映画

【アニメ映画】・「宇宙戦艦ヤマト 復活編」

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企画・原作・製作総指揮・監督:西崎義展
原案:石原慎太郎
脚本:石原武龍、冨岡淳広、西崎義展

「宇宙戦艦ヤマト」が、惑星アクエリアスのなんちゃらかんちゃら(もう忘れてたよ)でなんちゃらして17年くらい。
「移動性ブラックホール」が太陽系に接近し、地球を飲み込みこんでしまうことが発覚する。
人類は、その後何年かかったか忘れたがとにかくあらゆる回避策を考えた。「地球の軌道を一時的にずらす」ことすら検討したという。そして、最終的に地球を捨てて2万7000光年離れた惑星アマールの月へ移民するしかないと結論を下す。

しかし、移民船団はいずれも国籍(?)不明の敵からの攻撃を受けて消息不明に。ちなみに、第1次移民船団に搭乗していた古代進の妻、雪も行方不明になってしまった。
その後いろいろあって、当然だがヤマトは甦り、第3次移民船団の護衛艦隊旗艦となる。
辺境惑星で貨物船の艦長か何かをやっていた古代進は真田さんのススメで新生ヤマトに搭乗、移民船団を率いて地球から旅立つ……。

まず前提として。
展開がタルい。
それだけは最初に言っておきたい。これは「ヤマトだから」、「西崎義展だから」、「石原慎太郎だから」という問題ではないだろう。また、展開の重要部分を人々のセリフや話し合いだけで進めようとしていたのにも閉口した。

以下に書くのは、それを大前提とした上での話である。
なお、盛大にネタバレをしているので注意ね。

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【雑記】・「洗脳の甘美な誘惑」

マイケル・ジャクソンが亡くなるちょっと前くらいから、たまたま聞いていたラジオでマイケル再評価的な話があって、その後残念ながらマイケルが亡くなり「THIS IS IT」が公開されたあたりから、一気にマイケル再評価的な気運が高まって行っていると思う。

実は私は「スリラー」のPVも通して見たことがないくらい、マイケルになじみがなかった人間なのだが、ヒットしているというので野次馬根性で「THIS IS IT」は見に行った。とてもよかった。
そして、漠然とマイケルと自分の、リアルタイムの接点について考えたときに、ひとつだけ思い浮かんだ作品があった。
それが、ディズニーランドで1987~1996年まで公開されていたという立体映画「キャプテンEO」である。

Michael Jackson - Captain Eo part 1 of 2

(マイケルの踊りだけ堪能したい方は後半から。)
Michael Jackson - Captain Eo part 2 of 2

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【イベント】・「伊勢田大博覧会4」

Iseda4web_top
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ようこそ伊勢田大博覧会4へ!
■ごあいさつ

神戸在住の映像作家・伊勢田勝行さんは少女マンガ家を目指し、ずっとマンガを描き続けていました。
そんな彼の夢は、自分のマンガがテレビアニメになる事でしたが、マンガ家としてデビューすらしていない彼にとってそれは儚く遠い夢でした。でもある時気が付いたのです。

自分でアニメ化すればいいんじゃないか?

・・・・と、いうわけで彼は自分で描いたマンガを原作にしてアニメを独流で作り始めました。
シナリオ・原動画・トレス・彩色・撮影・編集など、全ての行程において独自の手法を駆使しさらには主題歌だけでなく、登場人物全員の声まで演じたので極めて純度の高い“伊勢田ワールド”が誕生したのです。

さて、原作マンガは山ほどあります。出版社に持ち込んではボツになったマンガが泣くほどあります。
ではどの作品から手を付けるか?普通の人なら迷うところですが、伊勢田さんは違いました。
月曜はAというアニメの原画を描き、火曜はBという別の作品に色を塗り、水曜はCという作品の撮影をファミレスで行い、店員さんに

「お客様。当店ではアニメの撮影はご遠慮いただいております。」

と注意されたり・・・・。ちなみに木曜と金曜は新作マンガに取り組んでいるそうです。
『伊勢田大博覧会』は、そんな彼が創ったアニメや特撮映画をみんなで楽しみましょう!というイベントです。
伊勢田さんのアニメはちょっと・・・・というか、かなり変わっているから、初めての人はビックリするかも知れません。
でもきっと、この世界のどこかに、伊勢田さんの作品を楽しんでくれる人がいるはずです。
ぼくらはそんな“仲間”に出会いたくて上映会を開く事にしたんです。

みなさんにお会い出来る日を伊勢田勝行さんと一緒に楽しみにしています。

映像温泉芸社一同  2009年11月
会 場

シネマボカン(BAR GARIGARI) WEBサイト

東京都世田谷区代沢2-45-9 飛田ビルB1F(Google map)


【アクセス】
◆池ノ上駅から
 京王井の頭線池ノ上駅下車、徒歩0分

◆渋谷駅からのアクセス
 京王井の頭線で3駅池ノ上駅下車、徒歩0分

◆新宿駅からのアクセス
 小田急線下北沢駅乗換え京王井の頭線池ノ上駅下車、徒歩0分
 小田急小田原線下北沢下車、徒歩10分
 小田急小田原線東北沢下車、徒歩10分

※専用の駐車スペースはありません。

※上映イベント終了後、舞台を新宿に移し、
 打ち上げ(『伊勢田勝行ディナーショウ』)を行います。
 どなたでもご参加いただけます。(要予約)
 詳しくはこちらをご覧下さい。
開催日:2009年11月28日(土)15時から17時40分まで(開場:14時40分)
料金:1,500円(当日券・前売り券とも)
前売り券:こちらからお申し込みください。
(伊勢田ディナーショウのお申し込みも同時に出来ます)
代金のお支払いは原則として銀行振り込みとなります事をご了承下さい。

※ 前売り券の販売数が定員数(50席)に達した時点で当日券の販売はありません。
出演 伊勢田勝行

司会:酒徳ごうわく(人喰い映像作家)
    インボーマン(企画・構成) 他
グッズ販売
伊勢田アニメDVDを各種販売いたします。
また、この会場でしか買えない『伊勢田博覧会バージョン(字幕付き)』も特別販売!
   
■プログラム

プログラムは予告なく変更になる場合がありますので油断なりません。
アニメーション作品

◆瞳の奥のレジェンド(ひとみのおくのれじぇんど)

◆1/2編ミューズ(にぶんのいちあみゅーず)

いずれも2009年・伊勢田大博覧会4バージョン

特撮作品
◆聖ジェルノンDロゼ(さんたじぇるのん・でぃあまんろぜ)

『瞳の奥のレジェンド』主題歌 歌:伊勢田勝行

■伊勢田勝行ディナーショウ

(打ち上げはカラオケ居酒屋で!)※要予約
会場 カラオケ個室居酒屋 『忍者・新宿店』 
東京都新宿区歌舞伎町1-12-3 MONビル3~4F(MAP)

内容 どなたでもご参加いただける打ち上げです。
3時間でガツンと食事付き、ビールも含めて飲み放題です。
伊勢田ソングに酔いしれて下さい。

会費:お一人様3,500円(税込)
時間 19時から22時まで
定員数:50名程度

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【雑記】・「やわらか柔軟剤ゴックゴク一気飲み」

山口和彦監督、「怪猫トルコ風呂」鑑賞。
於:銀座シネパトス。
1975年の邦画で、赤線が廃止になりトルコ風呂が開業、室田日出男にだまされ続けたけなげなトルコ嬢(谷ナオミ)が、さんざんひどい目に合わされた挙句、化け猫となって復讐する。

2年くらい前に観て、あまりに面白かったのでもう一度観に行った。
で、やっぱり面白かったので大爆笑して帰ってきた。

で、ひと晩経って感想を検索していたら、以下のようなブログにぶち当たって驚愕してしまった。
(文章は適当にまるめてある。)

「観に行ったら劇場に笑い屋が大量発生していてうんざり。殿山泰司(悪徳トルコ風呂経営者)が、室田日出男とその愛人で殿山の妻でもある真山知子(両方悪人)にめった刺しされるシーンにまで馬鹿笑いしていて不愉快だった。
旧作を上からのいびつな目線で観て競い合うように爆笑していた映画秘宝ファンのような観客には心底うんざりした。」

実は、ものわかりのいいオッサンのふりをすれば、「映画館で笑うところではないところで笑う客」という問題は以前からある。

・その1
大槻ケンヂがエッセイで、
「空手バカ一代の映画を観に行ったら、ゲラゲラ笑っていたお客さんが極真の門下生かもしれない男性に一喝されていた。その門下生かもしれない男性にとっては大山倍達は師であり、師の映画を笑われることは非常に不愉快だろう。こういう映画は、笑いたいところをこらえて笑ってはいけないのだ」(大意)
というようなことを書いていたこともある。

私自身も、「明確に『信者』が観るためだけの映画」を観に行ってわざわざ大爆笑するようなことはない。
その会場においては、自分は脇役だから。
主役は信者の方々。

それに、「モノをナナメから観る」という「視点」があまりに定着しすぎてしまったために生じるクリエイター側の不愉快さ、あるいは鑑賞のゆがみ、というものを感じることもある。

というか、こちとらそんなことをもう20年くらい考え続けているのだ。
笑う方だって、伊達や酔狂じゃないんです。

一方で、井口昇監督の「片腕マシンガール」という映画がある。
弟を殺され片腕を切り落とされた女子高生がマシンガンを装着して復讐するという作品だ。

この映画は作品の冒頭に監督自身が登場し、鑑賞法をレクチャーしてくれる。

うろおぼえだが「残虐シーンでは盛り上がりましょう! 笑えるところでは笑いましょう! でも、倫理的に笑ってはまずいようなシーンでは笑うのを慎みましょう」みたいなことを言うのである。

もちろん、「怪猫トルコ風呂」と違って「片腕マシンガール」は、最初から「狙った」映画ではあるのだが、
それにしたって、「笑ってもいい残虐シーン」のある映画は存在する。

くだんのブロガーが不愉快に思ったという「殿山泰司がメッタ刺しにされるシーン」は、悪人同士の欲望がもつれて、悪人が悪人をブチ殺すという場面で……、なんでこんなこと解説しなきゃならないのだ、私は国語の先生か? と思うが(まさに「上から目線」で(笑))、欲にまみれて餓鬼道に堕した人間たちが、醜くともぐいをしあうシーンなのである。

恐ろしくても、やっぱり笑えてしまうシーンなのだ。あるいは笑えてしまうけど恐ろしいシーン。意味は同じだ。

真山知子が谷ナオミを拷問するシーンでも笑っている客がいてブロガー様は不愉快だったらしいが、その場にいた私が感じるかぎり、殿山泰司惨殺シーンよりも笑いは少なかった。
それは観客の倫理観でもある。

もっとも、谷ナオミが「緊縛女優」と言われていたから緊縛シーンを入れたのだろう、と思えばやはり笑ってしまう人はいるだろう。

・その2
「怪猫トルコ風呂」という映画、「化け猫映画とトルコ風呂をプラスして新機軸を狙ったもの」で、何か重大なことを訴えるというたぐいの作品ではない。
鑑賞態度としても、「恐がらせよう」というシーンで笑ってしまうというのは製作者側の意図と違っているといえば違っているが……それにしてもねえ、この映画をリアルタイムで観て恐がっている人がいたとも思えない。

不幸続きで化け猫に変貌する谷ナオミの境遇は確かに悲劇だが、「笑ってはいけない」っていうヤツはそこに感動して涙しろとでもいうわけ?
ブロガーの年齢がいくつかわからなかったのだけど、1975年時点でも、この手の映画はバカバカしいと思われていましたよ。当時の観客で爆笑するような人がいなかったというのは、こういう映画を真剣に観るような人がきわめて少なかったからだというだけのことである。

「映画秘宝の好きそうな客」って書いてあったけど、それをすれっからしの映画マニアだと批判するのなら、「笑ってはいい映画といけない映画」を十把ひとからげにして観客批判をするオマエだって何様なの、と。

そもそもが、「作品の鑑賞態度」というのはある時期まで(70年代初めくらいまで)抑圧的なものだったわけですよ。「こう観るべき」というのが決まってた。マジメなものは笑っちゃいけなかった。

そこに多様な視点を持ち込んだというのは、時代の流れから言えば観客の解放だったとすら言えるわけ。

で、それが広がりすぎちゃって、逆に「マジメな観客」を抑圧するという逆転現象が少し起こっているのかもしれないけれど、こと「怪猫トルコ風呂」の鑑賞態度に関していえば、あらゆる側面から検討して、これを笑わずにどうしろというのよ。

こういう映画こそ、個別具体的に検討しないといけませんよ。

・その3
あ、あとまた別の話を思い出したけど、何年か前に「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」という映画を観に行ったら、主演の荒木一郎が上映前のトークで出てきたんだよ。
知らなくて驚いたけど、トークが終わった後、荒木一郎がお客さんと一緒に鑑賞するって言って。

それで、どうしてもやっぱり笑えてしまうシーンも出てくるんだよね。それもはっきりギャグとはいいがたいシーンが。なにしろ主演の人と一緒に観ているわけだから、どういう態度をとっていいかとまどってしまった。
でも観客は笑ってましたよ。あきらかに荒木一郎ファンとおぼしき人が多かったけどね。
荒木一郎ご本人も、鑑賞後も上機嫌でした。

本来、ポルノとかホラーっていうのは、「笑い」と「驚き」と「恐さ」と「エロさ」っていうものが混然となっているでしょう。
でも、観客はどんなに複雑な感情が浮かんでも、笑ったり悲鳴をあげたりといった単純な態度しか取れないんだよ。
しかも、映画館で悲鳴をあげる人ってあんまりいないですよね。

恐くても、感動しても、本来の意味でのギャグシーンでも、「笑い」がこみあげてくるっていうのは、あるものなんだよ。

まとめ。
この手の「笑っていいかいけないか」っていう議論のときには、「笑うこと」の批判者に「つくり手は自分のどうにもならない心情をフィルムに焼き付けているはずだ」という思い込みが無意識のうちに前提としてあると思う。
いやよしんば監督の山口和彦がものすっごい真剣に、谷ナオミ演じる女性の不幸を描きたかったという可能性はなくはないけれども、しかしまあそういう映画じゃないと思いますよ。

プロレスで「真剣勝負なんですか」と言われて、「真剣にやってるから、真剣勝負だ」っていう話があるけど、映画でもなんでもそれと同じで、つくっている人はそれは真剣ですよね。そう思いたい。

でも真剣につくっているからといって、内容が真剣であるとはかぎらんでしょう。

もちろん、何でもバカにして笑っていいというものではないが、「笑えという明確なメッセージがないものに笑ってしまうとはどういうことかの検討」という歴史的背景をふまえない脊髄反射的な批判には、自分はいつも危機感を覚えている。

確かに「さあ笑ってやろう」っていう、それ以外の視点を持たない困った客というのもいるんだが、今回のエントリでは意図的に、そっち側ではない「マジメな観客」を批判することにした。

もう一度繰り返して書くが、今回のエントリにかぎっては、私は「鑑賞態度の歴史的背景を勉強しようともせず自分は旧作を理解していると思い込み、多様な視点を許さない頑迷な映画ファン」を批判する内容にしたので、文意を誤解しないでほしい。

追記:タイトル少し変えました。

関連エントリ:
【雑記】・「大量につくり飛ばされるものの鑑賞について」

【雑記】・「ホルモン教異聞」

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【映画】・「奇想天外シネマテーク7」

奇想天外シネマテーク7
10/31(土)~特別レイトショー上映決定!

10/31(土)~11/12(木) 
特別レイトショー 21:00より1回上映
料金:1300円均一 (シニア1000円)

昭和戦後という時代はまさに奇想天外な時代だった。経済成長というコースに従ってさえいれば、ほぼどんな ことでも“新しい時代”だからということで許された。そんな中で作られた映画が奇想天外なのはアタリマエで・・・・。

10/31(土 )~
11/3(祝火) 4日間 『怪猫トルコ風呂』
(1975年/東映/81分)
監督:山口和彦 出演:谷ナオミ/大原美佐/室田日出男

11/4(水)~
 11/6(金)  3日間 『資金源強奪』
(1975年/東映/92分)
監督:深作欣ニ 出演:北大路欣也/川谷拓三/室田日出男

11/7(土)~
 11/9(月) 3日間 『実録三億円事件 時効成立』
(1975年/東映/89分)
監督:石井輝夫 出演:小川真由美/岡田祐介/絵沢萌子

11/10(火)~
 11/12(木) 3日間 『東京ディープスロート夫人』
(1975年/東映/77分)
監督:向井 寛 出演:田口久美/室田日出男/南城竜也

◆トークイベント! 11/2(月) 20:40より 
【B級物件評論家 唐沢俊一×映画監督 中野貴雄】
おふたりが奇想天外な4作を解説。より映画を楽しく鑑賞するための手引きをしてくれる企画第7弾!

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【アニメ映画】・「くもりときどきミートボール」

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監督・脚本: クリス・ミラー、フィル・ロード

アメリカのアニメ映画。
映画館の予告編で、空から巨大なホットケーキが降ってきて学校を押しつぶし、子供たちが、
「学校がなくなったァ~!!」
って喜んでいるシーンを観て「こりゃちゃんと観るしかないな」と心に決めていたアニメ。

どこがつくっているかとかも知らないんだけどね(ピクサーでもドリームワークスでもないっぽい。調べてない)。

結論からいうと、かなり良かった!!!!!

何をやっても突飛で役に立たない発明しかできない青年・フリントが、ある日「水から食料をつくる機械」を発明。
それが人工衛星みたいに偶然打ち上がってしまい、青年は自由自在に食べ物を空から降らすことができるようになる。

フリントの住む島は、サーディンの漁とその加工・販売しか産業がなく、またサーディンも食いあきられて、島としては死に体になっている。
そこでこの島の市長は、フリントの「食べ物を降らす能力」を使って町を観光化することを提案。
今までずっと役立たずの発明家とバカにされてきた彼は、市長のアイディアに乗ることにするが……という話。

私、アニメのことはよくわからんがとにかく空から降ってくる食べ物の質感とかがすごい。
ゼリーのプルプル感とか、シロップのトロトロ感とか、とにかくすごいと思った。

お話は主人公のフリント、町にやってきた気象予報士の女の子、そして赤ちゃんの頃に町のサーディン産業の広告に使われていたことだけをアイデンティティにしてきたバカ青年の三人の自己実現に、主人公と漁師である父親のギクシャクした親子関係の修復がからむ。
ベタな話だが、けっこうよくできてるんだよなあ。

脚本や演出の出来としては、「モンスターVSエイリアン」の雑な感じとは比べものにならない。

ただし、あまりの食べ物を粗末にする感じは日本人にはちょっと受け入れにくいかも(後々、みんなしっぺ返しを食う展開とはいえ)。

と、ここまではmixiにも書いた話なのだが、以下にちょっと別の話をします(基本的に本作とはぜんぜん関係ない話です)。

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【映画】・「劇場版 虫皇帝」

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監督・構成:新堂冬樹

いろんな虫(海外の高そうなもの多し)を「昆虫軍」と「毒蟲軍」に分け、アクリルのケースかなんかの中で死ぬまで戦わせ、チーム戦でどちらが強いか戦わせるという一種のモンド映画。

構成は完全にK-1やらの格闘技番組のソレで、映画的な物語はない(K-1的な物語はある)。

とにかく、虫同士が食い合って殺しあう様は苦手な人にとっては地獄絵図、吐気をもよおす内容で、しかも虫同士だからかR指定も入っていない。
70年代ならともかく、21世紀の現在、こんな映画がしかも劇場で公開されるとは、そのこと自体が衝撃でビビりまくった。
しかも70年代のモンド映画にはかろうじてあった「人は大自然の残酷さを知らなければならない」的なエクスキューズも皆無である。なにしろ、自然界ではぜったい出会わないであろう虫同士が戦ってんだから。タンザニアの虫とかいたな。

この映画、喜ぶ観客は自身の心に何の言い訳もできずに残酷ショーを楽しむことを、送り手に強要されているワケだ。言うなれば観客自身も、送り手のサディスティックな視線にさらされていると言える。それがショッキングなのだ。
拒絶する者はもっと嫌な気分にさらされる。この飽食の時代、どこまでが「殺していい命か」の曖昧さを突きつけてくるからだ。

さて、本作の監督・新堂冬樹が、本業の小説の世界でもある種のサディズムに貫かれた作品を描いていることを私はある程度は知っている。
だけれども、それを「残酷な作家・新堂冬樹がお遊びで恐いことをやっていますよ」という文脈でとらえると面白くもなんともなくなってしまう。
それでは大藪春彦のハンティング風景を見させられるのと同じようなものだからだ。

それよりも、ホストものにもやくざモノにも闇金モノにも興味は無いが、「虫同士が戦う」ことだけに興味がある人が一定量存在し、そして新堂冬樹の作品に何の興味もないその人々が「虫の戦い」という一点のみで関わってくる、そういう状態そのものの「モンドさ加減」、「マヌケ感」に思いをはせた方が、私にとっては何倍も面白いのである。

なお、私自身は「むきだしの暴力」(虫を殺し合わせることを含む)を露悪的に出すこと自体に、現状の日本社会を揺るがすほどの負のパワーはないと考えている。
それは、おそらくショッキングではあっても現状追認でしかないだろう。

だからこそ、批評性を持ちそうでいてほとんど持たないからこそ、この映画は現状においてモンド足りえていると思う。
意味があるとしたら、それは前述のとおり、送り手と受け手が強制的に共犯関係となる、そのこと自体だろう。この映画に出てくる虫たちが「本当に死んでいる」という一点のみにおいて。

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【アニメ映画】・「サマーウォーズ」

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監督:細田守、脚本:奥寺佐渡子

いやーものすごく面白かった。一食抜いても観に行った方がいいと思います。

私個人の鑑賞ポイントは、「親戚同士」というか「大家族的な集団」を、2009年にどう描くかにあった。
悪い意味でノスタルジーに走ったり、逆に個人主義的観点から存在しない大家族を描いたり、そういうことはいっさいなく、とにかく「そこにいる人たち」としての存在感で押しきっていく、そういうところが実に頼もしかった。

細田監督は、仲間や地縁・血縁や、逆にそこから離れていこうとしている者、「みんなといること」と「孤独であること」の振れ幅に敏感である人のように思う。そういうところが、本作が「仲間、連帯」の方に針が振れていても安心して見られる一因であるのだろう。

以下はまあ、読んでも読まなくてもいい話。
「家族が自分たちを守る」ということと「世界を救おうとする」ということには、どんな状況でもある地点でぜったいに乖離が生ずる。これは普通にどう考えてもそうで、「仲間でも何でもない人同士が、当人のあずかり知らぬところで関わっている」のが近代社会である、とも言える。

70年代以降、エンターテインメントの世界では「個人主義」と「家族的連帯」が、たいていの場合結びつかないままにそれぞれがユートピアとして描かれることが多くなった。もっとも、60~70年代、世界を一枚岩として把握できると感じたこと自体が間違いだったのかもしれないのだが。
(ちなみに、両者を結びつけるのがときおり「恋愛」という要素なのである。)

本作では「家族の連帯」が「世界の連帯」にまで果たして至れるのか、というところを実にうまく、映画的快楽として描いているのでそこら辺に注目して観ると……まあ私はいいと思うな(そこが本作のテーマというわけでもないんだけどね)。

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【萌え談義・その9】・「チョコレート・ファイター」のジージャーは萌えか否か

チョコレート・ファイター公式ページ

ネットウロウロしていたら、映画「チョコレート・ファイターの主演のジージャーは萌えじゃないところがいい」と書いてあったので、その辺のことについて書く。

なお、「チョコレート・ファイター」は美少女がムエタイで悪人をバッタバッタとなぎ倒すアクション映画です。

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【映画】・「口裂け女0 ~ビギニング~」

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監督・脚本:児玉和士

幼い頃に両親を亡くした姉妹、姉の弥生と妹の美里。美里の顔には幼い頃の火傷の後があり、精神を病んでいたが顔の手術は成功。しかし、美里は自分の手術の成功を信じようとはせず、火傷の原因となった姉をなじるのであった。

山奥で二人は白骨死体を発見、それは老心理学者の妻・サチコのものであった。
で、なんだかんだあってある夫婦が殺害される事件が起きる。弥生は美里がやったのではないか? と疑惑を抱く。はずである、確か(くわしいことは忘れた)。

過去の「口裂け女」シリーズと関係あるのかないのかわからんが、とにかく現時点でコレがいちばんひどいと思った。
しかし、他のブログで書かれているようにまったくどうしようもない、ということでもない。
まずは「いいところ」から書く(若干ネタバレあり)。

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