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【雑記】・「原発観・オロオロオメオメ派」

ここのところ、「雑記」を書くことが続いている。
このブログは本来、マンガレビューが主流であるはずなんだが、時勢が時勢だけに、我慢してください。

さて、ここ数日のエントリで「思想の問題は、震災によって一時期的に棚上げになっている」というようなことを書いた(この辺を読んでください)。

それでですね、これから書くことは、「今すぐ何かやらなきゃいけない」って話ではぜんぜんないんで、そういう話を求めている人は読まないでいいです。

「もはや右翼、左翼の差などなくなった」という言説をよく見かけるが、自分はそうは思っていない。
だいたい、差がなくなったなら「ネトウヨ」とか「ざいとくかい」とかが出てくるわけがない。

80年代末、反原発ブームがあった。広瀬隆の「危険な話」という本が話題になり、それを読んだ人たちの多くは反原発運動に身を投じた。
注意しなければならないのは、この頃から「反原発運動イコール左翼」とは必ずしも言い難かったことだ。
純粋に原発建設を止めたい、という人も多かったと思う。
そこは強調しておきたい。

だが、当時低調だった左翼運動にいわゆる「燃料」を投下したことも、また事実だっただろう。

だからどうしても、現状の反原発に対するネット上のコメントに関して、そっち方面のバイアスがかかってしまっている部分もあると思う。

何度か書いているが、反原発運動は社会運動の中でも、特殊なものであると考えている。
最大のネックは、専門用語が多くて「よくわからない」ということに尽きる。
税金が上がるとか外国人参政権とか、そういう文系的な問題はまだしも勉強すればわかるかもしれないが、原発問題に関してはどうもよくわからない。

日常、(会ったことはないが)ネット上でかなり信頼を置いている人でも、「関東から逃げろ」と強く主張する人と、「とりあえずまだ心配ない」という人に分かれてしまっている。

自分もどうしようかと考えた。それは都民としてというより、「これからは思想の時代が来る」と言った手前の問題である。
要するに、現状の知識人のほとんどは、たとえ理系でなくても原発に言及することを義務だと思っているらしい。
私は別に知識があるわけではないが、それにしたって何も言わないわけにはいかないだろう、という気持ちもある。

そこで言わせていただくと、よくわからない。
調べれば調べるほど泥沼にハマっていく気もするし。

というわけで、「知識人や庶民の動向を観ては動揺してオロオロし、オメオメと生きていく」ことをここに宣言する。
今までもこれからも、原発に関して私は何かを積極的に言うことはないであろう。
だってわからないんだもの。

「わからない」ってところを、開き直りじゃなくて潔さと受け取ってほしい。

なお、「反原発派は西に逃げるのではなく、被災地の放射性ナントカの影響を受けるギリギリのところで情報の交通整理をするべきだ」という意見を目にしたが、さすがに私にそんなことを言う勇気はない。
ひとつの意見だとは思うが、そういうことが言えるのは、自分も福島に乗り込んでいい、という覚悟のある人だけだろう。

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