芝居

【お笑い】・「JJポリマーコントライブ 実弾生活6『帰ってきたハロウィン』」

ふだんからイベントのMCなどでお世話になっているJJポリマーの成田優介さんがコントライブをやります。
面白いので、是非どうぞ!!

JJポリマーコントライブ 実弾生活6「帰ってきたハロウィン」
公式ページ

2009年10月29日(木)~11月1日(日)
会場:新宿シアターミラクル(JR新宿駅より徒歩6分。西武新宿線新宿駅より徒歩2分)

地図

公演日程
10月29日 19:30
10月30日 19:30
10月31日 15:00/○19:00
11月1日 ○14:00/18:00
全6回公演*開場は開演の30分前となります
○の回は、終演後、スペシャルイベントあり(約20分程度)

料金:前売2500円/当日2800円(全席自由)

出演
成田優介・大森よしき (JJポリマー)ジャンボ仲根jr./もっち/ 吉村なかば/伊藤美穂/桔川友嘉/小林きな子/伊藤聡子/衣裳 :小林巨和/アニメーション :金子大輔&リタ・ジェイ
/VJ:SphinkS/テーマ曲:ZIZZ STUDIO with ワタナベカズヒロ/制作協力:K-PRO/作・演出 JJポリマー

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【人形劇】・「 リズム&人形劇『君は僕の博士になると言った』」

ネイキッド初の人形劇!!(しかも2days!!)というのを見に行った。初日の11月4日(火)。
ブルースカイ、市川訓睦、中村たかしの三人のユニット「フロムニューヨーク」の公演だったらしい。

忘れないうちに早く感想を、と思って数日が過ぎてしまった。
結論から言うと、非常に刺激的な人形劇だった。

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【お笑い】・「JJポリマーコントライブ『実弾生活3』」

JJポリマーのコントライブ実弾生活3に行ってきました。
3月8日(土)、夜の部。
於:笹塚 デュオステージBBS

公演が済んだので、ネタバレありの感想です。

アンケートにも書きましたが、個人的にお気に入りは「ブラッド・ブラザーズ」、「桜田ファミリア」、「見苦しい男」です。

「ブラッドブラザーズ」は、「病気で入院中の会社の上司の子供を励ますために、部下が漫才をやる」という劇中劇というか、劇中漫才。
私、こういうの本当に大好物なので、堪能しました。

映画の「プロデューサーズ」とかですね。連想するのは。
1回、「とうていこれはないだろう」という極端にハジケきった漫才をやり、それにダメ出しが入って改良版をやる、という流れで、どっちも面白い。
「朝青龍がどうたら」「それ、オチ前です」「えっ、つながるの?」のくだりが良かった。
成田さんのコント作家としてのマニアックさが、いい感じで出ていた気がしますね。

「桜田ファミリア」も、成田さん作。「毎年、会社でやる花見のやり方を軍隊調に仕込んでいく」という軍人風の謎の男が出てくるコント。
ずーっと前、まだ成田さんのコントを観る以前、「軍隊コントをきわめたい」的なことがブログかどこかに書かれていたことを覚えてますが、なるほど、「軍隊コント」ってこういうことだったのかと。
テンポよく、非常に楽しかったです。
お花見の隊長(?)のような、オタク的狂気をはらんだ役をやると成田さんは輝いているなあ、と思いましたよ。

「見苦しい男」は、大森よしき氏作。
「好きな子の誕生日のために、バイトの後輩を誘ってサプライズパーティーを無理矢理やろうとする先輩」を成田さんが演じる。
「桜田ファミリア」では、完全にアチラ側に行った感じのキャラでしたが、こちらは、たぶんふだんはお調子者ではあれ、そんなに変わり者ではないであろう先輩が、サプライズパーティーのためだけにハジケている、というところがなんとも面白い。
タイトルどおり、先輩の見苦しさがあふれかえっていました。
また、この役は男前の成田さんがやるから面白いということもあるんでしょうねえ。
終盤、先輩の好きな女の子がやってきてからもストーリーがきちんと展開し、オチもしっかりあったし、ライブ全体の最後を飾るのにふさわしいネタだったと思います。

それと、書き忘れていたのが「孤独の晩餐」。
成田さんがムスカ役で料理番組をやる、というもので、(実は「ラピュタ」の内容を私はほとんど忘れてしまっているんですが)たぶんムスカが実際に行ったセリフだけでコントが展開するところが、単にアニメのキャラを出しました、っていうだけじゃなくてよくできていました。

実は私、前日の「アニメ会」のライブでも、サンキュータツオがコスプレしたムスカ大佐を観ていまして(笑)、二日連続でムスカに扮した人を見るなどというシンクロニシティがあるんでしょうか?
まあ、世代的に直撃だったっていうのがあるんでしょうけども。

「実弾生活」は、「2」も面白かったけど、今回の「3」でもっと面白くなってきたように思います。
ネタの配分も、マニアックな成田さん作と、わりとオーソドックスな大森よしきさん作でちょうどいいバランスになっていたのではないでしょうか。

以上、生意気なことをいろいろ書きましたが、素直に楽しめたということはもう一度、表明しておきたいです。

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平手の美樹ちゃん(平田の美樹ちゃん)

美樹とのこんにちわ。平田裕香の日記

>>昨年末から始まった『牧村美樹』の役作り。

>>デビルマンの原作を読んで驚きました。

>>彼女のキャラクターに、

>>原作の内容に。

マンガ「デビルマン」からのスピンアウト作品である、芝居「デビルマン  〜不動を待ちながら〜」も無事全日程が終わり、牧村美樹役の平田裕香嬢が自分のブログで原作マンガの感想を書いておられます。

……そりゃ驚くよなあ(笑)。

オタク的クソどうでもいいこととしては、私の知るかぎり、「少年マガジンコミックス」の形式で読むことがむずかしくなっている本作、いったいどのヴァージョンで読んだのかなどが気になりますが、

(あくまで印象として)おそらく、美樹役が回ってこなければ平田裕香は生涯、「デビルマン」を読むことがなかったと思われるので、たとえば「ジンメン編」とか読んでどう感じたのだろうとか思ったりした。

もっとも、芝居の方ではかなり意図的に美樹の性格を変えているフシもあるので、そのキャラ付けのギャップにも悩んだだろうとは思います。

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【演劇】デビルマン〜不動を待ちながら〜

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公式ページ

HOTROAD★TRAIN Vol.3

作: じんのひろあき、脚色・演出: 宇治川まさなり、企画: 山田とゐち、制作: OFFICE HOTROAD

於:アイピット目白

マンガ作品「デビルマン」の終盤、牧村邸にパニックに陥った人間たちが突入する直前の一夜。


牧村美樹の両親は連行され、美樹とその友人、そして不動明から「美樹を守ってくれ」と頼まれた男女数名が、籠城を余儀なくされる。


デビルマン・不動明がやってくることに唯一の望みを託して……。

その一晩の人間模様を描いた作品。

いやあ、すごく良かったですよ。

基本的に、悪魔と間違われているという状態で取り囲まれた人々が、自分が生きるために人を殺せるのか? とか、人を殺してまで自分は生きていたいのか? とか悩んだりモメたりするという内容なんだけど、

予想していたような安易なヒューマニズムにも、安易なアンチヒューマニズム(最近多いんだ、このテのが)にも走らない実に誠実な作品でした。

舞台は牧村邸での一室のみで、暗転とかはあるけど基本的に場面転換はなし。その中で1時間50分という時間を十数人の登場人物がどのように持たせ、そして原作どおりなら全員(牧村美樹までもが)死んでしまうラストになだれこむのか? を、見事に見せてくれましたね。

気合いが入っているというのか、何かこう骨を感じましたよ。

牧村美樹(平田裕香)以外はほとんど全員ダブルキャストなんですが(私が見たのは「チームデーモン」で、もうひとつが「チームサタン」)、

これならもう一方も見ていいと思いました。

たぶん役者によってかなり違うテイストになるタイプの脚本や演出ですねこれは。

惜しむらくは、「デビルマン」という題材を扱ったわりにはビックリするくらい会場が狭くて。

この内容なら、「デビルマン」という作品のヴァリューもあるのだから、3倍の会場でも入ったかもしれません。

まあ、実は平田裕香嬢見たさにチケットを取った私としては、まさか実物の彼女を3メートルくらいの距離で見られるとは思ってもいませんでしたが(笑)。

現在の政情不安などもコミにして「どう生きるか?」を考えたときに、「前向きになるしかない」ということを、安易に流れずに実にまっとうにつきつめた、ひさびさにいい作品を見せてもらったと思いましたね。

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