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・「サタニスター」(2)~(3) 三家本礼(2007、ぶんか社)

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月刊ホラーM連載。
「世界最強殺人鬼決定戦」に、さまざまな思惑で参加する殺人鬼とそうでない人たちを描く。

まあ、面白いことは面白いんだけど、まだ主人公のサタニスターが大活躍しているわけではないので、準備段階な感じが、ちょっとする。

こういうホラーをベースにした作品は、ホラーのお約束を破ろうとするものだけど、いわゆるジョジョみたいな「ファンタジーバトルもの」のお約束までをも裏切ろうとして、ギリギリのところで踏みとどまっている感じがする。

どういうことかというと、普通ファンタジーバトルものでは「一見弱そうなやつが強い」とか「戦いの中で成長をとげていく」とか、あるいは「人間はルサンチマンによって強くなる」などの法則がある。
が、それすらも裏切ろうとすると、最終的には「だれがどう戦って勝ってもどうでもよくなる」領域にまで行ってしまう。

本作はそこまでは言っていないけど、たとえばトラウマキャラを茶化すようなことを1巻でやっちゃっているから、2巻で殺人鬼・バルキリーの過去のトラウマが描かれても「えっ、こっちは茶化さないんだ……」とつい思ってしまうんですよね。
まあ3巻でわかった墓井田の過去は、ぶっとびすぎてて面白かったけど。

1巻の感想

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