アクション

【アニメ映画】・「サイボーグ009VSデビルマン」

時代的には「サイボーグ009」は「ミュートスサイボーグ編」の直後、「デビルマン」は「ジンメン編」の直後という設定で、双方が共通する巨悪に立ち向かう。

お祭り映画として、とんでもなく良い出来。主要人物全員の見せ場をまんべんなくつくり、なおかつストーリーもそれなりに工夫されたものになっている。
このような企画で、これ以上のクォリティを求めるのはちょっと無理なんじゃないかと思えるほどである。

事前の宣伝としては、なんとなくどうしても原作者本人のコメントが聞ける「デビルマン」の方がまさっているような気がした。石ノ森プロが探すべきは、「アメトーーク」にも出られるような、石ノ森作品をすばやく説明でき、なおかつタレント性のある人なのではないか、などと思った。

なお、同じ話が繰り返し描かれていると言える「デビルマン」と、そうではない「009」とはちょっと違うので、「009」については章を改めて解説したい。

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・「特命係長 只野仁ファイナル」モテ過ぎる男編 柳沢きみお(2014、ぶんか社)

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広告代理店・電王堂の平社員でありながら、裏で社長の「特命」を受けトラブルを処理する男・只野仁の活躍を描いた作品。
大藪春彦など往年の「サラリーマン憂さ晴らしアクションもの」と言ってしまえばそれまでだが、本作も時間が経つごとに、違う様相を呈してきた。

それが、只野のトラブルシューティングとはほとんど交錯しない、只野の上司・佐川と、その親友・入江の中高年哀歌の描写である。

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・「特命係長 只野仁ファイナル」天国からの電話編 柳沢きみお(2014、ぶんか社)

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巨大広告代理店・電王堂内での表沙汰にしたくない事件を解決する社員・只野仁が活躍するサラリーマンアクションもの。

さすがに種切れ感は否めないが、あいかわらず中高年のぼやきを書かせれば天下一品である。
絶望の中に、どこかユーモアがあるのだ。

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【映画】・「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」

監督・脚本:ジェス・ウェドン

スタークのつくった「ウルトロン」が暴走し、世界を滅ぼそうとする。
そして「アベンジャーズ」たちが戦う。
まあ、いたってシンプルな話だが、初見で2時間ちょっとの映画の半分近くも爆睡してしまった。
二度目の視聴で最後まで観て、それなりに最後まで観れたが、同じ監督とは思えないほど前作に比べると満足度は低かった。

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・「バキ外伝 疵面-スカーフェイス-」(1)~(6) 板垣恵介、 山内雪奈生(2005~2015、秋田書店)

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チャンピオンRED連載。「バキ」シリーズに登場する人気キャラクター「花山薫」を主人公としたスピンアウト作品。
花山薫は、暴力団花山組の二代目であり、超人的なステゴロ(武器を使わないケンカ)の強さを持つ。だが、「鍛えることは女々しい」というポリシーのもと、いっさいのトレーニングなどは行わない。
序盤は一話完結ものだったが、「グランドマスター」と呼ばれる、世界最強の暗殺術を持つ男が登場してから、花山と彼との対決を主軸に置くストーリーとなっている。

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・「男坂」 1~3巻 車田正美(1984~1985、集英社)、4巻(2014、集英社)

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ケンカを通して、世の中に必要とされる人間になろうとする少年・菊川仁義と、彼を慕う不良少年たち、さらには国際的な不良少年組織との戦いを描く。
時期的には「風魔の小次郎」の後で、「聖闘士聖矢」の前であり、作者の強い思い入れとは裏腹に、当初の構想を昇華しきれずに打ち切りになってしまった作品である(そして、30年後に続編が描かれ第4巻が刊行された)。
本作は「壮大な構想にも関わらず打ち切りとなった」ということばかりがクローズアップされ、「ネタ」扱いされてきたが、今回の「続編」刊行を機会に、その魅力と80年代当時の敗因について考えてみたい。
(2014年10月20日 (月) )

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【映画】・「ヘラクレス」

監督:ブレッド・ラトナー

ゼウスと人間の子、ヘラクレスが大昔に大暴れ。
以下、ネタバレあり。

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【映画】・「イコライザー」

監督:アントワーン・フークア

ふだんはホームセンターで働く几帳面なおじさん(デンゼル・ワシントン)。
彼は一人暮らし。妻を亡くしたらしい。過去に何かを抱えており、不眠症である。
真夜中に目が覚めて、眠れず、近くにある深夜営業のダイナー(北米特有のレストランだそう。初めて知った)によく行く。
そこでは客待ちの少女娼婦(クロエ・グレース・モレッツ)がおり、少しは言葉を交わす間柄である。
どう観ても幸福ではない彼女が、女衒であるロシアマフィアにボコボコにされたことを知ったとき、ホームセンターのおじさんは自らの封印を解き、ヤクザどもを皆殺しにすることを決意する。
だがそれは、大ボスを彼の生活に引っ張り込む結果ともなってゆく……。

地味で単純なお話で、ストーリーの大筋は「あくにんを やっつける」しかない。
だが、だからこそすばらしい!!
こういうものが妙に丁寧につくられてしまうこと自体、すごく芳醇なものを感じる。

クロエ・グレース・モレッツがかわいい。まだ17歳だというので公然とファンだと言いにくいので、早く成人してください。

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【アニメ】・「LUPIN the Third -峰不二子という女-」(ややネタバレあり)

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2012年に放送。
峰不二子をキーとして、ルパン、次元、峰不二子が出会っていく過程を描く。つまり、時間的には第一シリーズより前の設定となっている(五ェ門も出てくる。彼は第一シリーズでルパンと初めて出会うんだよねそう言えば)。
観るのがここまで遅れてしまったのは、放送前から「どう非難されるか」がわかっていたからだ。
まあ、他人がどう批評しようが知ったことではないはずだが、つまらん批評ほど視聴をなえさせるものはない。

で、結論は面白かった。
どれくらい売れたかはわからないが、こういう作品がないと「ルパン三世」というコンテンツは延命できない、と私は考える。どれくらい利益を出したかは知らないが、役割としてこういう作品は必要なのである。
もちろん、作品として面白かったです。

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・「岸辺露伴は動かない」全1巻 荒木飛呂彦(2013、集英社)

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週刊少年ジャンプ、ジャンプSQなどに掲載。
「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場するスタンド使い・岸部露伴を主人公としたスピンオフ作品。
ホラー色の強い作品が五編、紹介されている。

「ジョジョの奇妙な冒険」は、連載から数年は「北斗の拳」や「魁! 男塾」などと同様のマッチョテイストな少年バトルマンガだと、読者からは思われていた。
いわば「体育会の部室にも転がっていそうな娯楽マンガ」だったわけだが、いつしか超・長期連載となり、ネット上では「ジョジョのマニアはめんどくさい」などと言われるようになる始末。
超・長期連載であるため、今から新しく1巻から読むのには気合が必要で、「めんどくさいマニア」と新規参入者や「そこまでファンではない」人たちとの間のイメージは開く一方だ。

そんなときにこの一冊。
本作は短編集であり、なおかつ作品が粒ぞろいであるために、「荒木飛呂彦」と「ジョジョ」のイメージは、ほぼこの一冊を読めば理解できると思う。
本作を読んで面白いと思えば他の荒木作品を読めばいいし、合わなければ読まなければよい。

おススメ。

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