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【自作解説】・「小説 ヒーロー スピーディー・ザ・スキマーの誕生」について

仕方ないので自作解説
小説 ヒーロー スピーディー・ザ・スキマーの誕生(ピクシブ)
アメリカを守るスーパーヒーロー・ウルティメイトUSAをサポートする相棒「スピーディー・ザ・スキマー」は、国際的組織「ザ・ワールドバランサー」の「リアル・ニンジャ」と呼ばれる戦士から抜擢される。
これは、ジーン・フレイリーという少年がスーパーヒーロー「スピーディー・ザ・スキマー」になるまでの物語である。

……とここまでが自分なりの説明文なのだが、あまりアクセス数が伸びていないため、顔から火が出る思いだが興味を持ってもらうために自作解説をすることにする。

だれも聞かないから勝手に答えるが、私の描くスーパーヒーロー小説は、一話をのぞきすべて同じ世界のもとで起こっている物語である。

最初に、「日本版キャプテンアメリカ」というモチーフで「ロケット超人・鉄影」というのを考えた。
彼が「超人血清」によって超人化するのは、キャップがモデルだからである。
キャップも「アメリカを守る」というテーマを抱えていて、なかなか難儀なというか、アメコミのことをよくわからないで書いてしまうと、1964年に設定変更があった、という段階で、キャップは意図的に「時代錯誤であることを自明としたヒーロー」となったのだと推測している。本当にただの想像なのだが、日本のサムライや、ドラキュラ伯爵が現代に現れたときのズレ、そしてカッコよさを、意図していたのだろうと勝手に思った。

しかし、日本人の場合、戦争に負けているので、戦時中の研究でつくられたスーパーヒーローは、戦後にわたってその存在を議論され続けるだろうと思った。「鉄影」には面倒な設定がたくさんついているが、それはアメリカほど日本人とヒーローの関係が単純ではないからである。

で、その「鉄影」の立場を、アメリカで保っているのが「ウルティメイトUSA」というヒーローである。「ベタなアメリカ感」を出すため、フットボールのボールで戦うことにした。彼も「超人血清」で超人化した人物である。
彼の相棒が「スピーディー・ザ・スキマー」で、普通の人間であるためこれまで何代も変わっている。アメコミのヒーローは、わりと雑に超人と普通に鍛えた人間が戦ったりするので、そこのギャップを真剣に書いたらどうなるだろうと思って考案した。
コスチュームのモチーフは、「破裏拳ポリマー」である。スキマーが「タイフン流拳法」を使うのは、もちろん「ポリマー」内に出てくるおふざけヒーロー「タイフンホラマー」からとっている。

「スピーディー・ザ・スキマー」には、前の作品から余計な設定を無責任につけ加え過ぎたので、つじつまを合わせるのに苦労した。「ザ・ワールドバランサー」のスクールは、もともと軍隊のシゴキ描写が嫌いなので、どこかふんわりさせようとして、校長をのらりくらりとした性格にした。

物語終盤になって、「超能力」が「スーパーヒーローのスーパーパワー」とはまったく別の、人間の脳の潜在能力、特別な能力として描いたのは、マーベルのドラマ「エージェント・オブ・シールド」で、なぜか「超能力」がいまだ人類が発見していない能力、という設定になっていることにヒントを得た。
最近観てないので、その設定がその後どうなったかは知らないが。

まあ、そんなところである。以上の説明に興味を持ったら、ぜひヒマなときにでも読んでもらいたいものである。
小説 ヒーロー スピーディー・ザ・スキマーの誕生(ピクシブ)

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