芸能・アイドル

しくじり先生を見て

朝からイヤなものを観た。
昨日か先週、やっていたと思われる「しくじり先生」の成田童夢の回。
「しくじり先生」もけっこう都合よく物語をつくるから、どこまで本当かわからないがいちおう本当のこととする。

まったく知らなかったが、成田童夢、今井メロ(と、もう一人弟がいる)の父親はものすごいスパルタで、五歳の頃からスキーを猛特訓、高校にも行かせなかったという(父親は京大出身)。

童夢とメロは、トリノ五輪の直前でコーチであった父親と絶縁。
(スポンサー契約で自由になる金があったから、独立できた模様)
とくにメロは、離婚した母親の旧姓に戻している。

童夢の結果は予選落ちで惨敗。この敗戦後に初めてトリノで父親と再会し、叱られてホッとしたという。
帰国後、さまざまなバッシングにあい、五輪後最初の大会で大けがを負い、引きこもりとなり、スノーボードの現役も引退してしまう。

苦労の末、世間知らずだった自分を認識し、五輪に出られたのも父親のおかげと思い直し、今はアニメやマンガの仕事がしたい、と努力している最中だという(どのくらい儲かっているかは不明)。

ウィキペディアを観ると、父親の経営するスノーボード教室のコーチをやっているそうで、主な収入源はそこからかもしれない。
童夢自身は「アウトデラックス」などでよく見ていたが、何をやっているかサッパリわからなかったことからの予想である。

しかしおかしいのはやはり父親だ(「しくじり先生」のみの情報による)。
「スポーツ選手の親がスパルタ」というのはよくある話ではあるのだが、童夢が「友人にカードの暗証番号を教えていたために、大金を持ち逃げされた」という事件は、スパルタとかそういうの以前の問題である。
私は、父親が子供たちに常識的なことを教育していなかった可能性は大きいと思っている。

また、童夢こそ、現在父親とともに仕事をしているらしいが、おそらく今井メロは絶縁しているままだろう。

今井メロの方のウィキペディアを観ると、もうメチャクチャである。彼女の中の何かが壊れてしまったとしか思えない。
ヌードになったり整形したり、タレント活動をしているのは知っているが、そんなに売れているわけでもないし、それ以前は生活保護を受けていたこともあったという。
ということは、兄の童夢と違い「何が何でも父と絶縁したい」という意志の表れとしか思えない。
メロの自伝も、amazonレビューでは評判が悪い。自身の生んだ子を貧困の中で育てているということで「DQNの親がDQNの子を産む負の連鎖はなんとかならないか」的なことを書いている人がいたが、メロの父親が京大卒ということは、メロの代から「DQN」になってしまったわけで、「格差からDQNが出現する」という社会的な問題とは少し違うようである。

あまり精神分析もどきなことは書きたくないが、メロの場合、あらゆることが父親への反抗のように見えて仕方がない。
こういう、メロみたいな「糸の切れた凧」みたいな人生を送っている人を見るのは、本当に辛い。

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【芸能・アイドル】・「SMAP追記」

SMAP女性マネ、独立クーデター失敗…同調の中居ら4人行き場失う(Yahoo!ニュース)
なんだ独立しねえのかよ。
つまんねぇな。

(引用開始)
 SMAPの分裂危機をスポニチ本紙が報じた13日、所属先のジャニーズ事務所はメンバー4人が独立を検討していることを認め「協議・交渉がなされている」とした。また、育ての親である女性マネジャー(58)主導のSMAP独立計画が失敗したことが判明。女性マネジャーは芸能界から身を引く意向を伝え、今後メンバー4人が事務所に戻ることになるか動向が注目される。

【写真】SMAP分裂問題に関するジャニーズ事務所からの文書

 ジャニーズ事務所はこの日、「SMAPの一部メンバーの独立問題」として「確かに、この件について協議・交渉がなされている」とのコメントを発表。中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人の独立問題について協議・交渉していることを認めた。関係者によると、メンバーは同事務所との契約期間が9月まで残っており、実際に退社するかの結論は出ていない。

 残留を決めている木村拓哉(43)を含めた5人はこの日、全員オフで公の場に姿を現すことはなかった。

 注目は現在進められている「協議・交渉」内容だ。もはや独立に向けた話し合いは行われていない。女性マネジャーが主導した独立工作はすでに失敗し、後始末についての交渉に入っている。

 今回の独立工作の引き金になったのは、女性マネジャーと同事務所側の間に大きな溝ができたこと。昨年9月には双方が弁護士を立てなければ意思疎通ができなくなるほど険悪な関係になる中、女性マネジャーはメンバーを連れて同事務所から独立することを画策した。しかし、タレントを連れての独立は芸能界のルール違反。「これがまかり通ると芸能事務所は立ち行かなくなる。元の事務所に後ろ足で砂をかける行為で許されるものではない」(芸能関係者)。クーデターは芸能界の支持を得ることができず失敗に終わった。

 このクーデター失敗を象徴したのが、12日に開かれるはずだったジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム」の株主総会。株主でもあるSMAPのメンバーが参加する中、取締役を務める女性マネジャーが解任される予定だったが、クーデターが失敗したことで自ら辞任を表明。「開催の必要がなくなり取りやめになった」(関係者)。

 現在、独立工作に同調したメンバー4人は行き場を失っている。女性マネジャーは同事務所を退社し、芸能界から身を引くことで騒動の収束を図ろうとした。だが、数多くいる所属タレントに示しをつけなければいけない同事務所側としては、4人を簡単に受け入れられるはずもない。

 今後の行方が見えない今回の騒動。ただ、これまで水面下で進んできた交渉が、報道で白日の下にさらされることになった。5人は2020年の東京パラリンピック大会の成功とパラスポーツの振興を目指す「日本財団パラリンピックサポートセンター」のサポーターに就任したばかりでもある。日本中が応援するイベントの職を自分たちのトラブルで棒に振るのは、メンバーだけでなく同事務所にとってもダメージになる。事態を打開するのはファンや世間の声かもしれない。
(引用終わり)

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【芸能・アイドル】・「SMAP分裂騒動に寄せて」

芸能界のことはよく知らないが、いちばん「つぶすのつぶさないの」の話が、一般レベルでも聞こえてくるのはジャニーズ事務所だった。
それは、80年代からそうだった。
沖田浩之、新田純一、竹本孝之、CHACHA、「時代錯誤」、幕末塾……数多の似たような他の事務所ライバルが消えて行った(今も活躍している人はいるが、それは「アイドル」としてではないだろう)。
いや単に人気がなくて消えて行ったのかもしれないが、しかし「いかにもジャニーズ事務所所属」的な、「正統派なかわいい男の子」は、大成しにくかったという印象が自分にはある。

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【無】・「一部のお笑いと無について」

この間、あるお笑いトークライブに言ったら驚いたのだが、ある芸人がこんな発言をしていた。

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【雑記】・「超ひさびさに、グラビアアイドルについて書く」

これの続き。

90年代半ばから2000年代は、「グラビア」が面白い時代だった。
なにがどう面白いかも忘れてしまったのだが、とにかく面白かった。
この流れの発端は、たぶん「野田社長」と、彼が売り出した雛形あきこにある。

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【グラドル】・「グラビア自画撮り部」の衝撃

どうして #グラドル自画撮り部 を立ち上げようと思ったか(倉持由香@ グラドル自画撮り部部長) [amazon]

ツイッターをぼんやりながめていたら、「グラドル自画撮り部」なるもののメンバーが、次々と自室での水着写真などをアップしていた。
リンク先を読んでわかるとおり、「雑誌に載らないなら自分でネットに載せちゃえ!!」といういきおいでやっているらしい。
自分はこれに衝撃を受けた。たとえがよくわからないと思うが、芸能関係で言えば「あやまんJAPAN」以来の衝撃だ。

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【テレビ】・「オタク搾取だ!! というのは冗談としても(笑)」

今週のタモリ倶楽部は、「食べ比べ同人誌文学賞」とかなんとかと題して、
「芋けんぴ」、「タルタルソース」、「納豆」、「醤油」のそれぞれの食べ比べ同人誌を紹介するというもの。
ゲスト(審査員)は渡辺佑、山田五郎、大宮エリー。

大いに期待できる回かと思ったら、手弁当でやっている評論系の同人誌に対して山田五郎が「フォーマットが統一されてない」、「レイアウトが悪い」、「文字化けしてる」、などとケチを付け、そのわりにはトップも決めない変な回だった。
渡辺佑が同人誌の著者に印刷費や売り上げを聞いていたのも、おかしな感じだった。
プロ目線で利益が上がっているかどうか聞いたのだろうが、普通、評論系の同人誌で儲かっているところなど皆無に近いことなど、コミケでは常識だと思う(まさか一般人も「芋けんぴ」の同人誌で大儲けしているとは思うまい)。

もともとタモリ倶楽部は食べ比べ、飲み比べの企画が多いので、何のことはない、企画として「同人誌」を一個のっけただけだったのだ。

審査員が全員、コミケに行ったこともないような人だったのも、おれが見ているかぎり「的外れ感」が横溢していた。 評論系ミニコミは、書店に置かれることもあるが、300部以上売り上げていたという人がいたからたぶん、主要頒布場所はコミケだろうからね。
本に文句言う前に、この安易な企画をなんとかしろ!

だが同時に、同人誌の弱みは校正とレイアウトだ、というのがはからずも露呈してしまったとも感じる。
おれも基本的には、レイアウトの悪い、というか読みにくい同人誌は内容に惹かれても、買わないことにしているので。
同人は、印刷費を抑えるために文字を詰めがちで、それが苦手なんだよな。

話を戻す。
普通、このテの「変わったことをしている人」に対しては、実現の苦労などを聞くべきで、やはり本のつくりは二の次、三の次だと思う。
スタッフが夏コミで買ってきたのか、タコシェか模索舎あたりを回って買いそろえたのか知らないが、とにかくゲストのコメントが的外れすぎたことを、おれは一生忘れない。

追記:語ることがないらしく、本の「折」にまで言及していたが、同人誌が普通の雑誌のように「8の倍数」で割りきれるとはかぎらないのも、同人誌つくってる人間には常識なんだけどね。
それよりなにより、そんなことどうでもいいよ。番組中にも言及されてたけど。

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【アイドル】・「まだ続く坊主問題」

アケカスが語る、峯岸みなみが坊主にした理由(いつまでも子どものままで)
ちょっと気になるところがあったので、言及。

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【アイドル】・「この流れの語りなおし、まとめ」

自分で過去ログを読んでいて、主張に矛盾が生じているので捕捉しておく。

【雑記】・「外野が感じる脱力感」(さしはらのHKT行きについての、自分のテキスト)

【アイドル】・「いやー、おれやっぱりAKB好きじゃない」(みねぎし丸刈り騒動)

捕捉の捕捉。私の知るかぎり、ハロプロにおいては「恋愛禁止」は明文化された誓約ではない。藤本美貴がハロプロに入ったときには、そんなものはなかった。ただし、彼女が庄司との恋愛が発覚した際、ファンへのコメントとして「約束をやぶってごめんなさい」というようなことを言っていたと記憶する。
要するに、事後的に、なしくずし的にできたルールのように感じる(現在のモーニング娘。メンバーが、どのように言い含められているかは、私は知らない)。

週刊誌レベルの話としては、「ハロプロでは彼氏ができたことがバレると、必ず別れさせられる」、「矢口が小栗旬との恋愛について事務所から文句を言われた際、盾突いた」などの話は読んだことがあるが、藤本美貴も含め、「恋愛」に対する「処分」が、ファンに可視化されることは、おおっぴらにはなかったと記憶する。捕捉の捕捉、終わり。

さて、私が【雑記】・「外野が感じる脱力感」で書いたことが、「なんだ、恋愛しようが何しようが何でもありなんじゃん、恋愛禁止なんて有名無実か、けしからん」と受け取られてしまうことに気づいた。
私が書きたかったのは、秋元(運営側)は「AKBにとって大切な子は残し、どうでもいい子は切る、という前提で恋愛禁止を破った者に『沙汰』を下しているのではないか、それは茶番ではないか?」ということだった。

正直、AKBにとって「恋愛禁止ルール」が丸刈りになるほど深刻なものだとは、知らなかったのである。

だから、書いた二つのテキストになんだか矛盾が生じてしまった。

だが、私が「外野が感じる脱力感」を書いたときに「(さしはらの処分を観て)これじゃあ、なんでもありじゃないか」と思ったのは運営もファンも同じらしい。
となると、次に恋愛が発覚した大物メンバーに関しては、処分をエスカレートさせざるを得ない。それでみねぎしの丸刈りまでエスカレートする事態になったとしか、考えられない。

運営側は「みねぎしは、自分で髪を切った」と主張しているが、それにしてもみねぎしが「髪でも切らなければ、贖罪できない」と考えていたということで、それだけの負荷がかかっていたということである。

正直、こんなのぜったいおかしいと思う。

自分は、【雑記】・「オタクはオタク内ルールでオタクを批判できない」の中で、

「AKB」に死角があるとするなら、彼女たちが「若い」ということに尽きるだろうね。若さだけが、永遠ではないからだ。

と書いた。恋愛はまさしく「若さ」の象徴。
さあ運営よ、どうするんだ。次に恋愛が発覚したメンバーが出たら、「みねぎし以上のことをしなければ!」と思ってしまうぞ、きっと。

そのときまでに、なんとか悲惨な事態にならないような妙案を考えつくことを、他人事ながら祈るよ。

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【アイドル】・「いやー、おれやっぱりAKB好きじゃない」

峯岸みなみ、丸刈り号泣「AKB辞めたくない」(sanspo.com)
いやーもうどん引きした。ここまでアイドル関係の、ワイドショーレベルでの報道で引いた、って自分の中で今までなかったんじゃないかな。
いちおうお断りしておくと、自分は「アイドルなんかなくなれ」とは思っていない。むしろその逆。アイドルは好きです。
「アイドルなんかくだらない、なくなれ」っていう方向で論理を組み立てていった方が、ぜんぜん楽ですよ。だって本当に、もともとあってもなくてもいいようなものだし、フェミニズム的観点から言っても旗色は悪いでしょう(「恋愛禁止」自体がナンセンスだと言えばよい。まあ、私もナンセンスだと思いますけど)。

ただ、そんな論を組み立ててもぜんぜん面白くない。ショーとして、アイドルにしか見せられないものは確実にあるし、アイドルであるからには、たとえばやっぱり「私、処女じゃありませんてへへ」とか言ってはまずいのだ。
しかし、それも程度の問題である。これから書くのは、程度の話だ。

AKBグループにはまったく興味がなかったんだけど、昨年の「総選挙」あたりから、テレビレベルで彼女たちの努力が「美談」として語られるようになって、何かずっとモヤモヤしたものを感じていた。
彼女たちはいったい何を基準にして努力しているのか? おそらく、AKBグループ内部での自分のポジションをより高く持って行く、ということだろう。私の知るかぎりでの彼女たちの「努力」に対する発言のほとんどはそこに集中している(まあ、人気準で上位20人くらいは、違う基準でものを観ているのかもしれないが)。

しかし、そんな彼女たちにとってほとんど「全世界」であるAKBグループとは何なのか? と考えると、それは「だれかが勝手につくったもの」である。まあ国家でも社会でも「だれかが勝手につくったもの」と言うことはできるが、AKBグループの場合、あまりにも勝手にルールが改定されすぎるし、別にAKBでの一番がアイドルの一番、というわけでもない(と、私は思っている)。
そういう意味では相撲界などともちょっと違っている。相撲界は、あくまでも日本にひとつしかないし、相撲のナンバーワンになるためには、相撲界に入るしかない。
だが、アイドルは違う。

自分はかつて、モーニング娘。がけっこう好きだった。娘。もAKBと同じように、恋愛のもめごとやら「娘。の中でのポジション取り」という問題があったにはあったが、あくまでも基本はファンに「すばらしいショーを見せる」ということが基準になっていたと思う。
的外れでもファンが不満でも、「アウトプットされるもの」が基準になっていたはずだ(少なくとも「ASAYAN」以降は。私はASAYAN以降のファンです)。

ところが、AKBの場合は「総選挙」が象徴的だが、別に歌がうまいとかダンスができるとかはあまり関係ない。というか、私から見てあまりに関係なさすぎる。
よくAKBはプロレスにたとえられるが、それは違うと思う。プロレスは、「ショー」としてのクォリティのために、選手がものすごい努力をしてある程度まで自分の「プロレス」のレベルを引き上げる。
いや、AKBの子たちだって努力はしてるだろうけど、それがどのように自分たちにフィードバックしていくかが、あまりにも見えなさすぎる。
より正確に言えば、アイドルとは本質的にそういうものなのだが、その「努力の見えなさ」を商売にしすぎるのだ。

なぜみんな(受け手)気がつかないんだろう? 自分たちがふだん、いろんな社会システムにこづき回されている、まさにその感じをより悪趣味なかたちで吐き出したのが今回の件ではないか。
そりゃだれだってひとまず(熱烈なファンなら)共感はするだろう。ふだん、一般の人々だって「恋愛したから丸刈り」みたいな理不尽さを押し付けられながら生きているのだから。
そして、峯岸さんを慰めてくれる他のメンバーや、他のファンたちの応援メッセージ、そして何より今回のトラブルにもめげず舞台に立ち続ける峯岸さんに、感動もするだろう。

だがちょっと待て。その「感動」に至るまでのトラブルがつくられたのはどうしてなんだ?

それは、きわめて人工的な「AKBグループ」というものがあったからでしょう?

この辺、ものすごくモヤモヤする。今でも。
なんで、「だれかが勝手につくったもの」を、まあぶち壊そうというのが時流ではないのなら、せめて認識だけはしないんだ?(小林よしのりみたいに、AKBグループの人工性を認識しながら賞賛するのがいちばんタチが悪いんだけどね。あと、AKBと今後の日本社会は、断じて何の関係もないからな。少なくとも、おれには関係ない)。

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