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【映画】・「エクスクロス 魔境伝説」

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監督:深作健太、脚本:大石哲也

ネットで検索しても出てこないくらいの秘湯に出かけた女子大生・ひより(松下奈緒)、と愛子(鈴木亜美)が、村の儀式の生贄にされそうになって追いかけ回されるというホラーもの。

言い方は悪いが、これは思わぬ拾いもの!! 料金ぶん楽しませてもらった。

ひよりと愛子の、それぞれの携帯電話の通話を通して、別々に逃げ回る両者の状況が交互に描かれるという趣向で飽きさせないし、単なる秘境を舞台にした猟奇ものではなく、一回転ひねって謎が謎を呼ぶ展開になっている。
正直、主演の松下奈緒は「キャラの薄い小雪」って感じで印象がイマイチなんだが、男をとっかえひっかえしているという奔放な娘役の鈴木亜美がなかなかかわいかった。
そして小沢真珠!! これは観てもらうしかない。あっ、「スケバン刑事」で石川梨花がやっていた「秋山レイカ」と同じ名前が「レイカ」なんだ。面白いなあ。

おいしいチョイ役では中川翔子も出ている。深作健太はきっと美少女が好きで、美少女が髪振りみだしてケンカするようなのが大好きなんじゃないかな(いやこの映画で中川翔子は戦わないですけどね)。

そういう意味では「スケバン刑事」以降、ブレはないとも言える。

「スケバン刑事」の感想にも書いたとおり、演出にものすごい冴えがあるというわけではないが、逆に妙にハズしたところもなく、それでいて悪い意味の職人仕事という感じもしない。
つくるのにどれだけ手間がかかる監督かは知らないが、これでコンスタントに映画が撮れる人だったら、これも前にも書いたけど量産してそこそこいい映画を撮れる監督なのではないかと思う。

エラソーなこと書いたけど、ホント、手堅いミステリやサスペンスを描ける大石哲也と組んでテレビで1話完結のドラマなんかをやれば、かなりいい仕事できるんじゃないか。

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