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【お笑い関連項目】・「漫才コンビ『ルサンチマン』の吉尾(よしお)氏、急死」

ご報告(パジャマお兄さんの欺瞞、怠慢、ルサンチマン)

ショックで、しばらくぼうぜんとしていた。

彼らを初めて見たのは4、5年前、オフィス北野の若手ライブに、フリーとして出演したときだった。
このライブでは、フリーの若手が事務所に所属できるかもしれないという「チャレンジコーナー」というのがあり、そこに出場していたのである。

彼らの芸風は、なんて説明していいかわからない。「なんとなくの立ち話」のような漫才の対極に位置する、つくりこんだ構成だったと記憶する。

怪奇マンガの「魔太郎」系主人公みたいな「パジャマお兄さん」(これが芸名。あまりに風体がポップでないからこんな名前にしたのだと想像する)のボケに、吉尾氏が関西弁で小気味よくツッコミを入れていた。
チャレンジコーナーは、確か三回優勝すると事務所所属の権利(あくまで、権利のみ)が与えられるシステムになっていたが、当時の他のフリー芸人と比べると「ルサンチマン」はぶっちぎりの印象があった。
それもそのはず、彼らは「M-1グランプリ」で準決勝まで残ったこともあるそうなのだ。
(そして、その後登場してきた「馬鹿よ貴方は」というコンビが、また独自の芸風で別の衝撃を与えてくることになる。彼らは今年のザ・マンザイの認定漫才師となった。余談です)

その後、彼らはオフィス北野所属芸人となった。

下北沢で行われた、彼らのフリートークライブも見に行ったことがある。話によると、漫才やコント以外、二人ともあまり得意ではないようで、練習の意味もあってか入場料は無料だった(面白かったです)。
実際はどうか知らないが、ボケのパジャマお兄さんが文系で、吉尾氏はもう少し「いわゆる芸人」の雰囲気をまといつかせた芸人だった。
まあ「ルサンチマン」というコンビ名からして、いかにも文系っぽいのだが。

オフィス北野にはいくつか面白い若手がいて、それぞれ活動を行っているが、私が「ルサンチマン」において気になっていたのは、漫才とコント以外、いかにも不器用に見えたことだ。
北野のだれかの先輩と仲がいいとか、ハマっているという話も聞いたことがなかった。

そして、その漫才も、だれにでも受けるという感じではなかった。こちら側の感覚でしかないが、ウケるときとすべるときの落差が大きかった気がする。まあいわゆる女の子ウケがよくないタイプのコンビです。

しかし、死んでしまうとは……。

「ルサンチマン」は、自分たちの芸風を確立した漫才師だった。だが、それはもう二度と見られない。

悲しいです。

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