【映画】・「ヘルボーイ/ゴールデンアーミー」
「ヘルボーイ」実写化の際のネックは、あまりにも異形のものの存在が強引だということだと思う。一作目はそれを強く感じ、ノレなかった。
だが、冒頭、人形アニメ(っていうか、人形っぽいものをCGでつくったアニメなのか? わからん)で説明される人間と妖精との過去の戦争からグッと心を掴まれる。
人間と、ちょっとした次元の食い違いでたまたま出会わない異形のものたち、という世界観を全編通して、実によく表現しているのだ。
これは監督センスのたまものだろう。
ただし、お話は「ヘルボーイが敵とマクガフィンを奪い合う話」以上でも以下でもなかった。すなわち、「絵」で表現されていた「人間と異形との関係」は、少なくとも表面上は、プロットで表現しきれなかったと感じてしまう。
あと、個人的な話だがこういうSFファンタジーアクションみたいのに、ボーイミーツガールとか淡い恋愛とか、前作で恋愛関係だった二人が夫婦になって現実的なやりとりをするとか、そういうのぜんぶいらないわ。
さらに、このテの映画を褒め称えるときの「童貞」、「童貞っぽい」というキーワードもだんだんウザくなってきた。実はそういう物言いって、認めているようでいてホモソーシャルな関係性の中で見下してるわけでしょ。
いやそうじゃない、共感だ、って言う人もいると思うけど、本当に単なる「共感」なら童貞/非童貞という彼岸/此岸を分ける必要だってないわけじゃん。
え? 私、空気読んでない? ホモソーシャルの空気読んでない?
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