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2009年3月

【映画】・「バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争2007-2008 邦画バブル死闘編」 柳下毅一郎&江戸木純withクマちゃん(2009、洋泉社) 

Badmovie
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「銀色のシーズン」や「少林少女」など、映画ファンでもまず観に行かない邦画バブル下の映画群に関して、「ガース」、「エド」、「クマちゃん」という人の三人が、各映画ごとに鼎談する形式の本。

オビには「ダメ日本映画58本メッタ刺し!」と書いてある。
まあ、そういう本です。

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【イベント】・「月刊鶴岡法斎『創刊準備号』」

月刊鶴岡法斎「創刊準備号」

鶴岡法斎が満を持してネイキッドロフトで月イチトークライブ開始!
今回は創刊準備号(もしくは「準備業」)として今後の展望を打ち出しながら大発見と再確認を繰り返す。
当日のトークテーマ「今年のオススメマンガ」「最近見た映画(主にヤッターマン)」「ドラマ『相棒』の今後について(それもイチ視聴者として)」「マンガ原作者なんて吹けば飛ぶよな仕事だよ(主に愚痴)」「某女優と妄想のなかで結婚して、泣いた」などなど。魅惑の混沌が迫る。

出演・鶴岡法斎 ゲスト・大坪ケムタ

場所:ネイキッドロフト
日時:4月5日(日)OPEN 12:00 START 12:30

¥1200(飲食代別)

大坪さんには「常識」サイドとして混沌にまみれた真理風味(所詮風味)の素材をアレコレする作業を手伝ってもらう次第。

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・「世にも奇妙な漫☆画太郎」(6) 漫☆画太郎(2009、集英社)

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ビジネスジャンプ連載の、1話完結形式のギャグマンガ。

とにかく、SFおしかけ女房モノのパロディである「僕の彼女は肉便器」が、もう本当に、笑いすぎて腹筋がチギれると思ったくらい大笑いできるので、ぜひみんな読んだ方がいいと思います。

それにしても、たぶんアシスタントが1回描いたであろう男女の顔のコピーがここでもえんえん使いまわされているが、さすがにこの顔描いた人は、いくらかもらってもいいと思うんだけど。
まあ、契約時にフリー素材みたいな扱いになってるんだろうけどね。

話し戻すけど、本当におもしれえよなあ、このマンガ(なんだその感想)。

5巻の感想

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・「キン肉マンレディー」(1) ゆでたまご、小川雅史(2009、集英社)

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ウルトラジャンプエッグ連載。これってウェブのみの連載なの? よくわからん。
最近、本当にキャラクターとかストーリーとかがマンガなのかアニメなのかラノベなのか、ちょっと観ただけではまったくわからなくなってしまった。もうついていけない。

あらすじは、ミートくんが目覚めたら、キン肉マンやその他超人たちが女性化したパラレルワールドに行ってしまった(正確には精神だけが別の世界のミートに入ってしまった)。
ミートはとまどいながらも女性化したキン肉マンをサポートすることを決意する、という話。

最初、本作の存在を聞いたときには「ゲゲー。また企画先行で大御所作家に不労所得が入るのか」とワタクシ持ち前のひがみ根性を発揮したのだが、
いざ読んでみると、なかなか凝ってますよ、これ。

歴史の流れは実際の「キン肉マン」本編と基本的には同じように進むので、本編とどう違ってくるか比較しながら読めるようになってるのね。この第1巻だと、最初の超人オリンピックのあたりまでなんだけど。
完全に「キン肉マンのストーリーをすでに知っている」読者前提で(もちろん、まったく知らなくても楽しめるが)、うんうん、萌えも一筋縄ではいかない世の中になってるな、とニヤリとしましたよ。

「キン肉マンが女体化」ってだけ聞いて、「どうせこうなってんだろ!?」って思いがちな展開を、いい意味で裏切ってますよ。

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・「日常」(四) あらゐけいいち(2009、角川書店)

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少年エース連載の不条理日常学園ギャグマンガ。
2000年代に入ってから、テレビのお笑いブームが起こった。

それで、ずーっとテレビのお笑い番組を観続けているのだが、痛切に感じるのはテレビで売れようとしている芸人さんたちはとにかく「わかりやすさ」と格闘しているということ。
逆に言えば、テレビでお笑いばっかり観ていると「わかりやすさ」が最重要課題だと思い込みがちだということ。
いやそれはテレビ的には正しいんだけど、「ギャグ」というもの全般を考えたときには、必ずしもそうではない。

「ギャグマンガ」というジャンルで言えば、マンガってすごいな、と思うのは「説明」のしやすさ。めんどうくさいことでもマンガでやると説明しやすいから、「その先」にある領域にまでたやすく踏み込める。
そういうことを再認識させられる作品(あれ、文章として変な感じになっちゃった)。

3巻の感想

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・「OH!MYコンブ」全12巻 かみやたかひろ、企画・監修:秋元康(1991~1994、講談社)

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コミックボンボン、デラックスボンボン連載。駄菓子やアリモノの素材を組み合わせてつくるアイディア料理「リトルグルメ」の名人、なべやきコンブが、ガールフレンドのメンメンや親友のパイ助などとともにいろいろやるグルメギャグマンガ。

実はリアルタイムでまったく読んだことがなかった。91年といったら、私はとっくにイイ大人になっていたので当たり前と言えば当たり前なのだが、何より「秋元康」ってところに食わず嫌いしていたのだった。そういうところはコドモだったね。

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・「喰いしん坊!」(23) 土山しげる(2009、日本文芸社)

Kuhisinbo23
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漫画ゴラク連載の大食いマンガ。
さすがにパワーダウンは否めない。正直、台湾に行ってから急速に失速した感がある。
ただし、作者はマンガそのものがうまいので、読んでいて退屈することはない。
「マンガそのものがうまい」というのがどういうことか説明がむずかしいのだが、まあそういうことである(何も説明してない!)。

もう雑誌では完結したそうだから、作者には新作でがんばってもらいたいです。

23巻の感想

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・「喰いしん坊!」(22) 土山しげる(2009、日本文芸社)

Kuishinbo22
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漫画ゴラク連載の大食いマンガ。台湾編の続き。
チーズ対決は面白いな。実際にできそうでできなそうでできそうで……というところが面白い。

確か、「喰いワングランプリ」のときのライバルキャラたちのすべてを、台湾編では切り捨てたと記憶しているが、この頃にはずんだ餅の彼さえ顔を出している。

とういことは、この時期にそろそろまとめに入ったのか。

おそらく喰いワンの決勝で終わり、というのがもっとも美しい終わり方だったのだとは思うが、それができないのが現在の週刊連載システムの宿命ではある。

17~21巻の感想

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【ポエム】・「ターミーメンから長州藩」

回転寿司の回転速度が
マッハ3!

これじゃ食べられないよー

でもお金がないからその前に
回転寿司屋に入れない

その頃、ニューヨークでは……

「目をつぶって片足で何十秒立っていられるか祭り」が開催されていた

北海の竜!
南国のマサ!
バランスロボット!

各国の「片足で何十秒立っていられるか」のチャンピオンが終結!!

「ジグゾーパズルの一つひとつのかたちから、連想するものを答える」

という第一関門で全員落選!!

勝ったのはハンバーグの中に入れるパン生地として生まれてきた、シャリベン太郎

(ここでCMが入ります。)

ペンキを
壁に
ぶちまけて

さまざまな色を

出す

そんな

OLさん向けの
春の新商品を

かみついて歯型だらけに してやるんだワ~ン!!!!!

(こんにちは、「徹子のマヨネーズの部屋」です今日はイチロー選手にお越しいただきましたイチロー選手、マヨネーズはお好きですかそうですか好きですか私はきらいですデビ夫人ってビデと何か関係あるんですかね?)

さて、イチローはどんな表情をしたでしょう!?
正解は1分30秒後!!!!!

(CM明け)

その頃、回転寿司は回転しすぎて、
ハンドベルのような美しい音を、かなでた。

(完)

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・「トリコ」(1)~(3) 島袋光年(2008~2009、集英社)

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週刊少年ジャンプ連載。

ファンタジー的な世界で、捕獲がむずかしい食材を取って来ることが仕事の「美食屋」トリコが、普通人(でも料理人としては一流)の小松とともに、未知の世界を冒険する。

非常に面白い点を、箇条書き。

・架空の動物、植物などの食材を、本当に美味そうに描写するという高度にファンタジーな表現テクニック
・少年ジャンプで「怪獣モノ」がヒット作として生まれるか? というワクワク
・ジャンプはあくまでもバトルものを続けるのか、という期待と不安

最初のはよく言われていることだろう。コレが本作最大のウリである。

次のは、未知動物たちの怪獣的たたずまいがすごカッコいいからである。
もともと、マンガというジャンルにおいて「怪獣」は二次的なジャンルだと思う。もともと、映画の迫力を最大限の利点として発達したジャンルだと思うからね。
巨大ロボットもの、リアルロボットもののように、「マンガでやる」必然性が今ひとつ希薄なのが怪獣モノなのだ。

だが、もしかしたら、「おもしろい怪獣がたくさん出てくる」作品になるかもしれない。

三番目のは、本誌を読んでないのでどういう展開になるのかわからないが、私自身はジャンプ的バトルものはそろそろ時代に合わなくなってきているんじゃないかと思う、ということである。

だから、あくまでも「伝統的」なジャンプバトルを選択するとしたら(本作にかぎったことではないのだが)、ジャンプは常に革新性を維持してきた雑誌ではなく、伝統芸というか、ある種「ベタ」をかたくなに守り続ける雑誌、ということになる。

90年代からそういう一面もあったかもしれないが、2005年あたりでまた時代がひと周りしてきている感があるので、二段階、時代と離れてしまうことに……いや、最近のジャンプあんまり知らないからいいかげんなことを書くのやめよう。

まあ、私はいろんな意味でジャンプを信用してますけどね。

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・「アオイホノオ」(1) 島本和彦(2009、小学館)

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ヤングサンデー連載。
1980年代はじめ、大作家芸術大学1回生の焔燃(ほのお・もゆる)が、さまざまな同世代の才能とめぐり合いながらマンガ家を目指していく……という話になるのかな?

とにかく、私がいちばん好きな時代のひとつ「1980年代初頭」の広義のサブカルチャーの熱気が、それをかたちづくった本人から語られる感動にうちふるえてください。

おそらく「スカだった」というお決まりの80年代観を、今後お話が進むにつれてくつがえしてくれるんじゃないかと思うのだが。

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【映画】・「ヤッターマン」

公式ページ

監督:三池崇史、脚本:十川誠志

おなじみのギャグアニメ「ヤッターマン」の実写版。
ドクロストーン探索中に行方不明になった父を探す少女のエピソードを中心に、アニメのキャラクターが実写となって展開する。

基本的に、「アニメをそのまま実写化する」という課題によくぞここまで取り組んだ、ということには感心する。
フカキョン最高だった、生頼勝久最高だった、ケンコバ最高だった。
だいたい、三池監督が映画を撮り続けられなくなったら日本は終わりなので、ヒットしているのはよいことです。

ただし、どうしてもひっかかることが2点、あった。

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【イベント】・マンガ大好き宣言 Vol.2「グルメマンガナイト~美味しいものはみんな漫画から教わった~」

3/16 グルメマンガナイト~美味しいものはみんな漫画から教わった~(subcul.tv)

DJ急行&セラチェン春山プレゼンツ マンガ大好き宣言 Vol.2「グルメマンガナイト~美味しいものはみんな漫画から教わった~」 祝、美味しんぼ再開!祝、荒岩まこと成人!急行春山がお送りする漫画イベント第2弾はずばりグルメ漫画ナイト!最高の肉料理は?最強の泣けるエピソードは?最低のダメキャラは?そんな様々なお題に対し、雁屋哲先生、寺沢大介先生、うえやまとち先生、土山しげる先生などなど各漫画のグルメレポーターが料理マンガだけに熱をふるってプレゼンします!このイベントの最後には柏手乱れ打ち間違いなしなグルメマンガ界随一のフルコース料理が完成するのかも。お腹を空かせてご来場ください。

【司会】DJ急行(土山しげる先生担当)、セラチェン春山(うえやまとち先生担当)
【ゲスト】マッスル坂井(雁屋哲担当)
OPEN18:30/START20:00
¥2000(飲食代別)
※ただし、大好きなエピソードが入ったグルメマンガを持参してきてくれた方、グルメマンガのキャラクターと同じ名字・名前の方、(例:味吉、海原、荒岩、鼻田、トニオ・トラサルディー)グルメマンガのコスプレをしてきてくれた方1000円OFF!!

【会場】新宿ネイキッドロフト

土山しげるコミュによると、江戸むらさき磯山さんが出演されるそうです。


そして、なんか私、かに三匹さんとともに出演するらしいです。

もし私のせいで変な空気になってしまったら、テレビでチャンネルを変えるジェスチャーをした人を必要以上に嘲笑したという罪で、日本酒を飲みながらフランス料理を箸で食べられる店のペーパークラフトをつくれ、と虚空に向かって心の中で叫びます。

ホント、優しく迎えてくださいよ~(媚びた顔で)。

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【イベント】・「さよなら江戸先生(仮)」

Sayonaraedo
(開始時間が変則的になっております)

3/15@ネイキッドロフト
面白漫画倶楽部プレゼンツ
『さよなら江戸先生(仮)』

オタク界の暴走王、僕らの江戸栖方が、消えちゃう……? 
出演もこれで最後になるの!? 
「だめー!このままじゃ江戸くんが死んじゃう!」
江戸栖方を救うため、皆の元気を分けてください! 
ネタ合戦「江戸栖方5つの誓い」他、衝撃の送別イベント開催。
ああ、江戸栖方よ、どこへ行く・・・。

OPEN11:00 START11:30 (イベント終了15:00予定)
¥1200(飲食代別)

出演:江戸栖方、面白漫画倶楽部メンバー、江戸栖方ゆかりの豪華ゲスト

#江戸さんが光の国だか触手の国だかに帰ることになり、しばらく会えなくなりそうなので急遽イベントを開催します!!

#しつこいようですが、近づいてきたので告知再掲しました。
私も出演します。

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【イベント】・「大回転・真ドリル祭」

KCFプレゼンツ
「大回転・真ドリル祭」

日時:2009年3月28日(土) OPEN昼12時 START12時半

各分野に根強い人気を誇るドリルを中心に据えドリルファンを結集。
フィクションに登場するドリルを語る、ドリル好きの為のドリル・イベント。
特撮、アニメ、ゲームなどの幅広い分野のドリルを紹介!
美少女ドリル /アニメドリル /ゲームドリル /特撮ドリル

出演:平木直利、EMU、かに三匹(他、交渉中)
前売1200円 当日1500円(共に飲食代別)

会場:ロフトプラスワン

前売りチケットはプラスワン店頭で発売中!

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【イベント】・「新田五郎のぶっとびマンガ大作戦・出張版」

タイトル「新田五郎のぶっとびマンガ大作戦・出張版」

マンガ界が右肩上がりだった頃。膨大な出版点数の中から時代の波に押し流されていった変わったマンガ、ぶっとんだマンガたちが数多く存在します。
書籍「と学会年鑑」、「トンデモマンガの世界」、イベント「面白漫画倶楽部」などでそんなマンガを紹介してきた新田五郎が、そんなマンガを紹介しまくります。
それとマンガについてのマジメな話もちょっとしたいです(あくまで予定)。

4月18日(土)
午後6時半開場、午後7時開始
料金2000円(当日券のみ)全席自由

場所:ムーブ町屋(日暮里駅から町屋駅まではすぐ!! 駅からも近い!!)
ハイビジョンルーム

交通案内

〒116-0002
東京都荒川区荒川7-50-9 センターまちや 3・4F
電話: 03-3819-7761
FAX: 03-3819-7763

・地下鉄千代田線・町屋駅 0番出口より 徒歩1分
・京成線・町屋駅より 徒歩1分
・都電町屋駅より 徒歩1分

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【マンガ雑誌】・「コミックフラッパー」4月号(2009、メディアファクトリー)

公式ページ

鶴岡法斎氏原作、榊原瑞紀氏作画で「切断王」という読みきりが載っています。
原作者の知り合いの私が言っても説得力ないかもしれないですが、面白い作品です。

近未来、日本政府に見捨てられた東京は大犯罪地帯となり、「歌舞伎町政府」がつくられた。そこには治安維持と支配のために悪人を殺す「王」という存在がいた。
その中の一人が「切断王」……という話です。

あんまりあらすじを書くとネタバレになっちゃいますが、あそこがあーだったというのは、何が正しいかわからなくなり、すべてがあべこべになっていろいろ難儀している現代社会の現状を直観的に表現していると思います。

連載になればものすごく良質の脱・セカイ系の話になるとも予想できるので、人気が出ればいいなあ。

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【映画】・「罪とか罰とか」

公式ページ

監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

売れないアイドル・円城寺アヤメ(成海璃子)は、ある警察署の一日署長を命ぜられる。
実は「一日署長」とは、数時間笑顔をふりまくだけでなく、本当に夜中の12時まで署長として勤めなければならないことを知ったアヤメは大いにとまどうが、そんなことはおかまいなしに物語は進行して行く……。

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【雑記】・「ひとりごとターイム4」

またひとりごとです。
擬似家族の限界について。
それと「生き抜いた人間が大人なのではない」ということについて。
第三に「もしかして、ポストモダンの行き着く果てはかたちを変えた社会主義か?」っていうことについて。


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