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【AV】・「(個人的激怒)業界まかせの一般人」

先日、NPO法人「ヒューマンライツ・ナウ」が発表した「アダルトビデオ強制出演」についての報告書なるものが出て、それに対してAV女優からは反発の声も出ている。
なんとなくそれらの記事を眺めていたら、あるコメントで、
「AV業界は社会貢献が足りない。偏った性のファンタジーをばらまいておいて、責任を取らないのはおかしいので、学校教育が後手に回っている性教育などをすべき」
という意見があった。
私の個人的な感想は、「えー、ふざけんなよ、じゃあおまえが率先してやれよ」
である。

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【AV】・「SODの応援歌とか知らん!! なんだこれは!!」

個人的な話だが、私は滅多にAVを観ない。
それは中高生くらいからそうで、理由はいろいろある(エロマンガは読んでいた)のだが、ここでは省く。
ネット時代になり、セルDVDになってから、私にとってはAVは観やすい環境になった。通販で買えるし、中古も安く出回っている。もっとも、そう思っているのは少数で、なんかみんな違法なやり方でタダで観てんでしょ?
実にけしからん。タダでAV観ている人はもっと業界にお金を落とすようにしないとダメだ。

前置きはこのくらいにして、SODというメーカーのDVDを買った。7月発売のものだった。
これが再生してみてビックリ、まったく聞きたくもない「SOD応援歌」なるものが流れ出した。
しかも、他の再生機では知らないが、ウチのものではスキップできないんだよ。
4~5分、えんえんとこれが流される。
ただ、黙って観ている(聞いている)しかない。
ネットで調べたら、7月の全タイトルにこの「応援歌」を入れたという。
気が狂っているとしか思えない。

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【アニメ】・「おたくのビデオ」

監督:もりたけし
脚本:山賀博之(岡田斗司夫名義)

ガイナックス作品。第1話「1982 おたくのビデオ」、第2話「1985 続・おたくのビデオ」の二部構成。

1982年。大学に入学し、テニス部に入った久保健は、高校時代の友人・田中にエレベーターの中でバッタリ出くわす。
田中はマンガを描いており、彼の周辺にはSF、アニメ、特撮、ミリタリー、コスプレ、アイドルなどさまざまなオタクたちが集っていた。
テニス部よりも田中たちとつるむことが面白くなってしまった久保は彼女にふられてしまうが、一念発起して「おたくの中のおたく」になることを決心し、起業する。

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【AV】・実写版「ファミレス戦士プリン」

Purin
[amazon]

公式ページ

(以下、リンク先より引用)
出演:香坂百合・小坂めぐる
監督:キムラケイサク
品番:IFDVA-038
定価:¥3,980
収録時間:180分

イフリートの集大成!堂々完成!
「ひのき一志」原作の人気コミック「ファミレス戦士プリン」が待望の実写AV化!!ファミレス戦士プリンを演じるは人気女優「香坂百合」「小坂めぐる」の巨乳アイドルのWキャスト。いきなりファミレス「アラモード」の店長に任命されてしまった主人公、シュウタ。。彼はこの店の重大な秘密を知ることになる。ファミレス「アラモード」の真の姿この店こそ、世界の悪から地球を守る「地球防衛隊」の基地だったのだっ!。AV初!CG合体ロボ登場!特撮ヒーローパロディとAVのみごとなコラボレーションをおたのしみ下さい。
(引用終わり)

予告(Youtube)

予告(ニコニコ動画)

ドラマ部分は、昭和テイストを出すために画面にフィルムっぽいエフェクトをかけ、Hシーンになると急に画像が鮮明になる「Hディメンション方式」を採用しているそうです。
この「ナントカ方式」というのも、昭和の底抜け超大作やホラー映画にはよくあった惹句ですね。

12月4日発売だそうです。

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【ドラマ】・「名探偵モンク」

Monk_1

NHKBS公式

VHS レンタル専用 2003/6/27発売:ユニバーサルピクチャーズ
2002年製作 米
監督:ディーン・パリゾット

何者かに妻を殺され、犯人を見つけられぬショックで高所恐怖症、潔癖症、過敏症、記憶の交錯などさまざまな神経症が併発してしまった元刑事で現在犯罪コンサルタントのモンク(トニー・シャローブ)。
彼は、刑事への復職を目指し私設看護婦シャローナ(ビティ・シュラム)とともに、天才的な推理力で難事件を次々と解決する!
1話完結の推理ドラマ。

アメリカで始まったのは数年前で、BSでやったりビデオ化されたのもけっこう前だけど、BSが観られないウチとしてはツタヤとかで借りて観るのに時間がかかったのよ。
ものすごく大ざっぱに言えば「刑事コロンボの神経症版」とでもいった感じ(あ、プロットとしては最後まで犯人やトリックはわからないタイプ)。

コロンボの面白さの一因として、決して社会的地位は高くない刑事のコロンボが、上流階級だとか知識階級の世界に食い込んでは犯人を捕まえてみせる、という爽快感があると思う。
で、本作では神経症によって休職に追い込まれたモンクと、彼の専属看護師であるシャローナ(バツイチで子持ちで教育もそんなにないっぽく、どこぞであんまり上品とは言えないダンサーをしてたとかいう過去がある)が探偵コンビとして、彼らをうさんくさく思う容疑者をとっつかまえるのが爽快である。

また、全編に渡ってコメディ的要素が強く、神経症を扱った少々ブラックなギャグ以外にも、たとえばトリックがいまいちでもギャグで取り返したりといったエピソードもあって、毎回あなどれないつくりになっている。

さらに、モンクの神経症は真剣に検証すると、何となくそれらを併発することはないんじゃないかという、たぶんありえない症状になっているんじゃないかと思う。そして、それがまたひどく一般の人にもありそうな感じなのだ。
人間関係や時間や、モロモロのことに追いかけ回されている人々にとって、モンクの症状は他人事ではないだろうし、そう思える人にとっては本作のペーソスが十分に理解できるだろう。

個人的にはどのエピソードか忘れたが、モンクを人間的には尊敬しつつ、刑事という職を考えて心を鬼にして復職に賛成しない警部や、
症状が強まったということで病院に入院したモンクが、病院内で隠蔽されている事件に気づいてしまい、しかし次々に証拠が無くなったりするために「自分はおかしいんじゃないか」と悩んでいるときに、シャローナからある方法で「あなたは正常よ」と書かれたメッセージが届くところなど(『事件5:重要参考人:サンタクロース』)は、泣けましたよ。

ビデオ化されている中で推理ものとして傑作だと思ったのは、ホテルでの殺人現場は目撃されているのに死体があとかたもなく消えてしまった『事件9:消えた証拠死体』、
飛行機恐怖症のモンクが機内で殺人の疑いのある男に遭遇、自分の証言を疑う乗客たちの間で殺人を立証しようとする『事件12:完全犯罪へのカウントダウン』かな。
とくに後者は「フライトプラン」なんかよりよっぽど面白いですよ。

また、本作では看護師のシャローナのキャラ立ちが魅力だったのだが、どうやら第二シーズンでは降板してしまったようである。次にやっているのはどんな人なのかなー。
それと、第二シーズン以降もビデオ化してほしいです。

あ、それと監督は「ギャラクシー・クエスト」の人なのね。そりゃギャグは冴えるわ。

『MONK ≪モンク≫』 全6巻
Vol.1『事件1:狙われた市長候補』
Vol.2『事件2:殺人現場で生まれた恋』『事件3:陰謀の観覧車』
Vol.3『事件4:億万長者の殺し方』『事件5:重要参考人:サンタクロース』
Vol.4『事件6:大地震のち殺人』『事件7:第一発見者は超能力者』
Vol.5『事件8:完全アリバイを崩せ』『事件9:消えた証拠死体』
Vol.6『事件10:盲目の目撃者』『事件11:復讐殺人はベッドルームで』『事件12:完全犯罪へのカウントダウン』

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【映画】ゴキブリ刑事

1973年、石原プロ=東宝
監督:小谷承靖、脚本:剣持亘、原作:新岡勲
出演:渡哲也、地井武男、加賀まりこ、大門正明

暴力団を「ゴキブリ」と呼び、その犯罪の追及には容赦がないバイオレンス刑事・鳴神の活躍を描く。
明確に1971年の「ダーティハリー」の影響下にある作品。
プロット自体が似てるんだよな。

しかし意外に展開は複雑で、警察内部に黒幕がいるっぽい描写があったが、最後まで見たけどよくわからなかった……。

ブルドーザーを何台も使ったアクションシーンは、意外と言っては何だが派手で、いい意味で裏切られた。
「西部警察」の第一話なんかは、この辺のアイディアと関係があるのかもしれない。

「ミスター・タレサン」(私が勝手に命名)渡哲也のカッコよさは格別。
冒頭、朝起きた鳴神(渡哲也)が、水にインスタントコーヒーをブッ込んでがぶ飲みするところなんかはもう、シビれるね。
さらに、今のオヤジキャラからは想像もつかない、骨太だがどこかにインテリ的な線の細さを残している地井武男がいい。
また、かつて鳴神にやくざの夫を殺され、恨みが愛情に変わった加賀まりこのキャラクターも、これまた70年代節が横溢していてたまらない。

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【映画】ブルーベルベット

1986年、米
監督:デヴィッド・リンチ
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50年代のおもかげのある町に住む青年が、ひょんなことから地面に落ちた耳を拾う。
そして、表面的にはのどかな町の裏で恐ろしい闇の世界が広がっていることを知る。

まず最初に聞くが、私という人間がこんな昔の映画を見て感想を書いて、みんな読みたがるだろうか?
しかも、私は映画マニアでさえないのである。
でも、書く。
気分がイライラしてるから。

いやー、何で主人公が自分から事件に首を突っ込むのか、そして毎回まいかい殺されずに助かるのかがサッパリわからなかった。
ラストのクライマックスで殺される二人もだれが殺したのかわからないし。
まあ、映画全体のイメージ……「陽光の下には人間の暗部が」みたいなことをビジュアル的に描くという手法はきっとこの人あたりがオリジナルだと考えていいんだろうな、と感じたのには収穫があったと言えば収穫だが。
(直接ではないかもしれないが、オムニバス映画「鏡地獄」の「蟲」なんかもこのあたりの映像表現の影響があるんだろうね。)

「古きよき50年代」、しかもアメリカのそのときなんてまったく思い入れのない私にとっては、それがグダグダになろうがどうしようが知るかよ、みたいには思ってしまいましたね。

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