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【雑記】・「ボクのオタク的ルサンチマン」

そうか、こういうことも言語化しなければならなくなってしまったのか。
……と思って、主に「海外に対するルサンチマン」について書きます。

「ロボコップ」を初めて観たとき、「なんだ、宇宙刑事のパクリじゃん!!」と、当時だれもが思ったはずだ。
まあこの辺はすでに検証がなされているのだろうが、とにかくファーストインパクトとして、そう思った。
しかし、少なくとも私の知るかぎりは、そのような疑惑に対する言及さえ、当時、(特撮専門誌などはのぞいて)なかった。

そのもっと前。
70年代後半。
SFブームがあった。
当時から思っていたことがある。
日本の「SF大会とかに、英米の有名なSF作家が呼ばれたりしているそうだけど、彼らは日本のSF小説を読んでいるのだろうか?」
……たぶん、読んでいないと思った。
(読んでいるかもしれないが、とにかくおれがそう思ったのだ。)

さらにもっと前。
劇画やテレビドラマは、海外のプロットのパクリで溢れていた。
それは時代状況から考えて必ずしも「絶対的に悪い」とは言いきれない。
なぜかは、時代状況を勉強すればわかる。

マンガ、劇画の海外での評価はどうか。
私が70~80年代に新聞で読んだ記憶では、
「子連れ狼はアメリカでは受けなかった」
「ドラえもんは、フランスでは受けなかった」
というような、「受けなかった」ニュースばかりだった。
実際、マンガの海外進出はむずかしいらしい。

もっとも、90年代くらいまで、国内でも「鳥獣戯画がご先祖さまです」と言わなければ、マンガが軽く見られてしまうような状況だった。

そして、日本の大スター、ピンクレディーの、アメリカのテレビ番組における屈辱的な扱い!!
(せいぜい、東洋人のお色気アシスタント、という位置づけ。)
たまたま、当時の映像を知人に見せてもらって、何とも言えないイヤな気持ちになってしまった。

さらに、「世界に向けて、世界に負けないようにつくった」という日本のSF映画のトホホ感。
今なら笑って見れる「宇宙からのメッセージ」も、もしも少年ファンが「本気で世界に向けた作品」として観たことを想像したならば、とても心中おだやかではいられない。
他にも、「さよならジュピター」、「ガンヘッド」……。

日本が伝統文化以外に、文化的に世界に誇れるものは、少なくとも80年代前半時点では、
「スキヤキソング」と「クロサワ映画」だけ(「ゴジラ」は日本の「世間」的にその成功は認められていなかった)。

とくに経済成長をしていた時期は、「日本は経済進出だけして文化は進出していない」とさんざん言われた。

だから90年代以降、多少日本の「今」のモノが海外に受けたからといって、ロートルオタクがついはしゃいでしまうのは、仕方ないのである。

その理由がエロアニメだからとか、タダでネットで見られているとか、関係なくついはしゃいでしまうのだ。

このあたりの感覚は、エヴァ放送時の95年に15歳だとして、現在34歳くらいの人にはもうピンと来ないのではないかと思う。

ま、他の人は知らないが、少なくともおれは「キル・ビル」などを見て、いとも簡単にはしゃいでしまうのである。

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