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【雑記】・「何が言いたいかというと、もうちょっと補足。」

下のエントリについて、もうちょっと補足しましょうか。

繰り返しますがバッファロー吾郎とその仲間たちの、関西での本人たちや視聴者の認識については、理解しましたよ。

また別の話です。

もともと、本質論的にテレビタレントというのはねじれがあるんです。「テレビのみで育ったタレントというのは、弱い、テレビそのものがタレントを育てるシステム、土壌を持っていない」という。

そもそも、おおもとは「芸人」という視点から観ると、テレビで多少お笑いに関わっている人たち(クイズのパネラーなども含む)は、落語家が多かったですよね。
それと、もっとわけわかんない人とかが多かったと思います。放送作家とか、4コママンガ家とか。
昭和30年代には。

で、タレントで売れるということと、落語家として一流かどうかはまったく別の話です。

その後、80年代以降も、「笑い」という点からいうとテレビは、お笑いタレントか、後は小劇団出身の役者とかから供給してくるしかなかった。
だから、テレビタレントって非常に特殊な存在だと思うんですよ。他のジャンルの芸人と比べても。

育つ土壌がないわけだから。

いや、もちろん育てているプロデューサーやディレクターはいるんだろうけど、ゼロからということはほとんどないわけでしょ。
お笑いとか劇団とか、マンガ家でもいいけど、ゼロから育てるというシステムが本来的に備わってない。

(別の話をすると、報道もちょっと弱いんじゃないかと思う。いまだにスクープは週刊誌などの方が早いわけだから。)

うーん、だからそれの象徴を私がナイナイに求めたことが、誤解を招く書き方だったのかもしれません。

むしろとんねるずの方が近いかもしれないんですけどね。
後は、野々村真とか。

私は、バッファロー吾郎がアングラなのか、サブカルなのか、マイナーなのかという議論が少しでも成立するというのは、「テレビで売れないと成功とは言えない」、だけれども、「テレビ向けに磨き上げていったとしてもその芸人が必ずしも売れるとはかぎらない」という本質的な問題があると思うんですよ。

ねじれがある。

そうそう、それが言いたかった。

だから、それはバッファロー吾郎自身がどう思っているかということも問題だろうけど、そういう微妙な立ち位置が成立してしまうということ自体が、「テレビタレント」ってもののむずかしさを表していると思う。

ダウンタウンも、けっきょくそうでしょ。
どうしても、「テレビでレギュラー何本持ってるか」みたいなところで計られてしまう。
ダウンタウンがナイナイを批判したとしても、ダウンタウンが「芸」と「テレビタレントとしての適性」と「食べていけるシステム」の問題を解決したわけじゃないから、本質的にはナイナイと同じ立場だと思う。

そりゃ地下芸人みたいな人もいますけど、
やっぱり「食っていける」とか「金持ちになる」っていう夢がちょっとでもないと、私個人はよくないと思ってるので、
システムとして「テレビタレント」って脆弱なところが問題だ、と思っているということです。

で、それは「いいものが必ずしも売れるとはかぎらない」という、他ジャンルの法則とはちょっと違う問題点があるんじゃないかなあ、ということです。
ミュージシャンにたとえるなら、「だれがどんな音楽ジャンルを目指しても、最終的には紅白に出ないと売れない、意味が無い」みたいな世界に見える。
しかし、「紅白向け」というジャンルが存在しない。だから困る。

そういうような感じです。

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