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2008年9月

【雑記】・「マンガキャラみそぎ問題続き」

配信限定!放課後DA★話(9/27)【後編】(ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル ポッドキャスト)

先週行った『男の子のための花より男子特集』が大反響メールをご紹介!
そして、来週のタマフルは・・・?

ドラマ版では作中にみそぎコメントがあることに言及。

さて、自分はまだこのことについて考えている。
実は読者が興味があるのは主要登場人物だけであり、だからこそ毎回の山場を考えていくうえでみそぎシーンがないがしろになる、というふうに言うのは簡単なんだが、
自分は、この件についてそれだけでは終わらせたくない気がしてるんだよね。

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【イベント】・面白漫画倶楽部presents「ガッカリ! 売れない! 同人誌トークナイト」

しつこいようですが、今日の昼からネイキッドロフトでトークイベントやります。
日曜日、ヒマだなあ~と思う方は、ぜひフラリと来てみてください。
内容は、別にしゃっちょこばったムズカシイ話をしようってんではなく、
単なるバカ話です。

ただ、バカ話はバカ話なりに一生懸命やりますので、よろしくお願いします。

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【お笑い・アイドル】・「美勇伝」の人形劇の作者

「美勇伝説」人形劇の作者は飯田ヒロシだった(はてなでテレビの土踏まず)
お笑いコンビ「サービスパンダ」の片割れの人だそうです。

「美勇伝説」の人形劇(Youtube )

去年の「モーニング娘。」のツアーのやつ(Youtube )

この人形劇は、確か美勇伝のツアーのたびに新作が用意されていたはず。私が現場で観たのは1本か2本ですが、およそライブの幕間の映像というのはやっつけでないにしても、なかなかむずかしい立ち位置にあると言えます。ものすごく目立ってもまずいだろうし、かといって当たり障りがなさすぎても何とも言えない気持ちになる。

そこを、この人形劇はコンサート会場の男どもを確実に笑わせていたし、本当にいい気分の転換になっていたので、美勇伝のコンサートに行った人はみんな覚えていたと思います。

そこで、「だれが書いているのか」がいろいろ予想されていたんですが、やっぱりお笑い出身の人だったということでひとつの納得を見た次第。

最近思うのは、ネット時代になればなるほど、「ニコニコ動画」のような「ネットという場が与えられたことで初めて実現するシーン」というものがあるのと同時に、ネットやテレビ外に、いかにいろいろなエンターテインメントが広がっているかを再認識させられたということです。この人形劇も私にとってはそのたぐいでした。はい。

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【雑記】・「花男についてのもろもろ補足。」

「花男」についてのエントリの続き。

まあ、いきなり種明かししちゃおうかなと思って(偉そう。そしてひらめいたわりには、文章化したらグダグダになってしまった)。

まず、「なぜ女子特有の問題にしたがるのか?」という疑問が出ることは、私も想定してた。
前エントリで感心したのは、そのような偏向しがちな、しかもおそらくほとんど直観で展開された論議を、楽しい番組として成立させた宇多丸さんという人のあり方について、だった。
同じ論を展開して、ゲストに迎えた女子がにこやかなままでいられる自信が、自分だったらありません。

細かくつっこんでいったら不満のある方もあろうが、それでもなお、宇多丸の直観はいろいろなヒントを投げかけていると思う。

どういうことかというと、

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【映画】・「ウォリアーズ」

[amazon]
1979年、米
監督:ウォルター・ヒル
原作・脚本 : ソル・ユーリック

簡単に言えば、アメリカの不良がケンカして逃げ続ける映画。

ニューヨーク最大の不良集団「リフス」のボス・サイラスが、数々のチーム(「チーマー」のチームみたいな感じ)の代表者を数名ずつ、夜のブルックリン公園に来いと召集をかける。
サイラスは不良少年どもの集団に呼びかける、一致団結して街のすべてを我々のシマにしようと。それに答える大群衆。
革のベストが「制服」であるチーム「ウォリアーズ」のメンバーたちも、その集会の中にいた。
異様な盛り上がりを見せる不良ども。しかし、その中でだれかが拳銃を取り出し、サイラスを射殺!! 現場は大混乱に。しかもそいつが「犯人はウォリアーズ」と言ったため、ウォリアーズメンバーは地元であるコニー・アイランドまで逃げなければならなくなった。
たった45キロの道のりだが、各ブロックには「サイラス殺し」の犯人を捕まえて名をあげようとするチームがゴロゴロしているのだ!!

……何の気なしに観た映画だったが、自分的にはかなり重要な映画であった。
それは、「この映画が、ほとんど日本のヤンキーマンガに何の影響も与えなかった」という点において、である。

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【雑記】・「リクツが完璧になくなったら、何書いても一緒だな」

以下は完全にプライベートな、ネット外の話。

まあ、好き嫌いはだれでもあるし、そこには当然人間として矛盾があるわけだけど、
その矛盾をどこかで説明しよう、っていう気がないと、
一生懸命勉強して大学まで出た意味ないよなあ。

「好きだから好きなんだもーん!!」
「嫌いだから嫌いなんだよー!!」
なんて、ジョシコーセーでも言えるし、それだったらジョシコーセーに言ってもらった方がいいし。

でも、大きい声で「好きだ好きだー!!」とか「嫌いだ嫌いだー!!」って言った方が、どうも遠くまで届くらしいんだよね。

すっかり絶望したわ……。

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【雑記】・「補足。そして本当に言いたいこと」

こちらのエントリがどうやら大手ニュースサイトにリンクされたようで、アクセス数が(ウチのサイトにしては)爆発してしまいました。
実は、特定人物に当てたエントリだったんですが、ここまでアクセスが増加するとそのぶん、このエントリに対する誤解も生じると思うので、もう少し詳しく、自分が本当に言いたいことを書いてみたいと思います。

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【雑記】・「『花より男子』の倫理観」

・ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル ポッドキャスト
サタデーナイトラボ「男の子のための『花より男子』特集!」

配信限定!放課後DA★話(9/20)【前編】
>>引き続き『花男』談義!

配信限定!放課後DA★話(9/20)【後編】
>>止まらない『花男』談義!

いやあ、よくここまで踏み込めたねえ、と個人的には思ってしまった。
マンガに関してはシロウトである人が、直観によって実はそうとうやばいところに踏み込んだ気がする。

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【自主映画】・「G」

監督のプロフィールなどがわかるページがここくらいしかなかった「ネガドン」[amazon]のようなサイトはないんですね。

2007年
監督・特技監督・撮影・編集・視覚効果:田口清隆
企画・脚本:五幹映像部

「予告編」(Youtube)

「旧予告編」(ニコニコ動画)

「新予告編」(ニコニコ動画)

「怪獣ガラエモン登場編」(ニコニコ動画)

「ロボ登場編」(ニコニコ動画)

上映会で観たんですが、すごい迫力でさあ。監督はプロの現場で活躍している人のようなんだけど、とにかく私はこのクォリティには驚嘆しましたね。
DVDとか出ないのかな?

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【雑記】・「同人誌活動は『表現』活動だとまったく理解していない人たち」

同人誌即売会もいろいろありますが、中には「プロ育成」の理念を強く掲げているところもあります。
「同人誌即売会は、カラオケボックスにすぎないのか?」という問題提議が、カタログでなされていたこともありました。
即売会側が「カラオケボックスにすぎないのか?」という問題提議をしたということは、すなわちその主催側は「カラオケボックスとは思っていない」ということです。

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【イベント】・面白漫画倶楽部presents「ガッカリ! 売れない! 同人誌トークナイト」

面白漫画倶楽部presents「ガッカリ! 売れない! 同人誌トークナイト」

ネイキッドロフトでトークライブを行います。「ナイト」とありますが、開催時間は昼間です!!

コミケにウン十万人集まったとか、買い専門の人でも何十万使ったとか、景気のいい話ばかりがマスコミに流される同人界。だが、みんな何か忘れてやしませんか? それは「売れないサークル、同人誌」のこと!! よく「同人イベントはプロ作家を育てる大切な土壌」などと言われるが、同人イベントは一握りの才能あるやつを育てるためだけに存在するのか!? 断じて否!! それなら、その他大勢は「ただ参加費を払ってイベントを経済的に支えているだけ」の存在になってしまうから!! そんな不満を虚空に向かってぶつけるトークイベント、今開幕!!!!!

(内容予定)じっくり立ち読みするやつほど買っていかない/こんなイヤな客が来た/同人誌発売当日に原稿を持ってくる男/スプラッタ同人誌をつくったら、印刷屋の段階でそれが他の『ゼータガンダム』のサークルに一部誤配されてしまい、そのサークルを大いにびびらせた件

出演:新田五郎、江戸栖方、KRONOS、鶴岡法斎、成田優介(JJポリマー)、バッドガイナベ他、ゲスト:平木直利

2008年9月28日(日)12時開場 12時半開演!@ネイキッドロフト(チャージ1200円+1ドリンク)

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【イベント】・「本日、と学会特別講座『ホラーマンガ特集』」

Title
唐沢俊一プロデュース あぁルナティックシアターPRESENTS
「ホラリオン」
前の告知が流れちゃったので再掲。

2008年9月2日(火)~9月28日(日) 下北沢小劇場「楽園(→アクセス)」
「ホラー」をテーマに1ヶ月間、トーク、コント、芝居、歌などを日替わりでやるイベントだそうです。

「ホラリオン」とは? 講演ラインナップ、タイムテーブルなど

で、本日はホラーマンガ特集をやります。貸本関連は、ちょっと手に入りにくいところがあったので主に80年代に書店の片隅を静かに、しかし確実に席巻していた黒い背表紙の怪奇マンガ、その中でもぶっとんだものについてお話させていただきたいと思います。
よろしく!!!!!

と学会・トンデモ本特別講座
9月4日(木) テーマ:オカルト番組 メインゲスト:山本弘(と学会会長)
9月19日(金)テーマ:ホラー漫画  メインゲスト:新田五郎
9月23日(火・祝) テーマ:UFO メインゲスト:皆神龍太郎

チケット予約ページ

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【雑記】・「オタクと政治、もしくは倫理観」

多根清史「麻生太郎はオタクなのだろうか」[特別寄稿](←EXAPON 2008/09/19 07:28:11
以下、引用。

たとえば、靖国神社を非宗教法人化する私案を唱えたということは? 福田政権の中でも、公明党との太いパイプが期待されていた事情は? いずれも昨今のネット界隈では好かれるとは思いがたい要素なのに、キレイさっぱりスルーされていないだろうか。別にそれらの点が、政治家として不適切だと言いたいのではなくて、麻生のオタク的な一面を評価しすぎるあまり、一国のリーダーとして相応しいか、総合的に考えることが疎かになってないか――そう、問いたいのだ。

引用終わり。

私は麻生太郎についてほとんど何も知らないので勉強になったし、この一文のまとめとしての警鐘にも共感した。

そして、「マンガオタク」という観点から、私も麻生のオタク性についてごくおおざっぱに、世代論的に考えてみた。

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【映画】・「アダムズ・ファミリー2」

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1993年
監督:バリー・ソネンフェルド、脚本:ポール・ラドニック

アメリカのマンガが原作らしいホラータッチのコメディ映画の、第二弾。
変わり者で、不気味なものや猟奇やオカルトが大好きなアダムズ一家が騒動を起こす……というのが基本コンセプトらしい。
実は、一作目を観て、わかりにくい(私にとって)ギャグが多いのと、「アメリカ人がイギリス流貴族ギャグをマネしている」という印象を受けてあまり楽しめなかった。

が、二作目はなかなかよかった(以下、ネタバレあり)。

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【映画】・「アポカリプト」

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監督:メル・ギブソン

古代マヤ文明の時代。森の中で狩りをしながら平和に暮らしていた村に、とつじょ侵略者が現れる。
彼らはピラミッドをつくるほどの文明を持った者たちで、儀式の生贄を必要としていたのだ。
身重の妻と息子を深い穴に隠すことまでは成功した主人公は、捕まって都まで連れて行かれる。
果たして彼は、逃げ出して妻子を救うことができるのか!?

DVDで視聴。まあ、観た方がいいかそうでないかと言えば、観た方がいい映画。
しかし、ネットでざっと調べたが、マヤ文明について相当な誤解・曲解があるらしい。
そこのところは明記しておかないといけないだろう。

完全なる架空のファンタジーだとした場合、非常によくできているとは言える。

あ、こういうこともあるのか

しかし冒頭のいじめ描写には引いたな。

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【書籍】・「トンデモマンガの世界」

Photo
以下では、ネット書店をざっとわかるかぎり集めてリンクしてみました。

ジュンク堂

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楽天ブックス

ビーケーワン

Kinokuniya BookWeb

セブンアンドワイ

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