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【雑記】・「災害は『経済成長主義の破綻』、『第二の敗戦』か」

やはりどうしても、そういう発言にみんな支配されがちのようだ。
「成長主義の破綻」という考えは、もしも原発を日本が建設しなかったとして、現状まで成長し得たか、というシミュレーションをしてみて、原発を建てなければどうしても無理だったら、まあそんな感じかな、程度のものではないだろうか。

何度も書いているように、日本の成長神話はとっくに終わっていた。小泉改革とホリエモン騒動は、その最後っ屁だった。
ま、地震とは関係ないですわな(ビーグル38の口調で)。

これだけ大きな(継続中の)災害なのだから、歴史的な一つの区切りになることはぜったいに間違いないけれど、この地震やそれに伴う事故を「日本の経済成長主義の破綻」の象徴ととらえることには、私はどうもイデオロギー的なものを感じて二の足を踏む。

というか、今頃気づいたのかよアンタ、と言わざるを得ない。

もう少し正確に書くと、もともと2000年代の不況の10年間で、日本の経済成長神話は終わっていた。
たとえば、いわゆる「バトルロワイヤルもの」がエンターテインメントでパターンの定番となったが、これは成長主義から、限られたパイを奪い合う方向へと時代が変化したことを意味していた。

で、今回の地震とそれにともなう災害で、「成長神話の破綻」がものすごく明確なかたちであらわれた……とまあ、そういう言い方ならできるかもしれないが。

もしも何の前触れもなく、今回の地震で「もしかしてこれって、成長神話が終わったってことなんじゃ!?」って気づいた人がいたとしたら、じゃあ、地震が起こらなかったら日本の成長神話は破綻していなかったの? 地震のあるなしで、変わるわけ?

変わりませんよ、それは。10年くらい前から、そうだから。

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