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【雑記】・「夏の……なんとか」

夏が終わろうとしている。

夏ほど、強固なイメージを持った季節はないだろう。

強い日差し、陽炎、潮風、山、川、プール、休み、短期アルバイト、夏を制すものは受験を制す、アイスキャンディー、生ビール、そうめん、

ビキニ、ダイビング、サングラス、セミの声、ラジオ体操、恐竜展、スタンプラリー、そしてまた強い日差し、陽炎。

この間、何の映画だか、映画館での予告編で、「冬は、神様が自然の厳しさを教えるためにつくった季節なのよ」とか何とか言っていて、バカじゃねえのと思った。

常夏の島には神はいないのか? と、大人げないことを思った。

冬のイメージはだれが決めているか、だれかが勝手に決めてる。
夏のイメージはだれが決めているか、やはりだれかが勝手に決めている。

だれかが勝手に決めているものごと。

いちばんイヤな思いをするのが、そんなに近しいわけではない人物の結婚や離婚や葬式にまつわる話だ。

だれか曰く、近場で手を打ったな、とか、考えようによっちゃいちばんいいときに死んだとか。

オイオイ、だれがそう言ったんだよ?

結婚した当人か? 死んだ当人か?

「ダレソレが離婚したって。」
「へー。なんで?」
「性格の不一致、っとしか聞いてないけど」
「『性格の不一致』って、離婚のときにいちばん便利なコトバだよなー」

上記の会話、これ実話。(あ、韻ふんじゃった。)

親や親戚ならともかく、何の関係もないオメーへの離婚の釈明は、
「性格の不一致」でじゅうぶん何だよ!! このボケ!!!!!

他人の人生の節目では、だれもがにわか評論家に「成り下がる」。

「夏」にも同じことが言える。

「夏と言えば、○○だよね。」

そう言うとき、言う当人はそれが個人的見解だとはまったく気づかない。
気づかないだけに、冠婚葬祭にわか評論家よりも始末が悪い。

だいたいがトコ、ヒトのイメージなどというものは貧困な場合が多く、
季節に関して言えば、いつ頃からか大半はメディア戦略に踊らされているだけである。

俗な言い方をすれば、電博の陰謀に乗せられているだけだ。

自分の、自分だけの生はどこにあるのか。
いつもそれを考える。

「夏休み、どこにも行かなかった」と言うと、残念な顔をされる。

それが無性に腹が立って、泣きたくなるがじっと我慢して、

自分は野球帽を目深にかぶって、泣き顔を見られないようにして、
下を向いて、早歩きで歩く。

ビーチサンダルがつっかかりそうになるけど、
すれ違った大人のヒトのカバンに勢いよく当たってしまったけど、
振り返ることはしない。

本当に、いったいだれの人生なんだ? って、心の底から思うよ。

そこに、自分が変態性欲者であることをカミングアウトした市会議員が近づいてくる。

孤独なのは君だけじゃないんだよ、って。

私の方が一歩先を行きました、ってな顔でさー。

だから、それはあんたはあんたの道の先を行ったんでしょ、と。
私は私の道があるから。
そっちに合わせていいという人もいるかもしれないけど、

それはそのついていく人の自由でしょ。

ついていかないことも自由だよね。

夏だからといって、アイス食わなくてもいいよね。

今度はスーパーフリーをグレードダウンしたような、チャラチャラした学生がやってくる。

「空気読めよ」

って。

出た! 魔法の呪文。

この間、ハリー・ポッターを観に行ったら、登場人物の唱える呪文がすべて「空気読め」って
聞こえてきたな。

そんなことを言っているうちに、
夏が、終わろうとしている。

強固なイメージとともに。

結論はない。

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