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【雑記】90年代テクノの頃

Frogman Records~BESTにしてLAST!
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フロッグマン・レコーズがベスト盤を出した後、「冬眠」するという話題。

以下は単なるノスタルジーです。

フロッグマン・レコーズほか、日本でインディーズのテクノレーベルが多数発足したのが15年くらい前か。
この頃、自分は「もしかして初めて、世界に通用する何かが大量に出てくるのはこのジャンルかもしれない」って思ってた。
だいいち、言葉がいらないし。

まあ、本当にそうだったかどうかはよく知らない。歴史というのは、劇的なことがあってもそれがいつまでも人々の心に強く残る変化と、いったん世の中が変わってしまうとそれが当たり前になり、省みられなくなる変化の二種類がある。
私の考えるテクノ文化全般は後者だった。だから今の音楽を取り巻く現状などにだれも「あのときにテクノがあったから変わったんだ」っていう意識は、ない。

みんな遊びでもクラブを借りてDJとかするのは当たり前になったし、歌モノなしの楽曲をそれほど変だとは思わなくなったのではないか。Perfumeが「楽曲がテクノっぽい」とことさらに強調して言われないのも、90年代前半で「テクノ」ってのものが入ってきたからだと思う。

90年代前半というと、「オタク」というものが以前よりはポジティヴにとらえられるようになる、その前夜である。
世間一般のイメージとしては、その後の「オタク文化の流出」の方が、世界の壁を突破したと思うだろうけれど(事実がどうかというより、あくまでイメージの話)、その前にいろいろ動きがあったということはさ、覚えておきたいじゃん。

今ひらめいたけど、東浩紀が「動物化するポストモダン」で言っていたようなことは、テクノだけでなくHIPHOPなども含めた狭義のDJ文化において、もっとずっと豊かなかたちで実践されているんだよな。
そういう意味でも、自分は「動物化……」という本はあんまり好きではない。

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