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【雑記】・「今の時期、思い出すのは……」

すっかり寒くなり、朝早く出かけると冬独特の空気の「感じ」があることがわかる。
空気のにおいっていうかね。
まず、朝独特の空気の感じがあるでしょ。
それに、出勤する人の吸うたばこの煙、自動車の排気ガス、どこかの家の朝食などのにおいが入り混じって届いてくるんですよ。

で、たとえば部活やってた人だったら朝練とかを思い出すかもしれないけど、
自分が必ず、毎回思いだすのは受験勉強のこと。
もう、受験についてしか思い出せない。

よく「夏が勝負」とか「受験なので今年はお正月がない」っていうけど、自分は諸般の事情でそういう毎日を9年間、ほとんど思春期すべての日々がそうだったんだよね。

だから、朝早く出かけるっていったら塾とか進学教室とか予備校といったところしかなかったね。

で、朝の空気にひたっていると自分の心情まで思い出されてくるんですよ。

やっぱり、受験生でも朝、さわやかな、冬だから寒いけど厳しい空気を感じていると、どこかくすぐったいような、希望に満ち溢れたような感覚におちいるんですよ。
でも、それが報われることは最終的にはほとんどなかったわけで、

そういう「希望と落胆」というか、オチを知っているミステリ映画を何百回も見せられる感じというか、そういう気分に陥るね。

だいたい、受験の思い出というのはたいていの人は語りたがらない。

前にも書いたかもしれないけど、学校のテストの当日「おれ、ぜんぜん勉強しなかった」っていうのと同じ現象が「受験」そのものにもある。
大学時代、人からいろいろ受験の話を聞いたが、「10月頃から勉強し始めたら受かった」とか「年が明けてから勉強し始めたら受かった」って言うやつばかりだったよな。

まあ、私の言っていた大学は第一志望にする人間が少ないんで、みんな「おれは本気出せばまだまだやれる」っていう感覚で入学してきたたね。

でも自分は違ってた。
そりゃ9年もやれば、自分の学力はわかりますよ。

そういう、自分自身を絞りきるだけ絞りきって、やるだけやりました、って言うやつは、いなかったねー。
たぶん東大レベルではいるんじゃないかと思うけど。

みんな、どこかで自分を大きく見積もりたい、ってのはわかるけどね。

サラリーマン時代、バリバリやってる人でも「○○さんなら、数年後は部長になるんじゃない?」って言われたら、たいてい「いつまでこの会社にいるかわかりませんから」って言うんだよ。
そこも第一志望で入ってくる会社じゃなかったから、自分を大きく見積もっていたいんだなあ、と思った。

とにかく、あまりにも受験勉強に時間をさきすぎたよなあ。

というわけで、今後はすべてなげうった無駄な人生を過ごすことにします。

とりあえず、某大手宗教団体の悪口を叫びながら、町内の自称パトロールをしてきたいと思います。

ザマーミロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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