・「どろろんえん魔くん 完全愛蔵版」 永井豪(2011、角川書店)
1973~1974年、少年サンデー連載。
閻魔大王の甥っ子・えん魔くんが、人間界にやってきて雪女族の幼なじみ・雪子姫、河童の妖怪・カパエルとともに妖怪退治をする。
アニメ版の方は、70年代独特のドロドロ感があるが、マンガ版の本作は基本、ギャグノリ。しかし意外とと言っては失礼だが、今回再読しても面白かった。超多忙の中で、手クセ感は少なくギャグは生き生きとしている。一部では有名な妖怪怒黒のエピソードも、単なるスカシ以上の楽しさがある。
「ドロロンえん魔くん メ~ラめら」は、このマンガ版のノリをもとにつくられたのだろう。
今回、「完全愛蔵版」と銘打ち顔などを多少描き直している。逆に、過去の単行本には収録されていた大人になったえん魔くんの読み切りはカットされてしまっている。残念だ。
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