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・「いちご100%」(9)~(10) 河下水希(2004、集英社)

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週刊少年ジャンプ連載。
3巻あたりまでを絶賛していた私だったが、このあたりでそろそろ魔法がとけ始めている感も……。
お話としては「女の子との精神的距離が縮まりそうで縮まらない」、「初体験できそうなところで邪魔が入る」の繰り返し。
細かいところでは、文化祭の出し物での部費争奪戦に勝っても負けても、それが物語に何も反映されないことにガッカリしてしまったし、新キャラはますます出ても出なくてもいいやつらばかりになっている。

私はやはり、この作者の作風はハーレムものには向かないと思う。真中と東城の不器用な関係に、神秘的美少女の西野が奇跡的にからんでくる、その関係性がやはりいちばん面白かった。キャラクターを1からつくりあげてそれらをからませるというスリルがあったのだが……。

8巻の感想

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