青春

・「音楽と漫画」 大橋裕之(2009、太田出版)

Ongakutomanga
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ロクに楽器も弾けないヤンキーたちが、思いつきでバンドをやることになり……という話。
一見落書きみたいな絵なんだけど、きちんとマンガを勉強した形跡が……とか何とかいうよりも、ネームとして実にキッチリできており、力の抜けた絵柄とマッチしている。
1ページ目から何とも言えぬ感覚に引き込まれ、最後まで夢中で読んでしまう。
そういう作品だった。

狙っているんだけど狙ってない、狙ってないけど狙ってる、「大リーグボール3号」みたいなフワフワした球筋に、すっかりやられてしまったという感じだ。そして、「投げている」という意志があるということは、最終的には狙っているということになるのだが、そのこと自体が心地いいのである。

このマンガ、ネットでチラリと見かけて、中身をまったく知らずに「けいおん!」の2巻と一緒に買ったことが自分の中では珍しいミラクルで、そのことについてもずっとニヤニヤしっぱなしだったのであった。

他に短編「山」、「ラーメン」、「漫画」を収録。

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【映画】・「ドロップ」

Drop
公式ページ

原作・監督・脚本:品川ヒロシ

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原作小説[amazon]

「おしゃべりクソ野郎」こと、品川庄司の品川ヒロシ原作・監督・脚本のヤンキー映画。
「私立中学から、ヤンキーになるために公立に転校した」主人公ヒロシ(成宮寛貴)が、転校先のヤンキー・達也(水嶋ヒロ)たち4人の仲間とケンカしたりダラダラしたりのヤンキーライフを満喫する。

実は事前に、ラジオの映画評コーナーでこの映画に関してものすごいdisりっぷりを体験したため、前売りは買ったもののまったく観る気がなくなってしまっていたのだが、もったいなかったので観ましたよ。

結論。けっこう良かったよ!!!!!

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・「アオイホノオ」(2) 島本和彦(2009、小学館)

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1980年代初め、大作家芸術大学に入学した焔燃(ほのお・もゆる)が、さまざまな同世代の才能とめぐり合いながらマンガ家を目指していく……という話になる……と思う。

第2巻を読んで、もしかして作者は梶原一騎原作の「男の星座」のような「虚実皮膜感」を出そうとしているのかな、と思い始めた。
だって、たぶん「焔燃」の生活って、当時の作者とイコールじゃないわけでしょ。本当に映写機とか持っていたわけじゃないでしょ?(持っていたのかな?)

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・「アオイホノオ」(1) 島本和彦(2009、小学館)

Aoihonoo01
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ヤングサンデー連載。
1980年代はじめ、大作家芸術大学1回生の焔燃(ほのお・もゆる)が、さまざまな同世代の才能とめぐり合いながらマンガ家を目指していく……という話になるのかな?

とにかく、私がいちばん好きな時代のひとつ「1980年代初頭」の広義のサブカルチャーの熱気が、それをかたちづくった本人から語られる感動にうちふるえてください。

おそらく「スカだった」というお決まりの80年代観を、今後お話が進むにつれてくつがえしてくれるんじゃないかと思うのだが。

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