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2014年2月

・「永井豪SF怪奇傑作選 邪神戦記」 永井豪(2013、講談社)

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永井豪の伝奇的SF傑作集。
えーこんなの出てるの知らなかった。
なかなかの力作ぞろいで、お買い得。
「邪神戦記」、「面」、「白い世界の怪物」、「霧鏡」、「翠湖」、「天女カラス」が収録。
「天女カラス」は未発表作品だったそう。

表題の「邪神戦記」は「手天童子」のプロトタイプ的作品だが、なんと少女誌の「プリンセス」掲載だったという。

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・「デビルマン対闇の帝王」(1)~(2) 永井豪、TEAM MOON(2013~2014、講談社)

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デビルマン「本編」以後、美樹の魂を取り戻そうと、冥府の王「闇の帝王」(グレートマジンガーの敵のボス)に戦いを挑む不動明(デビルマン)の物語、らしい。
「デビルマンはサタンとの最後の決戦で死ななかったのか?」とか疑問なのだが、本作に説明があるかどうか忘れてしまった(すみません)。
絵がむちゃくちゃにうまく、かといってリアル路線に走りすぎるほどでもなく、マンガの「デビルマン」のテイストを残している。

展開はやや大味かと思わせるが、「闇の帝王」を引っ張り出してきた理由が「デビルマン対グレートマジンガー」を実現したいからだとすれば、それもいいじゃないの、と思える。

また、「バイオレンスジャック」や「デビルマンレディー」が長大な明と了の物語だとすれば、「純愛」としての明と美樹の物語があってもいい(すでにあるのかもしれないが、またやってもいい)。

デビルマンおよびグレートマジンガーが好きな人には、おススメ。

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・「キューティーハニー対デビルマンレディー」 永井豪(2014、秋田書店)

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キューティーハニーとデビルマンレディーのそれぞれの戦いが、たまたま交錯する番外編。
まあ「この二つでストーリーを構築しようと思ったらこうなるだろうな」という感じ。

「デビルマンレディー」本編は、それなりに面白いのだがラスト近くのどんでん返しのために、全編が暗いのが難点。

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 ・「魔王ダンテ対ゲッターロボG」 永井豪(2012、秋田書店)

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ちょっとしたいきさつで、魔王ダンテとゲッターロボGが戦う話。
「デビルマン」はともかく、個人的には「魔王ダンテ」に対する永井豪のこだわりが理解しがたい。
「ダンテ」のエッセンスは「デビルマン」にほぼ投入されているわけだし。
「「デビルマン」との違いを考えるとすれば、不動明が「現世での出会い」のみで生きているのに対し、「ダンテ」は「前世の絆」が描かれている点にあると思うが、それにしても繰り返し描かれる理由がわからん。

本作の内容は「まあ、対決させようと思ったらこうなるよな」という感じ。うーむ。

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・「マーダーライセンス牙」全22巻 平松伸二(1989~1994、集英社)

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スーパージャンプ連載。
ふだんはスポーツジムの講師である木葉優児は、実は木葉流忍術の十四世継承者であり、日本でただ一人「殺人許可証」を持っている。彼は内閣総理大臣・板垣重政からの指令により、ぜったいに許せない悪人を抹殺するため、今日も複雑な社会情勢の中に身を投じる。

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【評論とは】・「おれは思想的(?)に観る男」

ずーっと昔、つげ義春の描いた忍者マンガで、くの一忍者が敵の殿様を暗殺しようとするが捕まってしまい、改心してその殿様の妻となる。
その後、よき妻として暮らし、一子をもうける。殿様は過去の事件のことなどすっかり忘れ、いい家族が持てたと安心しきっている。
だが、すでに事件から10年近く経っているのに、くの一は暗殺の使命を忘れることはなく、密かに忍者として教育した息子と二人で殿様を打倒し、去って行く。

……というような話が、おぼろげながら、あった。

私も似たようなもので、もともと「マンガ」を理解するために、ほとんど観て来なかった映画を観ることにして、相互に影響のあるアニメや特撮などを、三十歳を過ぎてから観てきた。

その間に、「マンガ表現論」のプチブームなどもあったが、もともとの私はマンガを「思想的に」どういうものであったかを分析することを(楽しみに鑑賞する以外に)最大の目的としてきた。
映像モノは、実はそんなに得意じゃないのだった。

いわゆる「社会反映論」者で、そういうことをあーでもない、こーでもないと、漠然と楽しみに生きている。

それは、今ここでカミングアウトしておいた方がいいんじゃないかと思った。

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【雑記】・「オタク的近況、あるいは単なるじじい話」

個人的に「ここしばらくは、もう必死でマンガやアニメや特撮を追いかけない」ことに決めている。
理由は、疲れるから。
で、最近思うこと。

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【雑記】・「ゴーストライター事件その2」

いろいろと続報が入って来たので、続き。

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【雑記】・「クラシックゴーストライター事件」あるいは世の中そんなに単純じゃない

事件そのものについては、各自調べてほしいが、今回の事件に対する人々の反応について考える。

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【ネット】・「冥福祈り問題」

「ツイッター上での『ご冥福お祈り』問題」(世界は数字でできている)

「『こいつら三沢光晴の思い入れないくせに、何をご冥福お祈りしますだ!』って日記がどんどん上がってきて、腹が立ってmixi止めたんだから」

前からこのあたりのことについて、ちょっと疑問だったので、思ったところを書いてみます。

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