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【雑記】・「イケてる女子高生とイケてるやつとバキュームカー」

オタクで薄汚れているやつが、新宿のドトールで待ち合わせしたらカバンとは別にきったねえ紙袋を持っていてそれがシャカシャカシャカカシャカ音を立てるのでうるさくてイライラしてきた。
「何買ったの?」
興味もなかったがなんとか紙袋の音のうるささを軽減させるために中身について聞いてみると、
業の深そうな成年コミックと、むちゃくちゃマニアックな特撮本。

いやぜんぜんいいよ。ぜんぜんいいんだけど、そいつがネットでやたらリンクしてくるのが、
まーなんというかこぎれいなブログ。

そのブログから派生した商業出版物のリンクがブログの画面右側に張り付けてあって、内容はサラリーマンの仕事論をからめたおもしろ記事だ。
要するに、ただのバカ記事ではない。いわゆる「ネタ」には巧妙に「サラリーマン自己啓発」みたいなものがしのびこませてあって、カフェパソコン系(今勝手に命名した)オシャレブログとも、80年代ビックリハウスを遠い先祖とする「面白主義」系ブログとも違う。
そのブログを続けざまに読んでいくと、賢くユーモア精神のある美しい妻や、書き手が心を許しているわけではないがどこかそこそこまぬけで憎めない上司や、一流企業に勤めているらしき会社の制度(たとえば同僚のだれかがうつ病になって1年も会社を休んでいる、という描写からは、「1年は病気で休職できる」という制度であることがわかる)がかいま見える。

エントリ数、およびテキストが投下される期間も適度に空いていて、寝る間も惜しんで毎日更新、とか、あるいは数カ月も間が空くということもない。

「怒りのデスロード」や映画「進撃の巨人」やピース又吉の「火花」など、そのとき話題になったものに関してはソツなく、マニアに突っ込まれない慎重さを保ちつつ、まったく知らない人が読めば「こんな視点が!?」と思わせる小器用な文章を書く。

ところが、実は生粋のジャズファンであり、「これからふだんの読者には意味不明のことを書きますが……」などと断りを入れつつ、往年のジャズミュージシャンのCDが許しがたい録音状態と曲のチョイスだということを何十行にもわたってつい書いてしまうオチャメさも持つ。

あのなあ……。

こんなこぎれいブログ、わざわざドブに遣ったような、どこで売っているのかわからない謎のジャンパーを着て、ズタボロの無名メーカーのスニーカーをはいて生きているおまえが、律儀にリンクなんかする必要、ないんだよ!!

しかも当のブロガーがオタクに対して慎重なのが、文体から伝わってくるのが余計に腹が立つ。
戦隊ものや仮面ライダーの映画も定期的に観に行くこのブロガーが、まず妻にどこへ行くかをごまかして「仮面ライダー」の映画を観に行って浮気を疑われるところなどは、ソツがないゆえに腹が立つ。
プリキュアの映画を一人で観に行くときは、「若夫婦を偽装して妻と観に行った方がいいだろうか」という逡巡を文章全体の半分くらい使って書いており、しかもそれは決してオタクをディスっているわけではない。
なお、プリキュアの映画のラスト、画面で踊るアニメに合わせて観客の子供たちが夢中になって踊るシーンについて「本当に少子化なのだろうか? 本当なのだろうけど」ととまどいを見せるあたりはなかなか心にくい。

オタクの顧客に対しては「ベースとなる資本を支えている立派な観客」以上の表現は用いない。おれみたいに「風呂に一週間も入ってなさそう」とか「毎日同じチキンカツ弁当を食べてそう」などとは書かない(おれだって書かないよ)。

政治や経済についても、ただの床屋政談に終わらない文章の冴えを見せる。おれの分析ではこいつの政治的立場は、議会政治を前提としたリベラル。だが、文章の結びはむしろリベラルの「明るさ」に対して素朴に警鐘を鳴らすというパターンが多い。
ジェンダー論については基本的にフェミニズムに賛成するかたちだが、エッセイとしては「ユーモアのわかる妻」が「物語」の緩衝材になっていて、それなりにまとめる。

うまい。うますぎる。風が語りかける。十万石まんじゅう。(そういうCMがあるんです)
しかし、うまいがゆえに、なんでおれらがコイツに加担しなくちゃならんのよ。
しらねーわ。
勝手にできた嫁とセックスでも宙づりファックでもしてろ。

で、本題だがこの世には「シュっとした女子高生」というものがいるらしい。
いわゆる「クラスの一軍」ということなのだろうか? しかしスーフリの幹部連のような、別の言い方をすれば中学生くらいから女子アナを目指すようなチャラさはない。
だけれども地域でいちばんの高校に入って、しかも想像ではたぶん共学(男の子と物おじしないで話せる)。
ファッションはセンスがあるかどうかはわからないが、ソツがない(ダサくはない)。
読書は好きで社会問題にも興味がある。

別の言い方をすれば、「大学に入ったとき、スーフリ系にも、女子アナ志望にも、『オタクのわりにはメチャかわいい子』にも、本人が望めば地下アイドルにだってなれるかもしれない」というダイヤの原石のような娘。

こういうやつにも、おれが何か手を差し伸べる必要はいっさいナシ!
カフェでかっこつけてお茶飲んでいるときに、バキュームカーがつっこんできて、
町ごとクソまみれになればいいのである。こんな女。

なお、AKBをアカデミックな用語で評論しているやつは全員、皇帝ネロがチンコちぎりとっていい、って武田鉄也が言っていましたよ。

ベッキーがんばれ。
ゲスの方はがんばらなくていい。
マクドナルドもがんばれ。

なお、ここに書かれている汚いオタクもこぎれいなブロガーも女子高生も、全部架空の人物です。
モデルがいるとかそういうのでもなくて、おれの創造力を讃えろ、ってこと。

おわり。

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