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2009年10月

【ポエム】・「抱いた腰が ピャッ☆ピョン☆ピッ」

こんにちは、プードル西川です。

今日は、年に一度の
「電気スタンドにシーツをかけて、タイミングよくひっぱる儀式」の日でした。

このタイミングが非常にむずかしいのです。

早すぎてもいけないし、
遅すぎてもいけない。

そのタイミングを決定するのが、
お隣の田中さんなのです。

お隣の田中さんは、宇宙と交信できます。
彼が宇宙との交信に使っているのは、牛乳びん。

牛乳びんをそっと耳に押し当てて、

聞いてごらん、宇宙の声を……。

走ってごらん、42.195キロを……。
(無理です。)

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【書籍】・「おたくの起源」 吉本たいまつ(2009、NTT出版)

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文字どおり「おたくの起源」について書かれた本。
確か岡田斗司夫氏か氷川竜介氏が唱えていた「オタクの源流はSFファンダム」という観点を、実際に取材して広げた内容になっている。

私は一読、オタク論の本としてはそう悪いものではないと感じた。オタクSFファンダム起源説は、私の知るかぎり商業出版として論じられたことがないからである。

ただし、ネットを散見するとボロカスに批評しているところもあり(おそらく、著者と顔見知りゆえにきつい論調になっているのかとは思うが)、それは批判としては間違っていない。
が、どうしても私自身が著者と世代が近いこともあり、フォローしたい気分になってしまう。

というわけで、思いつくままに書いてみたい。

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【映画】・「奇想天外シネマテーク7」

奇想天外シネマテーク7
10/31(土)~特別レイトショー上映決定!

10/31(土)~11/12(木) 
特別レイトショー 21:00より1回上映
料金:1300円均一 (シニア1000円)

昭和戦後という時代はまさに奇想天外な時代だった。経済成長というコースに従ってさえいれば、ほぼどんな ことでも“新しい時代”だからということで許された。そんな中で作られた映画が奇想天外なのはアタリマエで・・・・。

10/31(土 )~
11/3(祝火) 4日間 『怪猫トルコ風呂』
(1975年/東映/81分)
監督:山口和彦 出演:谷ナオミ/大原美佐/室田日出男

11/4(水)~
 11/6(金)  3日間 『資金源強奪』
(1975年/東映/92分)
監督:深作欣ニ 出演:北大路欣也/川谷拓三/室田日出男

11/7(土)~
 11/9(月) 3日間 『実録三億円事件 時効成立』
(1975年/東映/89分)
監督:石井輝夫 出演:小川真由美/岡田祐介/絵沢萌子

11/10(火)~
 11/12(木) 3日間 『東京ディープスロート夫人』
(1975年/東映/77分)
監督:向井 寛 出演:田口久美/室田日出男/南城竜也

◆トークイベント! 11/2(月) 20:40より 
【B級物件評論家 唐沢俊一×映画監督 中野貴雄】
おふたりが奇想天外な4作を解説。より映画を楽しく鑑賞するための手引きをしてくれる企画第7弾!

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【ポエム】・「ポルンムポムピエラの冒険」

こんにちは、研ナオコです!(鼻をセロテープで止めて上向かせた状態で)

今日は、近所のおじさんが柿をくれるというので来てみました。

家族総勢十五名で……。

近所のおじさんは、大事になったのでうろたえて倒れてしまいました。

さあ、ゲームのはじまりです。

柿とり放題、

そこら辺のもの盗み放題、

家ン中に入って金も取り放題。

「そんな夢を観たんだ」
「疲れているのよ……あなた。会社、大変なんでしょ?」
「そうなんだ。年商5000億くらい行っていて、事業は順調なんだが……」
「順調だけど、なに?」
「とにかく下水のにおいがきつくて。原因もわからない」
「下水……」
「水道局にぜんぶ観てもらったんだけどね。原因がわからないんだ」

(数日後)

「おかえりなさい」
「原因がわかったよ!」
「何の?」
「下水のにおいだよ! 昨日話したじゃないか」
「ああ。どうだったの?」
「部長が、毎朝下水に1時間浸かってから会社に来るんだそうだ。そういう健康法なんだって」
「まあ、朝から下水に……」
「部下一同で直談判して、部長の朝の下水浸かりを1時間から30分にしてもらうことにした」
「話せる部長さんじゃない。良かったね」
「ああ。おれたちもけっこう言うときは言うんだよ」
「そうね」
「あれ、この柿どうしたの?」
「盗んできたのよ。隣から」
「ああ、隣から……」

そのとき、妻の背後にはたくさんのグレイ型宇宙人が並んでいた。
彼らは、私の大切な家族なのだ。

だれにも渡しはしない。

「じゃ、私もう行くわ」
「仕事?」
「ひさしぶりに『徹子の部屋』に出るのよ」

妻の芸名は、研ナオコ。
とても忙しいのだ。

(完)

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【雑記】・「世間知の問題に帰結させるのはどうかと思う」

結婚詐欺容疑の女の知人男性ら、相次ぎ不審死
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

で、亡くなったモデラーの方に関し、「モテないオタクが海千山千の女にダマされた」という図式でもって似たような境遇の男たちも含め、彼らに対して愛のあるお説教、愛のないお説教がネット上を飛び交っている。

以下に書くことは、書きたくもあり、書きたくもなし、なことだ。

マジメに職を持って、いわゆる適齢期に結婚して子供をもうけて生きるのが普通のことだとも個人的には思っている。
ことさらに「非モテ」などと主張することにも自分は異議を唱えてきた。

が、そういう「当たり前」が崩れていることは現実でもあり、そんな中、あまりにもガッカリな床屋談義が繰り返されることにも、私はいいかげんイライラしているのだ。

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【イベント】・「月刊 鶴岡法斎「俺たちの『まんが道』」

月刊 鶴岡法斎
「俺たちの『まんが道』」

マンガ関係者の数だけ「まんが道」はある!表現とは何か?プロとはなんだ?
担当編集者って何だ?雑誌は?単行本は?我々はどうしてこんなことをしているのか?
自らに問いかけ、そして発信する。某先生の告発ブログだけでは見えてこないもうひとつのマンガ業界、そしてマンガ家の矜持が白日のもとに。
マンガ界屈指の異色な経歴の持ち主カネシゲタカシ氏をお呼びして「無免許の闇医者によろしく」といえるのか?

【出演】鶴岡法斎、大坪ケムタ、カネシゲタカシ
OPEN 12:00 / START 12:30
¥1500(飲食別)
10月20日からNaked Loft店頭にて電話予約受付けます
問:tel.03-3205-1556(Naked Loft)
http://www.loft-prj.co.jp/naked/

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【お笑い】・「JJポリマーコントライブ 実弾生活6『帰ってきたハロウィン』」

ふだんからイベントのMCなどでお世話になっているJJポリマーの成田優介さんがコントライブをやります。
面白いので、是非どうぞ!!

JJポリマーコントライブ 実弾生活6「帰ってきたハロウィン」
公式ページ

2009年10月29日(木)~11月1日(日)
会場:新宿シアターミラクル(JR新宿駅より徒歩6分。西武新宿線新宿駅より徒歩2分)

地図

公演日程
10月29日 19:30
10月30日 19:30
10月31日 15:00/○19:00
11月1日 ○14:00/18:00
全6回公演*開場は開演の30分前となります
○の回は、終演後、スペシャルイベントあり(約20分程度)

料金:前売2500円/当日2800円(全席自由)

出演
成田優介・大森よしき (JJポリマー)ジャンボ仲根jr./もっち/ 吉村なかば/伊藤美穂/桔川友嘉/小林きな子/伊藤聡子/衣裳 :小林巨和/アニメーション :金子大輔&リタ・ジェイ
/VJ:SphinkS/テーマ曲:ZIZZ STUDIO with ワタナベカズヒロ/制作協力:K-PRO/作・演出 JJポリマー

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・「ギルガメッシュ」全6巻 石森章太郎(1977~78、少年画報社)

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少年キング連載。
少年・円竜也とその姉・紀代子はおじの研究所で、同じ顔、同じ身体を持つ男たち「ギルガメッシュ」に出会う。彼らはシュメール人(を統治していた宇宙人と人間との混血?)のミイラからつくりだされたクローン人間であった。
現代人の常識をまったく知らないギルガメッシュたちは、その卓越した能力で次々と新技術を開発、遊び半分で犯罪を繰り返す。
しかし、彼らには強大な敵がいた……。

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・「原始少年リュウ」全3巻 石森章太郎(1972~1973、秋田書店)

1971年頃に、週刊少年チャンピオン連載。
けっこう有名な過去作品を読むシリーズ。
はるかな古代、生まれつきの肌の白さからうとまれてきた原始人のリュウが、母を求めて旅をするが実は……という話。

アニメ化もされ、私の世代的にそれを観ていてもおかしくないのだが再放送のめぐり合わせが悪かったのかまったく記憶にない。
さらに、原始人モノに子供の頃からとくに興味がなかった(キングコング、ターザンなども同じ)ので、後で観ようとも思わなかったのだった。

さて、ストーリーはけっこう面白い。

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【ポエム】・「こんな時代だからこそ、みよし鉄生やでぇー!!の巻」

こんにちは、プードル西川です。

今日はしょこたんぶろぐの各エントリのタイトルを体中に書いて出社。
いわゆる耳なし芳一的ふるまいです。

今日の仕事は、「もんぺ」についてのコピーを50個くらい考えて書く、というものでした。

いやはや、コピーライターは辛いヨ、なんちゃって。

その中で上司に好評だったのは、

「短パンのすそをいくらひっぱっても、もんぺにはなりゃしませんぜ」

でした。
採用されれば、社員食堂の食券10枚もらえる予定です。

昼食はカロリーメイト。

夜10時まで産業した後、バー「合コンDE孤立」へ。

あいかわらずのマスターの孤立トークを聞く。

中でも、「修学旅行で忘れ去られて、木刀として売られていた」
という話がすごかった。

家に帰って、バカ踊りを2時間。

明日に備えて、深夜2時就寝。

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【雑記】・「『sabra』来年3月号で休刊」で考えたこと(というのは少々看板に偽りありだが)」

男性誌「sabra」来年3月号で休刊

小学館は19日、男性向けグラビア誌「sabra」を、来年1月25日発売の3月号を最後に休刊すると発表した。

 同誌は2000年5月の創刊。03年末には20万5000部を発行していたが、ここ数か月は平均すると8万5000部前後にまで落ち込んでいた。

私も、分厚くなってから(平綴じに変わったんだっけ? 忘れた)、まったく買わなくなっていた。
うーん、その理由はすぐには自分でもわからない。単に、コンビニで観たときに惹かれなくなっていたのだ。

ただこういう雑誌の場合、分厚くなっても(そういえば本当にページ数が増えているかどうかは知らない。手にとった感覚として)あまりありがたみを感じないというのはある。

とにかく、sabra休刊は「アイドルグラビア冬の時代」を予感させるあまりよろしくないニュースであるとは感じる。

私はグラビアイドルについて軽々しく語ることを自分に禁じているが(大げさ)、sabra休刊の報をきっかけに、グラビアについて思うところを定点観測的に述べておこう。

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【ポエム】・「電車のつり革とハム☆スター」

こんにちは、プードル西川です。
今日はじゃがいもの袋詰めゲームを、ニンテンドーDSでやった後、出社。

今日の仕事は、「Toらぶる」の美少女のあごを修正液で消して、シャクレにすることでした。
昼食は社員食堂で、ガムを食べました。

定時退社。

いきつけのバー、「下戸」でムヒをつまみに、ムヒをなめました。
ムヒ最高!!

家に帰って、バカ踊りを6時間(大会まで、あと25日!!)。
深夜2時、就寝。

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【ポエム】・「厚切りポテトとマシュマロやくざ」

こんにちは、プードル西川です。
今日から日記をつけることにします。

それは、ぼくのセックスフレンドである綾瀬はるかが、ぼくが浮気をしているのではないかと疑っているからです。
セフレに浮気もないもんだと思うんですが、綾瀬はるかはわがままなのでそういう理不尽なことを言うんです。
(よっぽど「おっぱいバレー」というタイトルが気に食わなかったようで、今でもひきずっています。)

さて、昨日は朝4時に起きて、他人のドーベルマンを盗んできて勝手に散歩させてきました。
「天狼抜刀牙」を仕込もうとして、脇腹の肉をかなりもってかれてしまいましたよ。

血がどくどく出てしまったけど、
「ジェット機だって1日でなおらあ!!」
と叫んで、ハムとかをたくさん食ってお腹をサラシでぐるぐる巻きにして出社しました。

ぼくの勤めているのは「割り箸を的に向かって投げて、当たったか当たらないかを目視するゲーム」を普及する財団法人です。

高城剛が冗談で始めたらしいんですが、詳しいことはわかりません。

午前中は仕事らしい仕事はなく、昨日録画した「ミヤネ屋」を見てすごしました。

昼食は、松屋に行ってべにしょうがだけもらってきてそれをはみはみして終了。

午後は、ぜったいに放送されることはない「アメリカ人の男女4、5人が出てきてえんえんと惚れたはれたを繰り返すテレビドラマ」の設定を考えていました。

午後5時、定時退社した後、アルバイトの「いったん止まったと思ったら、瞬時に動き出す」というバイト。
ものすごく大変ですが、がんばりました。

深夜2時、帰宅。
1日、ハムとべにしょうがしか食べていなかったのですがしょうがありません。

残ったべにしょうがをお茶碗に入れて、それにお湯をそそいで飲んで、就寝。

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【イベント】・「コミティア90」

コミティア90が以下の日程で行われます。

11月15日(日曜日)
11:00~15:30
会場:有明・東京ビッグサイト西1ホール

WAIWAIスタジオは今回、落選してしまったので、以下のサークルに委託参加いたします。

サークル「女医風呂
スペースNO.と13a

WAIWAIスタジオとしては新刊とかないつもりですが、どうしても抑えきれずにフリーペーパーでもつくって持っていくかもしれません。
よろしくお願いいたします。

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【雑記】・「『東京マスメディア会議5』再放送のお知らせ」

10月20日(火)関西テレビ 24:35~
10月22日(木)新潟テレビ 25:35~
10月25日(日)岩手めんこいテレビ 24:55~
11月6日(金)さくらんぼテレビ 25:05~

関西方面では今日の深夜です。
この「5」では、私は「ぶっとびマンガ大作戦」の製作者として出演しております。

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・「フラッシュZ」全2巻 石森章太郎(1974~75、双葉社)

1960~61年頃、まんが王、小学生画報などに掲載。
地球を侵略しようとするZ星人が、自分たちの赤ん坊を地球にやって地球人に育てさせ、成長してから侵略の手先にする。
その中の一人桃太郎は、「フラッシュZ」として地球人の味方になって戦うことを決心するのだった。

どうにもこうにも子供向けであること、それと今ひとつSFマインドに欠けるので、苦労してまで読むことはオススメしない。
ラストが意外に悲惨だったのでびっくり。「009 地下帝国ヨミ編」よりも数段ザンコクであるという意味では、記憶に残る。

第1巻には、以下の作品が掲載。
・「フラッシュZ(タイムパトロール)」
1961年、別冊まんが王に掲載されたらしい。お正月特別号だったらしく、「お正月特別号に石森の読みきりが載っている!」以上の価値はないと思う。

・「おれとおれ」
1968年、少年ジャンプ掲載。パラレルワールドものだが「はいそうですか」としか言いようがない。
ただし、石森がパラレルワールドや異次元といった概念に深い感心を寄せていたことはわかる。
雰囲気SF。

第2巻には以下の作品が掲載。
・「Sπ(エス パイ) 」
1967年、中一時代に掲載されたらしい。
秘密兵器を駆使するスパイ戦。当時のスパイものに乗っかったのだろう。これも中一が読むにしては少々子供っぽい。

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【オタク】・「雑記、あるいは祭りは終わってからが始まり」

「たまたまくだらん話を目にしてイヤな思いをする」ということがネットではよくある。

今日もそこからの連想。ソースは示さないので、読まなくていいです。

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・「アンラッキーヤングメン」(1)(2)(完結) 大塚英志、藤原カムイ(2007、角川書店)

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野性時代連載。大塚英志原作、藤原カムイ作画のマンガ。
60年代後半から70年代半ば、そして最後には1997年まで、実在の人物とは似て非なるキャラクターたちを交錯させた作品。

連続射殺事件を起こした男・N、売れない漫談家・T、学生運動のセクトに所属しているヨーコ、警察官僚の息子で父親に反発ばかりしているゲイの薫らが、Tのシナリオに基づいて三億円強奪を計画する……。

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【雑記】・「金曜深夜に『東京マスメディア会議4』再放送」

10月16日(金)深夜1時50分から、
「東京マスメディア会議4」がフジテレビで再放送されるそうです。
ひとつのことを追及していく雑誌の各編集長を呼んで、その面白さをアピールするという番組で、けっこう面白いです。
(私が出させてもらったのは「5」で、今回の再放送の「4」ではありませんが。)

面白いので、オススメしておきます。

番組公式ページ

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・「ギャラクシー銀座」(3)~(4)(完結) 長尾謙一郎(2008~2009、小学館)

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ビッグコミックスピリッツ連載。

余談(予断?)が続くが辛抱してください。

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【ポエム】・「ある歌の詩(うた)」

たまたま、何かの飲み会の流れでこじゃれたバーに行くことになった

ふだんならぜったい足を踏み入れないような店だった

連れてきてくれた人が言うには、多くのミュージシャンやデザイナーなどが出入りしている店だという

自分は そのとき泥酔していた

私を連れてきた人が常連ヅラして 私の知らないだれかとゲラゲラ笑いながら話をしている最中

ふと奥の方に目をやると 一人の男のすがたが目に入った

「○△×○□」

そこそこ有名なミュージシャンが 酒を飲んでいた

どれくらい「そこそこ」かというと

「おれってちょっとマニアックな趣味なんだよね」って
主張するようなやつが たいてい聞いているくらいそこそこ

私はこのミュージシャンの×××××という曲が大好きだった

何かのドラマのエンディングテーマだった

そのドラマをほとんど観たことないのに その曲のCDは買った

毎日聞いていた その曲は毎日 どん底の自分をはげましてくれた

その曲の歌詞を 自分は一時期 脳内で反芻した

自分に勇気をあたえてくれた曲だった

「ファンなんです!! あの曲は最高ですね!!」

隅っこの方で 一人で飲んでいた○△×○□に私は話しかけた
ふだんはそんなことはなしない(できない)
泥酔していたからだ 酒の力ですね

私はつい 自分の境遇とその歌詞との類似点についてまくしたててしまった

○△×○□は黙って聞いていたが 口を開くとこう言った

「どうもありがとう。でも、そういう解釈は考えたことなかったな。
っていうか、そういう解釈だけはないと思う。悪いけど、それはぜったいにないなぁ」

私も だまって聞いていた

「そもそも、そういう境遇自体が考えられないっていうか……
へー、そういう人もいるんだみたいな? なんかちょっと新鮮です。そういう人もいるんだね。
考えたこともなかった。いや今でもちょっと信じられない。」

「だって、普通そういうときって××するでしょ? それを△△だなんて……
おれは高校のときから○×だったから。よく後輩とか呼び出して××していたタイプだから……
そういうおたく的? オタッキー的っていうの? よくわからない。

ごめん、おれ今酔ってるかな。ゴメンね。でもキミの解釈だけはない。
キミがどう解釈しても、いったんリリースされたものだから自由だけど、
少なくとも私の中には それはない。」

私は礼を言って、これからもがんばってくださいと言って、その場をはなれた。

翌日は日曜日だった。
私は昼過ぎに起きてから、彼のCDをぜんぶブックオフに売りに行き、
「流行おくれで引き取れない」と言われたものに関しては、
処分してもらうように頼んだ。

パソコンからも消去した。

小泉元総理、イチロー、宇宙飛行士の若田さん、オバマ大統領、朝青龍、そのほかの方々。

あなたたちは、自分のためにがんばってるんですね。私のためではなく。
よくわかりました。

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・「大侵略」 石森章太郎(1977、大都社)

中短編集。この頃の単行本は、まず初出が載っていないのでネットで調べた。
「初出が載っていない」というのは、単につくってる人がズボラとかそういうんじゃなくて、ある時期までマンガって10年、20年前でもそれは「現在」だったからだと思う。ずっと走り続けて、常に先端を走って、その過程で「単行本」が産み落とされていくようなイメージだったんじゃないだろうか。

・「大侵略」
1969年、少年マガジン掲載。
突然、核を保有する大国に、「タスマニア王国」という小国の人々が無条件降伏を要求してくる。要求に従わなければ、「逆爆発装置」で保有している核爆弾を爆発させるというのだ。そして実際に爆発させてしまう。「逆爆発」の装置は本当にあったのだ。
彼らの目的はいったい何か? なぜそのようなことができるのか?

ネタバレになるのでぜんぶは書かないが、要は「世界全体を平和にするためのテロリズム」の話である。
お話は多少破綻していて、石森を語るときにそんなに話題になる作品でもないとは思うのだが、「想像上の超過激テロ」という意味では「スカルマン」に似ている。
で、ネットで調べたら同じ少年マガジンに、その次の年に「スカルマン」が描かれたのだそうだ。

・「永遠の女王ヒミコ」
1975年、プリンセス掲載。
雰囲気SF。

・「迷子」
1962年、SFマガジン掲載。
私立探偵がタイムマシンに乗り込んで、未来の人類の行く末を目の当たりにする。
探偵が出会った未来人の少女が現代で迷子になり、未来で探偵が迷子になり、そして人類そのものが宇宙からみれば「迷子」なのではないか……という展開をキザととるかかっこいいととるか。もちろん私は「かっこいい」の方です。
名作「龍神沼」が1961年。これには「大人な主人公に、恋愛の対象と見なされない少女」が登場するが、本作ではそれをSF的な方法で解決しているところが面白い。
タッチもSFマガジンという掲載誌に合わせて変えている。この辺の器用さも注目にあたいするだろう。すばらしいですね。

・「恐怖体験」
1970年、SFマガジン掲載。
雰囲気SF。

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・「王(キング)アラジン」全2巻 石森章太郎(1975、双葉社)

ネットで調べたら、1961年、少年画報に連載された作品らしい。

南極大陸で、気象学者の福川はランプのようなものと銃のようなものを手に入れる。
それは、謎の巨人「アラジン」を出現させ、使役することのできるランプと、アラジンや人間にエネルギーを補給する「エネルギー・ガン」であった。
福川の息子・正一はエネルギー・ガンから発射される光線を浴びて超人的なパワーを得て、アラジンとエネルギー・ガンの善悪入り乱れた争奪戦に巻き込まれる。

「鉄人28号」以外にも、「ロボットを操縦する少年」というパターンのマンガは何作かあって、それなりに人気もあったらしい(「ミサイルマン・マミー」とか、手塚治虫の「魔神ガロン」とか)。

で、本作はどういう経緯で描かれたのか知らないが「石森版鉄人28号、あるいは魔神ガロン」といったテイストの作品である。アラジンはロボットではないけどね。調べたら本作は「ガロン」とほぼ同時期の連載ですね(ガロンは「冒険王」)。

いまだに復刊も出ていないところから見ても、私自身が読んだ感覚からしても、60年代の石森作品の中では突出して傑作というわけではない。が、興味深いところもある。

面白いのはマクガフィンとして「ランプ」のほかに「エネルギー・ガン」が設定されていること、もうひとつはアラジンのデザインだろう。まるで「白いアカレンジャー」とでもいうべき風体なのである。石森マスクヒーローの原型ともいえるデザインになっているのだ。
他に似たものとして思い出されるのは「サイボーグ009」のベトナム編に登場する敵側のサイボーグだが、その辺の変遷を実はよく知りません。すいません。

第三に面白いのは、手塚の「魔神ガロン」は「地球人を幼い文明とみなし監視する宇宙人」のもたらしたロボットだったのに対し、「アラジン」はもっともっとスケールがでかいということである。

この辺も、活字SFよりは「宇宙考古学」を連想させるのだが……まあ細かいことはわかりません。

コンビニコミックでサクッと出たら楽しいかとも思える作品なのだが……どこかで出版しませんかね。

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【オタク】・「オタクのかっこいいかっこ悪い問題」

よく、オタク同士で「あれは(オタクとして)カッコ悪い、カッコいい」という話になることについて。

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【雑誌】・「自ら望んで分断したし、分断されてるんだよなぁ……」

クローズアップ現代10月8日放送「“助けて”と言えない~いま30代に何が」書き起こし(Imamuraの日記)

本当に「30代」なのかということから疑ってかからないといけないんだろうけど、ひとまず「30代に何かが起こっている」ことを前提にして書きます。

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・「009ノ1」全4巻 石ノ森章太郎(1996、中公文庫)

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1967~1970年頃、漫画アクション連載。
21世紀の未来。東西両陣営はイースト・ブロックとウエスト・ブロックに分かれ、100年以上も冷戦を続けていた。
ウエスト・ブロックのスパイである009ノ1(ゼロゼロナインワン)ことミレーヌ・ホフマンが、卓越した能力とサイボーグ化された美しい肉体を使ってイースト・ブロックのスパイと戦う1話完結のセクシー・SFアクション。

2006年(もう3年も前か!)にアニメ化されているのでご存知の方も多かろうと思う、その原作。
私も本作連載時の60年代後半はリアルタイムではよく知らないので後付けの知識になるが、中公文庫版第1巻の、作者あとがきが当時の状況をよく表しているのではないかと思う。

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【雑記】・「女体流しそうめんの元祖は『あつあつポテト』」

新ジャンル 「女体流しそうめん」

AK(1006)にて知る。

女体流しそうめんをアニメでやった功績は、確かに「かのこん」に認められるべきだろう。

しかし、「女体流しそうめん」の元祖は、村生ミオのラブコメ料理マンガ「あつあつポテト」全2巻(1987~1988年、講談社)である!!

単行本第1巻の第2話「キャンプでムフフッ」の巻。
キャンプに行った主人公。まだ高校生だが、大学生の知り合いカップルに「料理がうまいらしいから」という理由でガールフレンドとともに連れてきてもらう。しかし、食材が川に流されてしまった!!
「どうするどうする?」と詰め寄られたことろで考えたのが……。
「女体流しそうめん」だあっ!!
……ってな話。

新装丁版で現在も買えるよ

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【イベント】・月刊鶴岡法斎 「復刻版エログロハイセンス&バカAV専門学校分校」

10/10 昼(土) ネイキッドロフト
月刊鶴岡法斎
「復刻版エログロハイセンス&バカAV専門学校分校」
日常に潜む「魔」や無意識の怪物と格闘しながら様々な問題提起をネイキッドロフト繰り広げた伝説のイベントと人気イベント「バカAV専門学校が合体して一日かぎりの大復活。エロから文学、マンガに音楽と縦横無尽、支離滅裂に蠢きながらラストは「ある一点」にすべてが収束される(はず)。必見!

出演・鶴岡法斎 大坪ケムタ

OPEN 12:00/START 12:30
料金¥1500 (別途、飲食代が必要となります。)

ネイキッドロフト

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【同人誌】・「『ぶっとびマンガ大作戦』、JBOOKにて委託・通販開始!!」

JBOOKにて、「ぶっとびマンガ大作戦」の委託・通信販売をやらせていただきます。

ぶっとびマンガ大作戦 vol.12

ぶっとびマンガ大作戦 vol.13

どちらも「WAIWAIスタジオ」発行です。よろしく~。

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