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・「ワイルドキャット」全2巻 石ノ森章太郎(2002、双葉社)

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1968~69年頃、プレイコミックに連載。
ジャングルで生まれ育った美少女・ネネは「ワイルドキャット」と呼ばれる超能力者。悪の組織「コンドルホーク団」のエスパーによる世界征服の陰謀を阻止するため、スパイ組織「K・K・P(ククル・クク・パロマ) 」がネネをスカウト。
三枚目の相棒・伴代三助、謎のイケメン・エンゼルジョーとともに、毎回コンドルホーク団と超能力合戦を繰り広げるセクシーSFアクション。

「K・K・P(ククル・クク・パロマ) 」というのはネットで調べたら50年代のヒット曲であり、パロマとは「鳩」のこと。「コンドルホーク」は「タカ」ということだ。要するに「ハト派」と「タカ派」である。
このような組織の、やや投げやりでユーモラスなネーミングが象徴するように、どっちかというとナンセンス路線の本作。
「009ノ1」のように「オシャレな戦い」を楽しむマンガで、プロットそのものには目立って面白いところはない。

しかし、この系譜をSFがらみで受け継いだマンガ家は一人もいなかったといっていいだろう。
音楽で言えばレトロフィット(って今言わないのか?)感覚で音楽をつくっている小西陽康で、実際、似たような趣向の石ノ森作品を収録した「SUPER GIRLS COMIC DELUXE」の帯は彼が書いている。

【参考】
・「009ノ1」全4巻 石ノ森章太郎(1996、中公文庫)感想

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