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【マンガ雑誌】・「コミックフラッパー」4月号(2010、メディアファクトリー)

鶴岡法斎氏原作、榊原瑞紀氏作画で「切断王2」が掲載。
近未来、日本政府に見捨てられた東京は大犯罪地帯となり、独立自治政府「歌舞伎町政府」が誕生。
それを仕切るのは、何らかの戦闘術に長けた「王」という存在であり、本作は殺された父から「切断王」の座を受け継いだ少女の物語である。

前作掲載からちょうど1年。2話目を読んでやっと気づいたが、敵がビザールなシュミを持っている、というのが特徴のひとつなんですね。
対するにさまざまな戦闘能力を持った「王」たちがいる世界なので、連載化したときのさまざまな「王」や敵の出現に想像がふくらむ。
ヒロインは先代の王であった父親の幻影にあこがれ、また自分もそのようになりたい、ならなければならないと悩んでいる。

鶴岡さんの原作は、本作に限らず主人公が常に見えない何かと戦っている。金とか地位とかではなく、常に遠くを観ている。
そこに自分は高潔さを感じます。

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