・「バビル2世 ザ・リターナー」(1) 横山光輝、野口賢(2010、秋田書店)
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ヤングチャンピオン連載。
あの「バビル2世」が、なんらかの理由によってアメリカと総力戦を繰り広げる。
かつてのライバル「ヨミ」がいきなり出てくるんじゃなくて、実在の国「アメリカ」とバビル2世が戦う、という趣向は面白いしツカミとしては大成功。
ただし、「アメリカという国」と戦う、ということの大義名分をどれほど深く考えているかには、疑問が残る。
「アメリカが世界を統一して世界政府を創ろうとしている」というセリフがあるんだけど、ここからは、「世界銀行」的な陰謀論の背後にヨミがいる、という展開しか自分は思いつかない。
このあたりは大風呂敷を広げて、何も考えない人がマンガ界には多すぎる(この作品がまだそうだと確定したわけではないが……)。
とにかく、続きに期待したい。
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