・「キャラ道」 カラスヤサトシ(2009、竹書房)
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自分を主人公にしたエッセイ風ギャグマンガを得意とする著者が、毎回「キャラクター4コマ」に挑戦するという内容。
かなり面白い。
しかし、私も、いわゆる「モテないキャラ」を演じている才能ある人たちが本気でモテないとも思っていないのだが、著者がデキ婚したと知って、頭で理屈で考えるより先に、なんとも言えぬ虚脱感のようなものを感じて、その後いっさい読まなくなってしまった(笑)。
本作から話はそれるが、要するにこういうことだろう。世間に名前が知られている「モテないキャラ」の人たちの内面として、
・女性に縁はあるが、ついつい面倒くさいと思って内省してしまう
・そこそこモテるが、仮想敵としている「モテる層」が、国内ランキングに入るような人たちなため、つい自分を卑下してしまう
ということがあると思う。
それにしても、恋人や奥さんをマンガに出す人は、よく出せるなと思う。ごきげんとったり、「ここまで描いても大丈夫だろう」というガイドラインを探ったり、考えただけでもウンザリする。
あ、話は戻りますがこの単行本は面白いですよ。
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