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・「球速0.25秒!」原作:杉四郎、眉月はるな(1971、ひばり書房)

古書価格で1万円以上はするレアもの動物パニックマンガ「侵略ガニ」の眉月はるなが作画を担当した、野球マンガ。
甲子園でビーンボールを投げ、相手の打者の片目を失明させてしまった少年がグレてしまい、しかし転校した先の高校でも野球を始め、片目になった少年と再び甲子園で対決する、というマンガなのだが、とにかく湿っぽい。

……というか、子供の頃立ち読みしてあまりにウェットなので書棚に戻した本、三十年くらい経ってから買っちゃったよ!!

「ウェットでなかなか話が終わらない、だけど面白い」作風としては70年代当時、梶原一騎、花登筺、梅本さちお、牛次郎などがいたが、彼らはあくまでも一流作家だったから面白いのであって、「ウェットだったから面白い」わけでは当然、ない。
そういうことが本作のような埋もれていった作品を読むと、明らかになる。現在でも、「売れセン」を狙って面白くない作品があるから、要するにそういうことなのだが。

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