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【雑記】・「リア充と非モテ」

おかださん事件を追いかけてネットを漁っていたら、ユーチューブにおかださんの岡田斗司夫ゼミ『AKB襲撃事件を考える』 というのがあり、1時間見てしまった。
驚いたのは、当時(昨年の6月頃)だって彼女が何人もいたであろうおかださんが、
「非モテとリア充」という対立構造に、固執していたことだ。

おかださんが言うには、(うろおぼえだが)「リア充」というのは、
「世の中のいろんな楽しいことが、自分のために提供されていることに何の疑問も持たず、楽しめる人」のことで、
「非モテ」というのは、
「この楽しみは、自分にとってふさわしい楽しみなのだろうか? 何か資格が必要なんじゃないか?」と常に疑ってしまう人、のことだそうである。

どうも、よくわからなかった。
「自意識がある、ない」というような意味なのか。「インテリと一般大衆」という区分ができなくなりつつあるから、別の呼び方を考えたのか。
今ひとつよくわからない。

だが、気になったのは「AKB握手会襲撃事件」を、「リア充への非モテからの逆襲、復讐」ととらえていることだ。
彼は、「世界への復讐という概念は女にはなく、男にしかない」、「そういう意味では男性的な犯罪だが、考えるべきは犯人にとっての『世界』が、政治家だとかではなく、実質的には『弱者』であるアイドルの女の子に向けられていたことだ」と言っていた。そして、「黒子のバスケ事件」も同様の事件だと言っていた。
それは正しいと思う。

「黒子のバスケが何かの権威か?」と問われると、人気作品であること以外、思いつくところがない。

おかださんはそれを「政府に対する反逆」としてのオウム事件と比較して、スケールの矮小化に注目し、それが「非モテからリア充への反逆」なのではないかと仮説を立てるのだけど、

そこはちょっとピンと来なかったね。
だって「政治に興味を持つことは、なんかダサい」というような風潮は80年代からあったわけだし、むしろ95年の地下鉄サリン事件で、ガチで国家転覆を考える組織があるなんて、みんな驚いたくらいなんだから。

昨年の6月というと、すでにザイトク会は問題になっていたと思うんだけど、私個人は在特会のヘイトスピーチとAKB襲撃は、下の方でつながっていると思ってます。要するにザイトク会も「戦う敵が欲しい」人たちが、「本当の敵」がだれだかわからない状態で活動している団体なのではないかと。

そうすると、最終的には政治行動とつながってきてしまうわけで、「非モテとリア充の対立」というのは、たとえとしても私にはぜんぜんピンと来ない。
まあ、犯罪行為が「本当は政治的な不満から起こした犯罪なのに、それがわかっていない無知な人がやる行為だ」という理論は昔からあるので、それだと新味がないと思ったのかもしれませんが。

おかださん的な「非モテ」の定義で言えば、彼がトークの中で言っていた「キャバ嬢みたいなファッションの女子大生」といつも一緒にいたいかと言えば、非モテの人たちって、別に一緒にいたくないわけでしょ。
じゃあ、どうしようもないじゃん。

私には「非モテとリア充」というのは、若者文化が分衆化した状態、としか思えませんけどね。

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