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・「大市民」(9)~(10)(完結) 柳沢きみお(1996~97、双葉社)

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「人生は一度きり、だから楽しむんだ」をモットーとした小説家・山形鐘一郎の自由な生きざまや考え方をとりとめもなく描く作品。
ひとまず完結したが、微妙に名前を変えて確か現在も続いているはず。

8巻の感想で、「魔法がとけかけてきたか」と書いたが、そんなに大きくレベルダウンすることなく、そのまま最終回まで行った印象。トータルではじゅうぶん楽しめた(時事問題や芸能界批判などはぜんぶ読み飛ばしてしまったが)。

食に関するうんちくが、独特で面白い。とくにビール。9巻、10巻だったかその前だったか忘れたが、キリンラガービールの「生」が発売されたことに対する山形先生の当惑がものすごく面白かったし、「歯をみがいてから飲むビールはうまい」なんていうのはほとんど、パチンコやパチスロで言うところの「オカルト」だと思うのだが、それでもやっぱり面白い。

この「大市民」というマンガの形式は、たぶん当時はほとんどなかったもので、基本的に一話完結で、なおかつエッセイとドラマの中間になっていることも、特筆すべきだろう。
ヒトの話を聞くと、この後、世相に的はずれな批判をするばかりのタイヘンな作品になっていってしまうようだが、私に精神的余裕があればそこもいずれ確認したい。

8巻の感想

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