【雑記】・「恵方巻問題、あるいは疑似的伝統問題」
関西の風習とされ、数年前から関東でもちらほら実行する人が観られるようになった「恵方巻」。
あまりウィキペディアをうのみにするのもどうかと思うが、しかしウィキペディアを参照すると、少なくとも戦前からのどこかの風習ではあったらしい。
「江戸しぐさと同じだ」と断定する人もいるが、それはやや早計であろうと思う。
まあ恵方巻のことはどうでもいい。
それより私が気になっているのはいわゆる「疑似伝統」の問題である。
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関西の風習とされ、数年前から関東でもちらほら実行する人が観られるようになった「恵方巻」。
あまりウィキペディアをうのみにするのもどうかと思うが、しかしウィキペディアを参照すると、少なくとも戦前からのどこかの風習ではあったらしい。
「江戸しぐさと同じだ」と断定する人もいるが、それはやや早計であろうと思う。
まあ恵方巻のことはどうでもいい。
それより私が気になっているのはいわゆる「疑似伝統」の問題である。
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本作は、むちゃくちゃに面白い、ブッ飛べるマンガだ。
内容は、さえないサラリーマンの主人公が、まずすぎるジャンクフードなどを食っては怒り狂い、パンクロッカーみたいな謎の超人に変身して暴れまわり、金を強引にかえしてもらう、その繰り返し。
とにかく何でもかんでも怒りまくる。牛丼、つけ麺、インチキかに料理、料理だけではなく、マナーについても……。
はっきり言って、ムチャクチャである。
この作品、面白いには違いないのだが、主人公が「クレーマーそのもの」の作品である。
(こう言いきってしまうのは多少、勇気がいるが。)
しかし、これは言い逃れのしようがないように思う。というのは、掲載誌が、クレーマー的な記事中心の雑誌だったからだ。
要はカー雑誌に載っているクルママンガのようなものだったのだ。
そして、私はたぶんこの日本でだれよりも、「怒りのグルメ」が(無意識に)起こした問題提議は大きいと思っている人間である。
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officeYOU連載。
エッセイスト・創石夏雄(56歳)が、日々自炊をしたり人生について考えたりする1話完結の作品。彼が語ることは、そのまま作者が考えていることでもあるのだろう。
正直、同系統の「大市民」が、「コマを割って吹き出しに思ったことを書いているだけ」みたいな作品になってしまい、「夜に蠢く」は、ストーリーは面白かったが絵がサインペンで描いたみたいに荒れてきて、「もうこの作者のマンガはレベルが落ちていく一方なのか……」と思っていた。
しかし、本作では初期の「筆が荒れず、面白い頃の大市民」のテイストが復活している!!!!!
昔の「大市民」が好きだった人にはオススメです。
エロネタがぜんぜんないな、と思ったら女性誌連載だというのにも驚いた……。でもまあ、柳沢きみお先生本人は説教めいたことを言っても女性にウケそうだし、不思議はないか。
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ビッグ錠が原作を担当している料理人マンガ。
何をやってもダメな青年・銀平が地面から掘り出した謎の包丁を使いだしたとたん、包丁使いが神業となる。
魔力を秘めた包丁の争奪戦も含め、奇怪な料理人との(主に)ハモ料理対決が展開される。
往年の「味平」を思わせる展開。サクッと読めて楽しめる。
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アサヒ芸能連載。
B級グルメにくわしい立花刑事が、容疑者や仲間の刑事たちとメシの話(めしばな)を繰り広げるグルメマンガ。
知り合いの間ではまったく別のコミュニティから絶賛の声が聞こえてきて、私も読んだら面白かった。
とりあげられている料理は、ほとんどがB級グルメというより外食、しかもジャンクフードだ。
袋入りラーメン、立ち食いそば、牛丼、王将のギョウザ、カップ焼きそば……。
「中年はランチパックが何となく買いにくい」なんて話にうなずいてしまったりする。
関東圏のチェーン店の話が多いので地方の人がわかるかどうかちょっと心配だが、それより何より語り口が面白い。
そして、この話ってやっぱりマンガだからこそ面白さが倍増しているのだと思う。
情報を箇条書きしただけでは(ネットだとそういう高速のやりとりが当然になっているからして)、本作を読んだ後の満足感は得られない。
マンガのいい意味での猥雑さ、しぶとさを感じさせる作品。
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おなじみ本郷が、おでん、もつ焼き、寿司、餃子、焼肉などの外食を「いかに美味しく食べられるか」追及し、自分を軍師になぞらえて実践する作品。
「駅弁をどういう順番で食べるか」考える男を描いた懐かしの「夜行」の発展系(あと「ダンドリくん」とかいろいろ)。
超面白い。みんな読もう。
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文明が崩壊して戦国時代みたいになってしまった世界で、過去の料理方法を継承する「食師」を主人公とした物語。
文明崩壊後の世界と崩壊前の料理(大学イモ、かけうどんなど)の組み合わせが絶妙で面白いのだが、掲載誌がなくなってしまったとか何とか。
続きは読めるのだろうか。
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週刊少年ジャンプ連載。
少年・青年マンガの定番企画のひとつとなった「料理対決もの」の元祖的作品。
が、単行本で読むのにずいぶん時間がかかってしまった。
詳細は以下に。
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