« 【ポエム】・「たばこ屋の角を曲がっってごらん。そこには何もない。」 | トップページ | 【イベント】コミックマーケット82 »

【雑記】・「大人とは何か」

なんだか最近、どんどん魔法がとけていく気がする。
公私ともに。

あ、「魔法がとける」というのは、「今まですばらしいとか楽しいと思っていたことが、そうじゃなく思えてくる」ということです。
「アバタもエクボ」の言葉もあるとおり、人間、たいていの場合はものごとのイヤな面を、意識的、無意識的に関わらず見ないようにしているものですが、それが見えちゃう瞬間がある。

それを自分は「魔法がとける」と言っているのです。

ところで、急に思い出したが昨日の「アメトーーク」、「番組企画プレゼン大会」で、プレゼンする芸人の一人に東野が混じっていたんですが、彼が紹介したのが、

・ダウンタウンの浜田が「軍団」を形成しているらしい
・最近の品川はおとなしくなっている

というような、どこかタブーというか「不穏さ」を内包している企画。

で、勝手気ままに世代論を書くのだが、ダウンタウンとそのすぐ下くらいの世代まで、この「不穏さ」とか「暴力性」といったものを「笑いにはずせない要素」として強く持っている人が多いようだ。

どんな世界でも、必ず「暴力性」にまつわる話の一つや二つはあって、それがその業界の「入りにくさ」につながり、一方で「その世界になじめた」ことは勲章となり、内部のコミュニティの結束を強める結果となっていた。

特定のコミュニティ内に変なしきたりがあるのは、それをクリアした者だけが認められる、という一種のシステムになっていて、なぜそんなことをしなければならないかというと、ある時期まで職業コミュニティはひとつの「ギルド」だったからである。

だが、本物のギルドはどうだったか知らないが、「ギルド的な集団」を支えているものは何か。
というと、「既得権益」なのである(強調しておくが、それはある時期までの「お笑い」にかぎらない)。

そして、既得権益はなぜ既得権益たりえているのかというと、
合法的集団なら、日本経済の確実性、というものがあったからである。

少年ジャンプの作家専属契約制度が今もあるのかどうか、すいません調べてないんですが、
とにかくそれが成立したのは「少年ジャンプだから」ということに尽きるのであって、これが部数も継続性も保証できない雑誌なら、契約を結ぼうという者はいないだろう。

ところが、現在は、というかバブル崩壊後はそれが大きく揺らぎ始める。

飛躍するようだが「大人になれ」ということがずいぶん、90年代初頭まで言われた。
これは、同時期に拡大し続ける「おたく文化」が、たぶんに「幼児性と密着している」と思われていたことと無縁ではないはずだが、
では「大人になった」ことを、いったい何が保証していたのか?

というと、今はっきりわかるのは地域コミュニティか、企業社会だったということになる。

だが、どちらも崩壊しかかっている現在、「大人になれ」という議論は日本では空転せざるを得ないし、
アメリカは「マッチョである」ということを絶対的な価値として、あいかわらず「大人像」を強固に振りかざしているようである。

おわり。

|

« 【ポエム】・「たばこ屋の角を曲がっってごらん。そこには何もない。」 | トップページ | 【イベント】コミックマーケット82 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事