【映画】・「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:デヴィッド・コープ
ストーリー:ジョージ・ルーカス
1957年、「クリスタル・スカル」をめぐっていろいろある話。
こういうメジャーなシリーズほど感想が書きにくいもんです。だって細かいことよく知らないものな。
ただまあ、シリーズ最初の「レイダース」を踏襲してというか、たとえば「ハムナプトラ2」みたいな「どうだCGすごいだろ!」的な映画とは違って、いかにもエイティーズなアクションが楽しめる(まあ、CG使ってないかと言えばバリバリ使っているわけだけど)。
クルマに乗ってのフェンシングのシーンとか、ああいうのがイイんですよ。「インディ」らしいというか。
プロットは舞台が「50年代後半」ということを意識しているつくりになっているわけだけれども、結果的に「トンデモアイテムの複合体」みたいな作品になってしまった。と指摘するむきもあろうが、50年代でインディ・ジョーンズをやろうとしたらどうしてもこうなっちゃうと思う。
だってこの頃から90年代までの米ソ冷戦時代って、そういう時期だったんだもの。
「ランボー 最後の戦場」が、「イマドキっぽさ」を前面に出しているのに対し、こちらはあくまで「明るく楽しいアクション、でも『ナショナル・トレジャー』に見られる腐ったファミリーっぽさはナシ!」って感じでしょうか。
これは「ランボー」の一作目がアメリカン・ニューシネマの尻尾をひきずっていたのと、「レイダース」が70年代なんて微塵も感じさせない同時代的な(「魔宮の伝説」でさらに加速する)遊園地のアトラクション的な明るい映画になっていたことと呼応していると思う。
そんなわけで、本作には「時代性」はほとんど感じないのだが、「21世紀から見たアメリカ50年代」という意味はある。さらに、20年間にわたって引っ張られてきた都市伝説(ネタバレになるので秘密)を、製作者サイドが語りなおしたという意味がある。
本作によって、例の「都市伝説」はトドメをさされたとも言えるわけだ。
でもほんと、冒険は死なず、ですよ。別にテーマとか何にもない映画だけど、どっか観てて泣けてくるね。
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