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2008年4月

「面白漫画倶楽部同人誌Vol.1」

Omosiro_doujin_h1
5月5日(祝/月)、東京ビッグサイト東4・5ホールで開催される創作オンリー同人誌即売会「コミティア」に参加します。

サークル名:WAIWAIスタジオ

ブース:め14a

新刊が出る予定です。

「面白漫画倶楽部同人誌Vol.1」

面白漫画倶楽部の有志他と一緒につくった本です。
内容は、イベントでやった話のテキスト化あり、書き下ろしあり。
観点もいろいろです。
バラエティに富んだ内容になっています。

ぜひ買ってください!!

今回、原稿集めて原稿整理してレイアウトして印刷屋さんまで持っていったのが私なので、完成品を観るまで気が気じゃありません。
入稿もけっこうギリギリだったし……(こんなにギリギリになったのは、初めて)。
ポプルスのスタンダードセットの値上げもショックでした。モノクロのみの使用者には優しくない値段設定なんですよねえ。

値段は、たぶん5、600円だと思います。
よろしくお願いします!!

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【アニメ映画】・「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」

Omatsuri
[amazon]
監督:細田守、 脚本 伊藤正宏、2005年

「楽しいことがいっぱいある(大意)」という話に乗せられ、「オマツリ島」にやってきたルフィ一行。しかし、オマツリ男爵のよくわからない「地獄の試練」につき合わされ、おかしなゲームをやらされることになる。
この島の目的はいったい何なんだ……!?

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【雑記】・「われわれは常にだまされ続けている」

youtubeで「おねえマンズ」っていうの? それの、「鳥居みゆきをえびちゃんみたいに変身させる回」を観た。ちょっとだけ(観たい人は、「鳥居みゆき変身」でyoutubeで検索してください)。
なんで「ちょっとだけ」かっていうと、観ている途中でアホらしくなったから。

ただし、変身後の鳥居みゆきは観たかったので、とばして最後まで観た。


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【雑記】・「また誤読されてるなあ」

このエントリ、誤読されてるなあ。
まあ、ちょっとオブラートにくるみすぎた。

私は「知り合いがハイブロウだ」と言っているのであって、私自身がハイブロウな意見を展開するつもりはいっさい、ありませんよ。

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【雑記】・「凶悪犯罪者について」


光市母子殺害、元18歳少年に死刑・広島高裁差し戻し審判決

たとえばメーリングリストとか、親しい人しか入れない掲示板とかで、私が「こんなやつ死刑にしちまえ」とか書くと、かなりハイブロウな意見が出てくるんですよ。

すなわち、死刑制度とか、法と個人とか、法と国家という問題まで行くんですよね。
あるいは、鬼畜な意見にしても何ひねりもしたようなのが出てくる。

それは尊敬すべき人たちと私がコミニュケーション取っているから、当然なんだけど。

まあ死刑にすべきかどうかはともかくとして、私としてはモラルハザードというか、そこまで行かなくても何となく普通に生活している人が「どうせどんなにマジメに生きたってダメなんだ」って思われたら、国のやることってそれでアウトだと思うんですよね。

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【雑記】・「このインタビュアーは、やっぱり音楽に関してはズブの素人だった!!」

「アラ探しより“面白い探し”のほうがいいじゃん」マーティ・フリードマン氏(元メガデス・ギタリスト)インタビュー【後編】

マーティ: そうですね! でも、そうなると、僕にはまだ分かってないことがあります。何で日本では、アーティストに対しての「親しみ」を、ファンもアーティストも認めているんですかね。

―― たしかに、日本のミュージシャンはライブのMCにしても、すごくサービスしますね。会場がある地方の名産を食べた話からメンバーの恋バナまで。ひいては曲のテーマにしても、同世代感覚というか、ファンは自分の思いをアーティストが、自分のかわりに歌ってくれているような感覚で聴いているような気がしますが。

マーティ: 何でですかね。日本ではどうしてそういう感覚なの?

―― うーん、ひとつは“世間様”に「反抗的な」主義主張を、あんまり個人が言わないお国柄だから、かな。もちろん例外はありますが。
(中略)
―― まったくの素人考えですが、たぶん、日本でも以前はそうだったんじゃないでしょうか。かわいいアイドル歌手にしても、コンサートに行くお客さんは、「手の届かないところで頑張っている子」と感じている、ファンからしたら雲の上の存在だった。そのあと、バンドブームの頃からかな。「君たちの気持と僕の気持ちは同じなんだ」というミュージシャンが増えて、距離が近くなっていった気がします。

マーティ: 面白いね。

音楽が売れすぎた時代があった、それだけなのかもしれない
―― おそらく、その親しみ効果が強烈に効いて、日本では1998年あたりをピークに音楽CDが大量に売れたんです。が、そこから急激に売れなくなってきた。私はそこで新しい曲をろくに聴きもせずに、「それは、曲がつまんないからだろう」とか、シンプルに考えていたわけです。

このインタビュー、マーティはすごくいいことを言っているのに、
インタビュアーは素人すぎるだろう。

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【イベント】・「トンデモ本大賞2008」


【日時】2008年6月7日(土曜)12時開場 13時開演(予定)
【場所】みらい座いけぶくろ(旧称・豊島公会堂)
     東京都豊島区東池袋1-19-1(JR山手線池袋駅東口下車・徒歩約5分)
【出演】山本弘、唐沢俊一、皆神龍太郎、志水一夫、永瀬唯、眠田直、藤倉珊、植木不等式ほか。
【ゲスト出演】坂本頼光(活弁士)
【主催】と学会
【協賛】楽工社

すでに、ローソンでチケット発売中。

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【萌え談義・その7】・「過去の物事を現在のオタク用語にあてはめて解釈する件」

ネットウロウロ(大流行語。使う人は使用権を私に払ってください。代金は大戸屋で何でも私の好きなものをごちそうしてくれること)していたら、「元祖ツンデレは痴人の愛のナオミ」だの、ノラ・ミャオだのという意見が出ていた。
が、いくら遊びの発言だとはいえ、さすがにどうにかしたもんだと思う。


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【ポエム】・「ああ、あんたの言うことは確かに正しいさ。だけど、正しいってこと自体が気にくわないんだよ!!」

(1番)
こんなこといいな
できたらいいな

あんな夢
こんな夢
いっぱいあるんだ~

そう思ってたけど
意外とないよ
いざとなったら 夢ってないもんだ~

「5000円あればいいよ」

「はい、じゃああげる」

やったー5000円もらったー

ヤッター
ヤッター
ヤッター
マン!!

(2番)
「かんっぜんにガチンコ勝負の、飲み屋で行われる泥レス!!」
「そんなのあるわけないよ。ツチノコはつかまえたけどね」

(3番)
ヤッター
ヤッター
ヤッター
ヨ!!

(4番)
「ママー、カブトムシが動かなくなっちゃった。電池買って来て」
「これ、充電式なのよ」

(5番)
若くして恋人を殺害したマリは、
裁判の新制度によって、
「一生カップラーメンの汁だけを飲んで生活する」
ということを条件に、釈放された。

最初は「ラッキー」と思っていたマリだったが、
予想外にその生活が不便なことを知る。

まず、外食は一切できない。
カップラーメンのない地域に、旅行もできない。

このため、ほとんどある町から外に出ないで暮らすことになる。
マリは、102歳まで生き、
その一人暮らしのアパートには、
意外なことにカップラーメンは3個しか置いていなかった。

ところ変わって、ここはインド。

「カレー食べるアルよ」

間違ったインドの常識を植え込まれた青年・太一は、
後の山田太一であった。

太一がインドだと思っていたところが富良野だったことがわかるのは、
「北の国から」の第1回が放映されたそのすぐ後である。

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【ポエム】・「大人気美少女ギャルゲー『ブタ人間襲来』」

大ヒット美少女ギャルゲー「ブタ人間襲来」が話題だ。
「ときメモ」以来の大ヒットで、思わずヒゲタ醤油とヤマダ電機が合併したという話だ。

ストーリー紹介
太郎は何をやってもダメ人間だが、瞬時にどんな国際紛争でも終わらせることができる超能力を持っている。
このため、アメリカから年金をもらって生活している。

そんな太郎の自室の机の引き出しから、ブタ人間が現れた!!
ブタ人間は、未来の世界からやってきたのだという。
ヒマだから。

そんな二人が、ゴルゴ13似のスナイパーに瞬時に暗殺される。

ところ変わって、名門ミッション系女子高に、巨根の大イノシシが乱入!!
どうなる、地球!!!!!

(主要キャラクター)
・五弦谷午後ティー
いかにも処女っぽい美少女。「このみ」という名前を付けられたが、市役所の戸籍係が聞き間違えて「午後ティー」と名づけられてしまう。それが最大のコンプレックス。
主人公の幼なじみ。

・ジミー・ウギャッポ
横須賀周辺でゴロを巻いていた女。黒人とのハーフらしい。必殺技はマッハ・パンチ。筋肉質。

・鼻歌じんべえ
「ガンバの冒険」に出てくるシジン的役割の女。ヒッピー風の考えの持ち主で緑黄色野菜を食べることにこだわりを感じている。趣味はフリマ。貧乳。

・ビッグアップル・テキサス
アメリカから来た女。金髪、巨乳。張り手で敵の心臓を止めてしまうという必殺技を持つ。

・寝しょんべん太郎
どこかの大学の工業科が開発した、金属性のロボット。ドイツの博覧会に出すため出品された後、行方不明となる。

(ゲーム内容)
横スクロールで、トコトコ歩く寝しょんべん太郎になったキミは、ネジを投げつけてせまりくる女子高生を倒せ!!
1面クリヤするごとに、ネットから無断で落としてきたご褒美映像が見られるぞ!!

オープニングテーマ「萌え萌え言う前に、履歴書書いたのか!?」
エンディングテーマ「死刑囚の手づくりクッキー」

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【ポエム】・「ミミガー慕情」

(注:これは演歌です)

(1番)
中野新橋に 今日も雨が降る
流行りのつけめん屋 今日も並んでる

自動販売機の ボタンを同時に
押したらお茶の ペットボトル出た

奇声を発する相撲取り 奇声を発する女子高生
奇声を 発する 小学生

奇声を発する園児たち
今日も
奇声で
満ちて~ます~

(2番)
虫取り網の中に
美少女フィギュアを入れて
ニヤニヤ笑ってる
男がおりました

その男 四十代
その男 凶暴につき

お見合いを 丁重に断られ
AVの延滞料金払わされ

今日も三国志ゲーム
やったんだ

でもどうしても始皇帝が勝てない

不思議ダナー
不思議ダナー

不思議だね
フシギダネ

ああ あこがれの ポケモンマスターに
なりたいな ならなくちゃ
ぜったい なってやるーッ!!

(3番)
「ウチの子は、厳しくしつけてやってください」
そういうふうに言われたから
柱にしばりつけて
茨の鞭で100回叩いたら
死んじゃった

呆然とするハリキリ教師
しかし両親はキッパリとした声で言った

「いったん、先生に息子をお預けした以上、余計なことは申しません」
「ひとこと言います、みんなをまきぞえにして死んでやる!!」

その後、殺人ウイルスをみずからの身体に注射したその両親は
東京中をかけずりまわり、

東京は壊滅した。
(完)

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【雑記】・「今のマンガはつまらないか」

このテキストをアップしてから、自分が以前「最近のマンガはつまらない」と書いたことと、矛盾していると感じる人がいるかもしれないと思うのでフォロー的に書いておく。

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【雑記】・「今の音楽がつまらないというぼやきについて」

「日本の底力は『おもしろければなんでもあり』にあり」
元メガデスのギタリスト、マーティにJ-POPに関してインタビュー。
赤兜にて知る。

マーティのインタビューは非常に興味深いものなんだが、気になったのはインタビュアーの書いたマクラの部分。

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【イベント】・「トンデモ本大賞前月祭2008」

Togakkailogo
今年も「日本トンデモ本大賞」開催一ヶ月前に、と学会ナイトを開催!
本大会では話せないトークが行われる!?

【司会】成田優介(JJポリマー)
【出演】山本弘(と学会会長)、植木不等式(と学会運営委員)、皆神龍太郎
(と学会運営委員)、声(と学会員)
日時:平成20年5月6日(祝)
OPEN18:00/START19:00
¥2000(当日のみ、飲食代別)
場所:新宿ロフトプラスワン
新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2
電話: 03-3205-6864

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【ポエム】・「ニセスターバックス・ブルース」

スターバックスがこの街にもできた
スターバックスがこの街にもできた

入れ替わりに喫茶店がつぶれた
駅前の喫茶店がつぶれた

代わりにできたのは
ニセスターバックス

代わりにできたのは
ニセスターバックス

ニセスターバックスは 外観がスターバックス
ニセスターバックスは 外観だけがスターバックス

ニセスターバックスは 飲み物食べ物持込み自由
ニセスターバックスは 店内のテレビで高校野球を放送する
ニセスターバックスが 冷やし中華はじめました
ニセスターバックスで マルチ商法勧誘の声がきこえる

だけど ぼくは 思うのさ
「そういえばあそこの不動産屋、もとコンビニだったなあ」

遅刻しそうだ女子高生
遅刻しそうだ女子高生
カバンのマスコットが揺れている
走っているから揺れている

そのマスコットは……
死にかけ人形!!

「今日、ヤンマガ出る日だっけ?」
出る日なんだよ、月曜日だから

帰りに ニセスターバックスで待ち合わせ
悪友と ジャン・クロード・バンダムの映画を観るために

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【雑記】・「八つ当たり」

ものすごい嫌味なヤツだよね、この人(笑)。
なんか「マッチョ/ウィンプ」って対立項を最近(とくにはてなダイアリーで)目にするけど、最初に言い出したのはこの人? 違うの?(別に確かめようとも思わない)
でも、少なくともマッチョはサスペンダーしねぇよな。

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【雑記】・「いや、私が思うのはね」

いとうせいこうのブログ。
できるかぎりチェックしているのは、このネトウヨの時代に彼がどのように「運動」をしようとしているのかに興味があるからだ。
いとう氏は、ミャンマー軍事政権に抗議するために、その旨をつづったTシャツを販売することにした。
で、そこまでは理解できていたのだが、「俺はTシャツ屋じゃねえぞ2008」として、英語で「俺はTシャツ屋じゃない」と書かれたTシャツをいとう氏が着ている写真が掲載されたことの、意味がわからなかった。

コメント欄まで読んでいなかったから。

で、どうも「今はミャンマーじゃなくてチベットだろう」というコメントにカチンと来たからだ、ということを先日やっと理解した。
そして、そのTシャツをオークションにかけ、落札金額は全額、チベット人権センターに寄付するという。
2008/4/5

そして、見事なオチが着いた。
2008/4/10

なかなかシャレが効いていて、面白いとは思う。
しかし、どうもはぐらかされたような感じもするのだ。

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【雑記】・「オカルトと、笑いの差別、搾取、権力性」

どうしようかと一日思い悩んだが、めんどうくさいからブログに書いてしまおう。

いつになく、長いです。途中で読むのやめちゃう人もいるかもしれないなあ。でも読んでね。

ある同人誌を読んでいたら、「笑いには政治性、権力性が含まれており、笑う対象を搾取し、差別する場合がある」という論考が書いてあった。
主にスピリチュアル、オカルトに関しての文脈で、である。

ちょっとその辺のことについて、自分には異論がある。

笑いには確かに政治性は含まれてはいる。立川談志家元の右翼的・保守的な言動はギャグになり得るが、爆笑問題・太田のやや左的な言動はギャグにならないんじゃないか、というふうに。

「権力性」も、確かに含んでいないとは言えない。対象によりそうより、突き放す方が笑いは生まれやすいからだ。「上から目線」という言葉があるが、上からバッサリ斬らないと、笑いにつながらないこともある。
あるいは、ダウンタウンの松本やビートたけしの感性が絶対的だと盲信した場合、「松本が言うんなら面白いんじゃないか?」という空気が存在してしまう場合もある。
映画「大日本人」で起きた議論は、そういうところも多かった。「おれにはこの面白さがわからないけど、おまえが面白いと言っているのは松本が監督だからなんじゃないのか?」と言ったふうに。

しかし、問題は「権力的」であることと「権力であること」はまったく違うということだろう。
松本やたけしや、あるいはチャップリンやモンティ・パイソンは、ビッグであるだけ「権力的」ではあるかもしれないが、何も我々は弟子や付き人じゃないんだから、面白くなくなったらさっさと離れればいいだけの話である。

それと、ここが重要だが、

本当に重要なのだが、

その同人誌に寄稿された文章によると、

「笑わせること」を主目的にすると、ツッコミを入れる対象がなぜ変になるのかという人間のあり方についての考察が無視される、と書いてあった。

これは私がふだん考えていることとは完全に違うので、思うところを書かせてもらう。

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【雑記】・「評論とは2」

いまだに、岡田斗司夫氏の評論についての言動に関して、考えている。

評論が創作よりもインパクトが弱いのは、
もちろん、読む側がある程度、知的レベルを維持しないとわかりようがないということがあるんだけれども、

「マンガ評論」の場合は、その「成果」を出しきれてないというか、あまり評論に興味の無い人にもわかるような成果に乏しい、あるいは成果があってもそれがアピールされていない、という部分があると思う。

まあ、その中でもけっきょくマンガ評論の中で「表現論」がいちばん支持を得ている現状は、
「表現論」が、マンガ史をうろおぼえでくらいしかわかってない人にもエンターテインメントたりえたからなんだろう。

マンガというのは、文学や映画ほど時系列の流れが明確じゃないからなあ。だれがだれに影響を受けた、みたいなことが。
他のジャンルもそうだけど、マンガはとくに同時代的な、マンガ以外の何かを反映させることが多いから、
「マンガ史」という縦のつながりを、マンガを読んでいくことで確かめ、それが楽しめるようになるにはそうとうの時間がかかるから。私もいまだにわかんないところ、あるし。

それと、「過去のソフトに気軽にあたれない」ことも致命的。映画や小説は、古典でもわりと簡単に観たり読めたりするんだけどね。

(参考)
評論とは

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・【お笑い】私の言いたいことは、その部分じゃないです。

[Blog][テレビ][芸能] 言ってもしょうがないことだけど、言わなきゃいけないと思ったことは言うべきだと思う(昨日の風はどんなのだっけ?)
まあ、言いたいことはわかりますよ。

でも、私のこのエントリにおいて言いたいのはその部分じゃないです。以下、自分の書いたことの引用ですが、

こういう発言でいちばん疑問に思うのは、このブログのエントリで褒められている大物芸人だって、当時は「刹那的」、「くだらない」と、今の一発芸人と同じように批判されていたのに、そこが言及されないことだ。

あたかもテレビの「構造」について書いているようでいて、それでもやはり、「うさんくさい芸」に対する嫌悪感が観られるところが、私にとっては(気持ちはわかるが)また繰り返すのか、という感じである。

この部分です。

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【萌え談義・その6】・「萌えヲタの問題は『普通人内弱者』を認めるか否かの問題だ」

以前にも書いたとおり、独自の知識・価値大系を持つ「オタク」の中に、新参者が入っていくのはなかなかむずかしい。
体育会系だったり縦社会だったりすれば、能力のあるものが一気に上にあがることも無理かもしれない代わりに、新参者を受け入れるシステムがたぶん整っている。

しかし、「オタク」というのは基本的に文化系サークルのノリ・価値観を引き継いでいるので、そういうシステムは持たない。

その価値大系を、ある意味で「ちゃぶ台返し」しようと無意識的に思っているのが「萌えヲタ」、あるいは「萌え」に強い価値を置くオタクなのではないか、というのは前に述べた。

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【お笑い】・「そんなこと言ったって、しょうがないことの典型。」

芸能論 一発芸人が幅をきかせている風潮について(松野大介論)
ABブラザースは、好きでしたよ。「夕やけニャンニャン」とかに出ていた頃。

で、正直、こういう意見こそ「言っても仕方がない」ことの典型なんじゃないのかなあ。
もちろん、私も「言っても仕方がない」ことを年がら年中言っているけど。

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【映画】・「レプリカント」

[amazon]
2001年、米
監督:リンゴ・ラム
主演:ジャン・クロード・ヴァン・ダム

若い母親ばかりを狙う連続殺人鬼、通称トーチ(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)を追い続けていた刑事・ジェイク(マイケル・ルーカー)は、志半ばで刑事を退職、ボートの修理屋として再出発することになった。
そこに、ナントカ研究所から依頼があり、行ってみるとそこにはトーチのクローン人間が培養されていた。
このクローン人間は、記憶もコピーされているという。ジェイクは、このクローン人間と行動をともにすることで、彼の記憶(つまり、トーチの記憶)を呼び覚まし、犯人逮捕に協力することを要請される。

トーチを追い続けてきたジェイクは、若干知能が低く、自分が何者かもわからないクローンを最初は犯人扱いして引っ張りまわすのだが……。

「午後のロードショー」で、テレビで視聴。たぶんあまりお金がかかってない、アイディア勝負の刑事アクション。
でも、わりと拾い物でしたよ。

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【雑記】・「『他者』感覚」

順番待ち。(ケラリーノ・サンドロヴィッチblog 「日々是嫌日」)

先日、発売されたばかりの、ある「笑い系」の舞台のDVDを観た。
我々にとってお客様である方々を多く含むこのblogの読者に対してこんなことを書くのもやや気が引けるが、そのDVDを観て、何が一番駄目だと感じたかというと、客席の状態だった。

引いては、この状態を許容しているとしか思えぬ「この舞台の責任者」も駄目だと言えるかもしれない。

「他者」がいない客席は駄目だ。

「他者不在」の状態は、他者(例えば俺)が観た時、大きな違和感を感じる。

リンク先の、下のほう。

まったくもって正論だと思うのだけど、私はこういうことをわざわざ書くのは、ケラの世代的な問題もあると思う。

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【DVD】・「日本のアウトサイダーアート」

■[気になるDVD]『日本のアウトサイダーアート』シリーズ(アヌトパンナ・アニルッダ)で知る。
「アウトサイダー・アート」についてのドキュメンタリー・シリーズが、紀伊国屋書店から出るらしい。5枚とも4/26発売。

・「日本のアウトサイダーアート1『人のカタチ』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート2『文字という快楽』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート3『都市の夢』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート4『想像の王国』」[amazon]

・「日本のアウトサイダーアート5『不思議のカタチ』」[amazon]

ちなみに、上記DVDと直接の関係はないのでしょうが、服部正「アウトサイダー・アート」(光文社新書)[amazon]は、すごくいい本だと私は思います。アウトサイダー・アートの刺激性とその問題点を短い中に非常にコンパクトにまとめてあります。

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【書籍】・「と学会年鑑AQUA」発売!

Aqua
[amazon]
以下、公式ページより。

著:と学会 (刊行日 2008/03/27)
四六判(188㎜×130㎜)ソフトカバー。320ページ。本文1色刷。
ISBN978-4-903063-19-5 C0095
定価(本体1500円+税)

詳細目次

注:本文中で紹介されている主な書籍・映像作品等もリストアップしました。なお、取り上げられている下記の書籍・映像作品等は、必ずしも「トンデモ物件」として紹介されているとは限りません。中には「オススメ物件」として紹介されているものもありますのでご注意ください。

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【イベント】・「面白漫画倶楽部/別冊号「面白お喋り倶楽部vol.1~サブカル無間地獄~」

News26786
ただ単なる飲み会だが、伝説の始まる日。面白漫画倶楽部のメンバーがハートウォーミング、かつ、結論の出ない無駄なサブカル話を衝撃映像を背景に時間一杯繰り広げるフリーダムなトークイベント。

≪当日の話題(案)≫わたおにの萌え歴史上の意味、ソフトS、中島小夜子、女ふんどし研究会、ジャンプスクエアの編集長、北海道はパチンコの聖地、黒部ダム漫画、ボーイズ協会、心のロリ、弱いロリコン強いロリコン、萌えは定義なく生まれた言葉など。

【出演】面白漫画倶楽部メンバー(新田五郎含む)、他豪華ゲスト?
OPEN12:00/START12:30
【日時】2008年4月5日(土)OPEN12:00/START12:30
【料金】予約/当日¥1,200(+1drinkから)
※電話予約は2/23(土)16:30より当店にて受付ます!
【問】Naked Loft 03-3205-1556(16:30~24:00)

面白漫画倶楽部ブログ

mixiコミュニティー

※画像は何も関係ありません。

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