【アイドル楽曲】・「えっ、状況を皮肉った曲なんじゃないの? それと追いつめられた者のプライド。」
欅坂46「月曜日の朝、スカートを切られた」が波紋 切り裂き被害者が「不謹慎」と指摘、署名活動へ
(引用開始)
しかし、尾崎が抑圧への抵抗、自由を手にするために行動することの解放感を歌うのに対し、『月曜日の~』は、「目立たないように息を止め」ることで抑圧を受け入れよとの文脈を持つ。その文脈で、切り裂き被害に遭った曲中の主人公が「私は悲鳴なんか上げない」と言う。これは、犯罪被害者側に沈黙を強いていると受け止められても仕方がないのではないだろうか。
(引用終わり)
いやーそうは思わないけどなぁ。
「どこかの暗闇でストレス溜め込んで 憂さ晴らしか」
っていうフレーズが一番から入っているから、
「悲鳴を上げたらスカートを切ったやつが喜ぶだろうから、そんなやつの憂さ晴らしなんかには付き合わない」
ということなんじゃないの?
どんなに抑圧的な社会でも、女の子のスカートを切り裂くことがいいわけないんだから。
検索したら、この歌詞は「サイレントマジョリティーの前日譚」ということになっているらしいので、「スカートを切られても声を上げないことが、唯一の矜持」だった女の子が、「サイマジョ」で積極的に声をあげるようになる、という流れでしょ。
まあ「サイマジョ」を知らなくても、この歌だけで完結していてもいい。
世の中が息苦しい、でも出口がない、どうしよう、そういうときに他人を苦しめて憂さ晴らししようとするやつがいる。
社会が抑圧的なことには変わりないけれど、「どこかの暗闇でストレスを溜め込んでいるやつの標的にだけはなりたくない」という歌詞なんではないかと思いますけど。
違うの?
おれの読解力も鈍ってきたかなあ。
でも「歌詞全体が皮肉」ってのはごくたまにあって、
パッと思いつかないけど、植木等の、
「これで日本も安心だ」
とかさあ。
その路線なんじゃないの?
秋元康の「額面どおりに受け取れない、状況を皮肉った曲」としては「サイレントマジョリティー」とは正反対の「他の星から」(乃木坂46)っていうのがありますしね。
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