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・「ピューと吹く! ジャガー」(19)~(20)(完結) うすた京介(2010、集英社)

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週刊少年ジャンプ連載の長期連載ギャグマンガが、10年の連載を経てついに完結した。

うすた京介が「すごいよ!!マサルさん」で登場したときの衝撃はすごかった。ギャグとしてすべてが新しく感じたし、「マサルさん」そのものが、最終的にはいわゆるジャンプバトルパターンのパロディにもなっていた。
マサルさん終了後、作者としては紆余曲折あったが「ピューと吹く! ジャガー」ではマサルさん的なギャグをマンネリという意味ではなく、できるだけ定番化させる方向に行ったと思う。

もともと、「ジャガーさん」的な物語づくりはパターンが決まっているわけでも何でもないので、こうした作風を10年も続けるのは「1作だけ大傑作を描く」というのとはまた違った苦労があっただろう。

キャラクターとしては、ボケとツッコミ役であるジャガー、ピヨ彦とは別に、プライドが高いわりには努力はせず、失敗しても自分に言い訳して決して落ち込まず、常に他人に優位に立とうとするというとんでもないウザさ(褒め言葉)を持った存在としてのハマーさんが、ただひたすらに光っていた。

うすた京介のギャグは常に意外性を伴っていないといけないタイプのものだ。だからこそ、次回作がどうなるかとても楽しみでもあり、恐くもある。

18感の感想

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