【映画】・「テッド2」
ある日突然、生命を得たテディ・ベア、テッドはスーパーの同僚であった女性と結婚していたが、倦怠期による離婚の危機にあった。
「結婚生活を持続させたいなら、子供をつくれ」というアドバイスに、養子縁組を考えるがそれがきっかけで、「テッドは法的に人間かどうか」という疑問が持ち上がってしまう。
テッドは「自分は人間である」として裁判を起こすが……。
吹き替え版で鑑賞。トータルでは下品で面白いが、5分の1くらい、ギャグの意味がわからなかった。たぶんアメリカ人にはわかるのだろう。町山智浩が字幕監修で、それが吹き替えと関係あるのかどうか知らないが、彼の字幕監修は少々やりすぎ、ほしがりすぎの感が強かったがほどよく抑えられていたと思う。
有吉の吹き替えに関しては、はっきり言って合ってもいないし、うまくもない。本当はもっとおっさんの声だろう。
「テディ・ベアがおっさん」というのが本作の骨子なのだから。
驚いたのは、「精子提供」や「養子縁組」が「子供をつくる」手段のひとつとして、ごく自然にとらえていたこと、さらに、「フィクションに登場するなんだかわからない生き物」を法的にきっちり位置づけようという基本プロットである。
どちらも、日本ではちょっと考えられないだろう。
とくに後者はいかにもアメリカらしいと感じた。
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