【雑記】・「伊勢田大博覧会」観た
以下のイベントを観に行っていました。
公式ページ。
日程 5月17日(土)
会場:新宿ロフトプラスワン
伊勢田監督とは、「すべてを一人で、なおかつ独自すぎる工程で行ってアニメをつくったり」、「大学の後輩を出演させて、特撮ドラマを十数本も撮ってしまう」という人物です。
くわしくはニコニコ動画などを観てください。
今までは、比較的小規模のスペースで作品を上映していたのが、今回ロフトプラスワンというそれまでより大きなところでの(たぶん)初イベントとなったわけです。
とにかくスタッフの配慮が行き届いていて、自主制作映像のネックである「音声が聞き取りにくい」ということはわざわざ全作品の編集部分に字幕を付けることでクリヤし、
さらにはロフトプラスワンの桟敷席の部分にもスクリーンを設置。会場の入って右側の方の席の人でも観やすいようにするなど、「映像制作集団のやるイベント」のこだわりを感じるものになっていましたね。
伊勢田作品自体は、オタク・アミーゴスでも過去何本も取り上げられた経緯があり、
自分としては伊勢田作品の「紹介の仕方」、「取り上げ方」についていろいろと思いをはせていたんですが、
たとえば最近伊勢田アニメを知って衝撃を受けたという竹熊さん(今回のゲストでもあった)とオタアミの伊勢田評価の微妙な違いなどについて考えながらミクシィを観ていたら、
そんな高度なレベルじゃない書き込み(それ以前の話)がありました。
まあ要するに「お客として観に行ったけどぜんぜん面白くなかった」ってキレている人がいたんですね。
それについて、以下に思うところを書いてみたいと思います。
「伊勢田大」で検索するとすぐに出てきて、たぶん「全体に公開」なので見つかると思いますが、
要するに、その人は伊勢田作品について「わからない」ことでキレているらしい。
周りのお客が爆笑しているので相当取り残された気分になったようですが(しかし、じゃあなんで観に行ったんだろう? 本当に萌えアニメだと思っていたのかな?)、
「どうせ、こんなひどいアニメに笑える俺ってクール!みたいに思っているやつらばかりなんだろう」というようなことが書いてありました。
でねえ……。
私はこういう誤解がいちばん哀しいんですよ。
そういう誤解との戦いですね、日々。自分がふだんやってることとも照らし合わせると。
とくに、伊勢田監督の作品鑑賞の場合、私もそんなにアニメにくわしい方じゃないですが、アニメに関してのリテラシーが問われるようですね。
どんなふうに一般のアニメがつくられているか、そして伊勢田監督がどのようにアニメをつくっているかがわかった方が、より楽しめるでしょう。
それと、伊勢田監督が影響を受けているものが何かわかっていると、さらに楽しめる。
後はオリジナリティとか、作品をつくるってどういうことなのかに思いをはせたり、実にいろいろな面で興味深いはずなんですけどね。
やっぱりさあ……「わからない」っつってキレるというのは、
自戒をこめて、ナシだと思いますわ。
自分に知識がないことに関してキレるというのは、それは逆ギレだから。
まあアニメというのは基本的にエンタテインメントであり、エンタテインメントはサービス精神を大いに発揮してわかりやすくあるべきだ、という刷り込みがどうしてもあるからね、そういうことになっちゃうんだけども。
「誤解との戦い」って書いたけど、こういう誤解ってのはたいてい解けないんですわ。本当は。
ただ、常に「これはこういうことである。だからあなたは誤解している」と説明する能力だけは磨いていきたいと思っています。
それは、中には本当に対象物をただ小馬鹿にしているだけの目線というのも存在するからそれとの違いを説明するためと、
「愛があるから」というのは説明になっていないから、ですね。それは事実だろうけれども、誤解している人はそれでは納得しない。
「愛があるから、どのように評価し、その心情をどのように表明しているか」まで、きっと説明しなければならないんでしょうしね。
ただ、該当ミクシィ日記は、三回も伊勢田作品について書いているので、心の中のモヤモヤをどこか感じているんじゃないかとも思います。それの整理が付いていないのかもしれないですね。
あんだけ好意的なコメントもないと思ったのだが、ゲストの竹熊さんに関して「上から目線で何様だ」みたいなことを書いていたのには本気で驚いたけど。
あれで「上から目線」なら、テレビの辛口コメンテーターなんて鬼か悪魔ですな。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 無題(2018.10.31)
- ウッピピ太郎のだいぼうけん(2018.06.19)
- 【サブカル】・「鬼畜系とは何だったか」(2018.06.02)
- 【イベント】・「ネタ的なものは一切見せずに、オタクトークだけする会」第四回(2018.05.27)
「オタク」カテゴリの記事
- 8月1日(木)「かに三匹&新田五郎のアニメとマンガのマニアックな話をユルく語る会Vol.14」(2019.07.08)
- 6月14日(金)「かに三匹&新田五郎のアニメとマンガのマニアックな話をユルく語る会Vol.13」(2019.07.08)
- 「冷笑系」という雑なくくりはよくない(2019.07.01)
- 4月12日(金)「かに三匹&新田五郎のアニメとマンガのマニアックな話をユルく語る会Vol.12」(2019.04.11)
- 【イベント】・「2月15日(金)「かに三匹&新田五郎のアニメとマンガのマニアックな話をユルく語る会Vol.11」(2019.02.12)
「映画」カテゴリの記事
- 【映画】・「ブラックパンサー」ネタバレあり(2018.03.09)
- 【社会全般】・「童貞。をプロデュース問題」(2017.08.30)
- 【映画】・「パンツの穴」(1984年)(2017.01.30)
- 【アニメ映画】・「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(2016.05.26)
「アニメ」カテゴリの記事
- 【アニメ】・「ミスター味っ子」(2017.06.24)
- 戦争はイデオロギーで起こるかもしれないが、庶民は必ずしもイデオロギーで生きているわけではない(2017.01.20)
- 【アニメ】・「一九七三年あたりのアニメ「ルパン三世」と、その後(2016.12.12)
- 【テレビアニメ】・「ルパン三世 第二シリーズ 第108話 1979年11月5日 『哀しみの斬鉄剣』」(2016.09.22)
- 【アニメ映画】・「ルパン三世 ルパンVS複製人間」(2016.05.26)



