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・「コブラ」(13)~(17) 寺沢武一(1983~1985、集英社)

第13巻:「マンドラドの巻」。ちょっとしたSF短編というおもむきでいいですね。
「黄金とダイヤの巻」。このエピソードに出てくる、「地面がまったいらの星なので足が車輪に変化したインディアン」というアイディアはスゴイと思う。しかしここまでロコツなインディアン描写は、現在ではたとえファンタジー作品でもできないのだろうな。
「ベドム水銀」という架空の物質でコブラがとんちを行うシーンがあるが、「とんちのために、わざわざ1回しか出さない架空の物質を出す」というのが果たしてとんちだろうか? と大いなる疑問にかられたのは私の遠い思い出。
「さまよえる美女の伝説の巻」。海底の財宝をめぐってどーたらこーたらする話。
第14巻:「『カゲロウ』山登りの巻」。その存在を疑うと、登っている最中でも消えてしまう山、というのが出てくる。これもいかにも日本の文系っぽい(本当にそうかどうか知らないが)昔のSF、って感じでいいです。
「六人の勇士の巻」。アーリマンの力を得たクリスタル・ボーイを倒すため、アフラ・マズダから選ばれた六人の勇士(自分も含めた)を探すためにコブラが旅をする。
第15巻:「その名はミスティーの巻」。前の巻の続き。
第16巻:「闇と光の対決の巻」。これで14巻から続く「六人の勇士」の話が完結。週刊少年ジャンプ連載の「コブラ」としては最長エピソード(後のを読んでないんだけど)。もともと、過去の古きよき、と言っていい洋画などからの直接・間接の引用が多かった「コブラ」だが、本作は、リアルタイムで読んでいてもとくべつ「ジャンプっぽいな」と思ったものだった。
当時、こういう仲間を集める話は他のジャンプ作品にもけっこうあった気がするし、どっちが先だか忘れたが「アーマロイド・レディを救出するため」というコブラの戦う理由が、「キン肉マン」の「身体をバラバラにされたミートくん」とカブるんだよね。イメージが。
また、このエピソードではコブラが過去を清算するとか、宿敵・クリスタル・ボーイとの決着を付けるといった意味でも、基本的に時間軸のアイマイな、断片的なエピソードの積み重ねである「コブラ」というシリーズの中にあっても重要だと言える。
というか、これで最終回でもよかったんだよね。あるいは逆に、こういうストーリー性を意識的に持ち込まないというのもアリだったかもしれないが、どちらにしろ当時のジャンプではこうせざるを得ない面は、あったと思う。
「地獄の十字軍の巻」。胸に時限爆発式の弾丸を埋め込まれたコブラが、犯人を探すために傭兵部隊に入隊する。

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