・「スクラップ学園」(上) 吾妻ひでお(2018、復刊ドットコム)
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1980年頃連載。単行本に初出の記述がないのはなんとかしてほしい(目次のところにありました! 老眼で見落としていました。すいません。おわびに切腹します。ざっくりプレイコミック連載、1980~81年頃の作品です)。
ミャアちゃんという無気力でクールな美少女が、毎回不条理な事態に巻き込まれる一話完結のギャグマンガ。
この単行本で、完全版は初刊行だという。
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1980年頃連載。単行本に初出の記述がないのはなんとかしてほしい(目次のところにありました! 老眼で見落としていました。すいません。おわびに切腹します。ざっくりプレイコミック連載、1980~81年頃の作品です)。
ミャアちゃんという無気力でクールな美少女が、毎回不条理な事態に巻き込まれる一話完結のギャグマンガ。
この単行本で、完全版は初刊行だという。
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アニメ「ミスター味っ子」、最終回まで観終わる。
以下は、私が感じたたわごとです。
私はアニメの「味っ子」は、疑似家族の話だと思っていて(マンガの方は知らない)、「味皇料理会」の存在そのものがそうだし、物語の前半では、料理は天才的だがコドモの陽一を、父親代わりの味皇さまや丸井のおっちゃんが見守っている、という構図だった。
それと、味勝負において至るところで、陽一は亡き父の業績を知るわけです(味っ子の父ちゃんは、外見はいたって普通だが、早世したわりには伝説を残しまくっている)。
やがて亡父のエピソードはだんだん出なくなり(亡父越えは果たした?)、味将軍に味皇料理会が大攻勢をかけられてからは、ひたすらに「姿を消した味皇」を探すことが物語のメインとなる。
「味頭巾」があまりにアホらしい設定なのでずっと気づかなかったが、姿を消した味皇は、陽一ほか、みんなにとっての追求すべき「味」の象徴であり、父親でもあった。
ところが、やっと見つけた味皇は記憶をなくしていた。後は、最終回まで味皇の記憶を、料理でどうやって取り戻せるかというのが主眼となる。
で、一馬が「味頭巾」を親のように思っていたが味勝負に敗れ、「親」や「家」を獲得したいという願望をかなえることに失敗し、姿を消す(孤児らしき一馬は、常にだれかに囲まれている陽一とは対照的な存在。または陽一の周囲のにぎやかさをきわだたせ、その「家族らしさ」を引き立てる存在でもある)。
ラスト三回、ものすごく不穏な展開になる。別に狙ったわけではないだろうが、絵柄も毎回違い、観ている者の気持ちをざわつかせる。
一馬は姿を消し、味皇料理会の面々はそれぞれが(とくに理由もなく)修行のためにバラバラになってゆく。
そして、母親までもが丸井と再婚してイタリアに行くと言い出し、陽一は激しく動揺する。
その動揺の果てに、ガールフレンドのみつ子の弟のしげるが交通事故にあってしまう。これは間接的に陽一が原因で、しげるの意識が戻るまでは、みつ子の心までが陽一から離れてしまうような描写がある。
すごい不穏な感覚!!
だが、意識を取り戻したしげるに、みつ子が「料理をつくってやりたい」と言ったことから、陽一の行き詰まりに光が差し始める。
(その前に、甲来軒のおっさんの奥さんが手料理をつくってくれ、そこにもヒントがある。)
そして陽一は、味皇の記憶を取り戻させる。その理由に関しては他愛ないというかありがちな感じではあるが、それまであまりに不穏な展開だったため、かなりホッとさせる。
結果的には、味皇の記憶回復は、疑似的な家族に守られてきた陽一が、独り立ちしていくことの象徴となっている。
(味皇が、幼い頃から「家族」に対する飢餓感を抱えていたという描写もあり、この辺、丁寧だ。)
この結末、どの程度狙っていたのか知らないが、個人的にはいい意味で意外だった。
「家族っていいよね」というのは、かなり最強の落としどころなのだが(OPの一人で空を見上げる陽一のもとに、他のキャラクターたちがやってくるところはまさにそれ)、それをいったん描いた後、再び散っていく人々と合わせて陽一の人間的成長を描いた、と言うのは丹念で良い。
一馬の過去のエピソードがあまりに突拍子もないのと(スポンサーだった建設会社のおっさんが突然、元料理人という設定が出てきたり)、彼だけがアンハッピーエンドのまま放り出されているので、エンディングあたりで説明が欲しかった。
普通に考えたら、一馬の孤独を埋めるのはコオロギ以外いないと思うが。
しげるが、陽一の母親を気遣うところや、しげるの交通事故をきっかけにみつ子も成長する描写などは、かなりしっくりきたと思う。
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【雑記】・「もうひとつの80年代」において、高橋良輔、吾妻ひでお、江口寿史、少年KINGなどについて、私の中で「もっとずっと評価されている別の歴史」がまぼろしとしてあるのだ、ということを書いた。
しかし、もうひとつ忘れていた。それが平井和正と石森(石ノ森)章太郎の「幻魔大戦」である。
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私の中学時代は、1980~1982年。モロに80年代前半とかぶってしまっているのである。
今まで、いろんな80年代論が出てきたが、たとえば別冊宝島「80年代の正体!」において、「はっきり言って、スカだった!」というキャッチコピーがあったが、そんなことが言えるのは、80年代にすでに大人になっていた証拠だろう。
このコピーについてもう少し解説しておくと、
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最初のオタクムーヴメントは、だいたい77~78年頃から始まる。
これは調べれば調べるほど、そう確信できる。
もちろん、前兆のようなものはあるが(「トリトン」ブームとか)、「スター・ウォーズ」、「うる星やつら」、「未来少年コナン」、「翔んだカップル(少年ラブコメの元祖的作品)」などはみんなこの時期に始まっている。翌年にはガンダムである。
で、それだけでは「単なる特殊なシュミの拡散」という話だけで終わってしまう。
実は(?)この「78年頃」を契機として、ひとつのブームが80年代初頭に花開く。
それが「少年ラブコメブーム」である。
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ツイッターを眺めていたら、「松田聖子の『赤いスイートピーの歌詞は、男を振り回す地雷女を描いている」という書き込みがあり、「んんっ?」となった。
百歩譲って「そうとも読めるよね」という話なら、まあ……一種の「解釈遊び」なので引きさがってもいいが、もしも「本当に地雷女を描いている」と主張したいのなら、それは間違っている。
それは80年代アイドル歌謡の定番を無視した発言だ。
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1986年に放送された人気恋愛ドラマ。いわゆる「トレンディドラマ」のさきがけとなった作品とも言われている。
泥酔した夜を過ごした今井良介(明石家さんま)は、朝、自分のベッドに見知らぬ女・神埼桃子(大竹しのぶ)が眠っていることを知って驚く。
二人は前の晩、酔って意気投合していたと後から聞かされるが、記憶がない。二人は顔を見合わせるなり言い合いになる。
その後、桃子は、妻のいる男性との恋にのめりこむ友人・沢田香里(賀来千香子)に新しい男を紹介しろ、と仲良し四人組のメンバーである千明(池上季実子)や美和子(小川みどり)に言われ、たまたまライターとして取材した大沢貞九郎(鶴太郎)を紹介する。
貞九郎は、偶然、良介の友人だった。これにプレイボーイの野上(奥田瑛二)を加え、女性四人、男性三人でのグループ交際のような関係が始まった。
そのメンバー内での恋模様を描いたドラマ。
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ケンカを通して、世の中に必要とされる人間になろうとする少年・菊川仁義と、彼を慕う不良少年たち、さらには国際的な不良少年組織との戦いを描く。
時期的には「風魔の小次郎」の後で、「聖闘士聖矢」の前であり、作者の強い思い入れとは裏腹に、当初の構想を昇華しきれずに打ち切りになってしまった作品である(そして、30年後に続編が描かれ第4巻が刊行された)。
本作は「壮大な構想にも関わらず打ち切りとなった」ということばかりがクローズアップされ、「ネタ」扱いされてきたが、今回の「続編」刊行を機会に、その魅力と80年代当時の敗因について考えてみたい。
(2014年10月20日 (月) )
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主に80年代に活躍、次代を担ったマンガ家に、当時や現在についてインタビューした本。
登場するのは、「少年誌のエロ路線」を描いていたえびはら武司、遠山光など、当時勃興した「ロリコン・美少女マンガ誌」に描いた、河本ひろし、山本直樹など、そのちょっと前の世代であるダーティー松本、サブカル・アングラ系では山野一など、非常に多岐に渡っている。
もともとエロ雑誌の中の活字ページの連載だったらしく、エロ目当てで雑誌を買った者にとっては、息ぬき的な、どちらかというと軽い内容になっている。それでも、「広義のエロマンガ」が破竹の勢いだった80年代、そしてひとつのターニングポイントになった「連続幼女誘拐殺人事件」を経てどう変わったかが各作家に質問されており、時代の空気が真空パックされた内容になっている。
私は、私の青春時代だったというだけで80年代を愛でているが、同時に「オタク黎明期」としての80年代の流れをおさえておくことは、オタク史のうえでも重要なのだとうったえ続けてきた。
まあ「重要かどうか」ということを言い出したら90年代も00年代も同じように重要なのだが、やはり「草創期」としての80年代はとても大切なのである。
というわけで、本書は80年代という時代を体感したい人には、必読の書といえる。
で、ここから先は、本書とは直接関係ない話である。
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ある本を読んでいて、「プロレス鑑賞的視点を持っていれば、オウム信者はオウムに入らなかったのではないか」というくだりがあった。
一瞬納得しかけたが、まてよ!? と思う。
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