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【テレビお笑い】・「ザコシショウ、R-1優勝おめでとう」

R-1ぐらんぷりのハリウッドザコシショウ優勝に関し、「本来、あらびき的な、地下的な芸なのでメジャーに評価されてはいけない」みたいな意見があったのでひと言わしてもらう。
まず大前提として、テレビの演芸に「正道」のようなものは存在しない、というのが私の持論。
ドリフだって邪道と言われ、80年代中盤の欽ちゃんだってシロウトを起用していたから「芸」として評価されていたかは疑問だし、たけし、タモリは言うにおよばない。
もちろん、どこに出しても恥ずかしくない、格調高いポップな芸風、を私は否定するものではない。そんな、メジャーをおとしめてマイナーを持ちあげるような単純な話をしているのではない。
ただ、テレビに限って言うなら、テレビというのはゲテモノを評価し、吸収して現在がある(もちろん、飽きられれば無情に切り捨ててきたという裏の面もあるが)。
それをふまえずに、ただ小手先で「これはよい芸、これは悪い芸」などと、どうして評価できようか。

第二点。「こういう芸はマイナーなままでいてこそ光るんだ」みたいなこを言う人がいるが、私の知るかぎり、そんな状態で食えている人はだれもいないし、食えなくていいと思っている芸人もいない。
レアケースで、「バイト生活で、なおかつ特段売れたいと思っていない芸人」も存在するが、そういう人は本当に少ない。
ほとんどの芸人が、自分のやっていることで売れようと思っている。それは当然でしょう。

確かに、今回のR-1では、「きちんとした芸風を持った芸人」がわりを食った。横澤夏子、おいでやす小田、マツモトクラブなどは全員、小島よしおやサンシャイン池崎やゆりやんレトリィバァなどの「勢い芸」がつくった流れに押し流されて行ってしまった感は否めないが、それと「ハリウッドザコシショウは優勝してはいけない」というような物言いは、まったく次元の違う話である。

「これはメジャーではいけないよ」みたいなこと言うやつ、いったい何サマなのか。本当に腹が立つ。

だいたい、「これはあらびき芸であってえ……」なんてしたり顔で言う人、ウーマンラッシュアワーがまったく同じ芸風の漫才で、あらびき団にもTHE MANZAIにも出ていたことはどう評価するのか。
他にもどぶろっくやエハラマサヒロ、モンスターエンジン、世界のナベアツ、鳥居みゆき、あかつなども、そう芸風を変えずに出演していた。
「あらびき団」がやったことは「荒い芸」を評価するだけではなく、「本来ならメジャーシーンでもいけるのに、くすぶっている人たち」を採用していたという側面もあるのである。

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