【映画】・「ノーカントリー」
監督:ジョエル&イーサン・コーエン
ヤクの取り引き用のヤバい金を偶然手に入れた男が、異形の殺し屋に追いかけ回される。
お話が文学的すぎて、鑑賞直後には感想を書きようがなかったんだけど、今になって書いてみる。
正直、この映画は観たときからぜんぜんピンと来なかった。原作を読むとわかるのかな。
「純粋暴力」とでもいうような存在の殺し屋が出てくる。だけれども、こういうふうに「暴力」を象徴化・純粋化することがそもそも必要なのか? という疑問が私の心の中にはずっとあった。
というのは、エンターテインメントの中で、「暴力」は恒常的に象徴化・純粋化されているのだから、それをわざわざエンターテインメントの図式を壊してまで描く必要があるのか? と思ったから。
それがまったく違う、思いもよらぬ象徴化だったら衝撃を受けたんだろうけど。
見当違いなことを書いてるかもしれんが、日本には「バイオレンス・ジャック」があるんだから別にこの映画は観なくてもいいや、と思うんだけど、どう?
(同じことは、マイク・レズニックの小説「キリンヤガ」シリーズにも思ったりするんだけど。日本には諸星大二郎がいるんだからいいじゃん、という意味で。)
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