音楽

【アイドルソング】・「赤いスイートピーは地雷女の話か?」

ツイッターを眺めていたら、「松田聖子の『赤いスイートピーの歌詞は、男を振り回す地雷女を描いている」という書き込みがあり、「んんっ?」となった。
百歩譲って「そうとも読めるよね」という話なら、まあ……一種の「解釈遊び」なので引きさがってもいいが、もしも「本当に地雷女を描いている」と主張したいのなら、それは間違っている。

それは80年代アイドル歌謡の定番を無視した発言だ。

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【雑記】・「ゴーストライター事件その2」

いろいろと続報が入って来たので、続き。

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【雑記】・「だから『あやまんJAPAN』はすごいんだって!!」

もう「デビュー」してから1年以上は経つ、謎のパフォーマンス集団「あやまんJAPAN」。
ここ数年で、お笑い専業以外のタレントでは、個人的にもっとも衝撃を受けた三人だ。
彼女たちは「好き」という人と「嫌い」という人の差が大きく、お笑い芸人ではないのでまともな論評の対象になったこともない。
だが、この「まともな論評の対象になったことがない」ことこそ、彼女たちのすごさを表しているのだ。
以下、あやまんJAPANのすごさについて箇条書きしていく。

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【書籍】・「創られた『日本の心』神話 『演歌』をめぐる戦後大衆音楽史」 輪島 裕介(2010、光文社新書)

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「演歌は日本の心」とよく言われるが、現在の「演歌」イメージがいつ頃から生成されたかを検証する本。
執筆者はジメジメ演歌ではなくもっと明るい歌謡曲が好きなようだが、変なあてこすりや自分の趣味に合わないものを糾弾する姿勢は希薄で、好感が持てる。

60年代のサブカル史、すなわち品行方正な文化を志向する既成左翼から周縁文化を持ち上げる新左翼的言説までの流れを詳細に追っており(その後「J-POP」という言葉が出てきてから現在までも論考の対象になってはいる)、「同じサヨクでも言ってることが違うじゃん」と思う若い人は、2000年代までのサブカル評論における思想的背景の概略が把握できる良書である。

ただし、私自身は日本の戦後歌謡史にも疎いし、音楽の専門知識を有しているわけでもない。だから、本当に細かいところまでの、本書に書かれていることの厳密性は保証できない。
しかし、前述のように「同じサヨクでも言っていることが違う」という「流れ」の記述の正確さについては、かなり太鼓判を押すことができる。
そしてそれは、現在の広義のサブカル評論の地図を思い描くにあたっても重要な、基礎教養的な部分なのである。
以下には、その辺のことについて(本書の内容からはやや離れるが)書いてみたい。

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【雑記】・「アメリカでアニソンイベントを開催した男」

アメリカでアニソンイベントを開催した男(デイリーポータルZ)
わーいキムラケイサクさんが載ってるぞー。
後で読もう。

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【雑記】・「洗脳の甘美な誘惑」

マイケル・ジャクソンが亡くなるちょっと前くらいから、たまたま聞いていたラジオでマイケル再評価的な話があって、その後残念ながらマイケルが亡くなり「THIS IS IT」が公開されたあたりから、一気にマイケル再評価的な気運が高まって行っていると思う。

実は私は「スリラー」のPVも通して見たことがないくらい、マイケルになじみがなかった人間なのだが、ヒットしているというので野次馬根性で「THIS IS IT」は見に行った。とてもよかった。
そして、漠然とマイケルと自分の、リアルタイムの接点について考えたときに、ひとつだけ思い浮かんだ作品があった。
それが、ディズニーランドで1987~1996年まで公開されていたという立体映画「キャプテンEO」である。

Michael Jackson - Captain Eo part 1 of 2

(マイケルの踊りだけ堪能したい方は後半から。)
Michael Jackson - Captain Eo part 2 of 2

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・「音楽と漫画」 大橋裕之(2009、太田出版)

Ongakutomanga
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ロクに楽器も弾けないヤンキーたちが、思いつきでバンドをやることになり……という話。
一見落書きみたいな絵なんだけど、きちんとマンガを勉強した形跡が……とか何とかいうよりも、ネームとして実にキッチリできており、力の抜けた絵柄とマッチしている。
1ページ目から何とも言えぬ感覚に引き込まれ、最後まで夢中で読んでしまう。
そういう作品だった。

狙っているんだけど狙ってない、狙ってないけど狙ってる、「大リーグボール3号」みたいなフワフワした球筋に、すっかりやられてしまったという感じだ。そして、「投げている」という意志があるということは、最終的には狙っているということになるのだが、そのこと自体が心地いいのである。

このマンガ、ネットでチラリと見かけて、中身をまったく知らずに「けいおん!」の2巻と一緒に買ったことが自分の中では珍しいミラクルで、そのことについてもずっとニヤニヤしっぱなしだったのであった。

他に短編「山」、「ラーメン」、「漫画」を収録。

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【雑記】・「サザンのことなど、つれづれに」

カツヤなんとか、って人いるじゃないですか。具体的に言うとラジオの「ストリーム」でコーナー持ってる人ね。
私も、「ストリーム」のポッドキャストを聞き始めてから数ヶ月はマジメに聞いていたんだけど、ある時期からこの人のコーナーはまったく聞かなくなってしまった。
その「聞かなくなった」核心的な理由はおいておくとして(私、政治と宗教の話はなるべくしないから)、ちょこちょこ気になる発言があった。

決定的になったのは、「小池百合子はアキバ系のオタクが支持するだろう」って半笑いで言っていたこと。これとセットなのは、石破ナントカっていう国会議員(現・農水相)に関して「オタクだから信用できるんじゃないか」と言っていたこと。

まず最初の発言に関してだが、そんなわけないだろう!! ふざけるのもいいかげんにしてほしいよ。なんで「ふざけるな」って思うかっていうと、まあ説明はしません。めんどくさいから。
次の石破サン(確か、当時は防衛大臣ではなかった、降りた後だったと思う)に関してだが、これは「学究肌」という、いわゆる「アキバ系」よりはどちらかというとオタク第一世代的な印象を、単に表明しただけということなのだろう。

が、それにしたって飲み屋で話してんじゃないんだからさ、専門なんだろうから、もうちょっとちゃんとやってよ、と思った。

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【評論とは】・「けなし記事分析」

Perfume対談~雑誌評論分析(All Aboutテクノポップ)

Perfumeどうのこうのじゃなくて、一般論としての「けなし記事分析」としてよくまとまっていると思うのでリンクした。

オジサン向け週刊誌には、埋め草的などーでもいい「けなし記事」が載ることがままある。
たいていゴールデンウィーク前とか年末年始などの忙しい時期の、「短い記事をダダダーッとたくさん載せる」形式に多い。

もうひとつのパターンとして、リンク先でも指摘されているが「女同士のバトル」を現出させて、それをオジサンたちが意地悪く見る、という場合もある。
女性週刊誌で「男同士のバトル」を観て喜ぶ習慣があるかどうかは、私にはわからんが、とにかく趣味の悪い(そして、だれも得をしない、少なくとも読者は)記事パターンだと言えるだろう。

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【CD】・「Dream Fighter」 Perfume

Deramfghter

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Dream Fifghter(ユーチューブ)

ねぇ みんなが 言う「普通」ってさ なんだ かんだっで 実際はたぶん 真ん中じゃなく 理想にちかい だけど 普通じゃ まだもの足りないの

この「ふぬけ共和国blog」に移って、CD評を書こうと思ったのは実にひさしぶり。
なんと「もってけ!セーラーふく Re-Mix001」以来だから、1年以上経っている(ちなみに、その前は「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」。

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