマが高視聴率にならないと、日本は滅びるので良かったと思った。
ネットで「たけしは大根」って書いているやつがやっぱりいたけど、そんなことはわかっているんだよ。
私も、マニア的にたけしを追いかけてきたわけではないんだけど、空気みたいに影響を受けちゃってるんですよ。
昭和40年代後半生まれ以前の人たちはみんなそうなんじゃないか?
何というかね、「神」とまではいかなくても「恩師」くらいの感覚でどうしても観ちゃうんだよね。
だから、大根だろうがセリフがたどたどしかろうが、そんなことはぜんぜんどうでもいいんだ。
ただ、ひとつだけ言えるのは、年老いたたけしの顔は「怨念」を表現できる顔。
本当に、戦中派にしか見えない顔なんだよな。
だから、それだけでも許せてしまう。
それがわかんない人は、たけしの出るドラマや映画を観る必要は無い。
やくざ映画はいやだって「監督ばんざい!」で言っていたけど、
たけしはやくざ映画を撮り続けるべきだと思うんだ。
「怨念」とその爆発を、ああいうかたちで表現できる役者はたけししかいないんだから。
それと、ラストのうついけんが泣くシーンに文句つけてるやつもネットで見たけど、
そういう人間は、無念を抱えながら年を重ねた人間の気持ちが理解できない、ケツの青い若造。
高橋克典は、予想外によかったですね。初めて演技らしい演技を観たけど。
柳葉敏郎については賛否あるだろうと思う(何をやっても同じだとか)けど、
私はああいう人は好きです。
たけしは役者としてもまだまだできると思った。
もう少しトシを取ったら、奥崎健三みたいな狂った老人の役をやって、たけし軍団をバンバンぶっ殺すようなめちゃくちゃな映画をつくってほしいなあ。
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