« 【雑記】・「クラシックゴーストライター事件」あるいは世の中そんなに単純じゃない | トップページ | 【雑記】・「オタク的近況、あるいは単なるじじい話」 »

【雑記】・「ゴーストライター事件その2」

いろいろと続報が入って来たので、続き。

いろいろと、「識者」の人が本件についてまとまった文章を書いている。

偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ
ゴーストだった新垣氏は超一流のピアニストであり、佐村河内氏は唾棄すべき詐欺師だと断罪するもの。
もともとの新垣氏のフィールドである「現代音楽」擁護派。

S氏騒動(隠響堂日記)
大河ドラマ「平清盛」の音楽を作曲した人。「現代音楽」批判派。「佐村河内守」を画期的なユニットととらえなおし、その試みと「交響曲第1番《HIROSHIMA》」については評価すべき、というもの。
とにかく文章が読みやすく、そこに感心してしまった。「S氏騒動」はこの後、シリーズ化して何本かのエントリーがある。

「#ラッセン佐村河内」中ザワヒデキ(@nakaZAWAHIDEKI) マイナー修正版
「佐村河内守」をイラストレーターの「ラッセン」と対峙してみせ、考察する。

私自身の興味も、「佐村河内守は新垣隆と完全にイコールなのか」という点に集約される。
あの図形のような「指示書」も、佐村河内氏の妻が書いている、というような話もあって、ますます藪の中だが、この件がクラシック音楽界に「発展的影響」をおよぼすとしたらその部分のみではないのか。
どうなるか、気になるところである。

なお、江川 紹子氏の彼はなぜゴーストライターを続けたのか~佐村河内氏の曲を書いていた新垣隆氏の記者会見を聴いて考えるについては、個人的には承服しがたい。
それは、「麻原と信者との関係」を連想させることで、今回の件が「万死に値する、ものすっごく重い罪」だと錯覚させる可能性があるからだ。
彼らは多くの人を傷つけ、損害を与えたかもしれないが殺人犯ではない。また、音楽界のことは知らないがマスコミ全般で言えば「ゴーストライター」は、「半ばバレバレな存在」として知れ渡っていることにもほっかむりをしているように感じる。

テレビではなかにし礼が「音楽創作という神聖なものを冒涜している」と、情け容赦のない批判をしていた。
だが、こういうコメントも「自分の名前を看板に商売している人」が、「その看板の潔癖さ」を裏アピールしているようでうさんくさい。

いちおう自己弁護しておくが、私は今回の件をだれも、全面的に悪くない、とは思わないが、コトが「面白物件」であるだけに、「水に落ちた犬」を徹底的にぶったたくような行為は、どうかと思うのであった。

|

« 【雑記】・「クラシックゴーストライター事件」あるいは世の中そんなに単純じゃない | トップページ | 【雑記】・「オタク的近況、あるいは単なるじじい話」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

評論とは」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事