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・「日常」(二) あらゐけいいち(2007、角川書店)

Nitizyo02
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たぶん少年エース連載。
学園のゆかいな仲間たちのおもしろ行動が、楽しく描写されるシュール系ギャグマンガ。
……などと説明しちゃっていいのだろうか。
いずれにしろ、「あずまんが大王」以降のキャラクター配置や展開の仕方をシュールギャグに援用したということは言えると思う。

以前は、ギャグマンガといえば突出した「異常天才」(呉智英のつくった言葉)が騒動を巻き起こす、といったたぐいの話が多いが、本作ではそういう役割になりそうなキャラクターも、単にダジャレ好きの女の子などと同等に、並列に描かれている。

自分がSFに対して半可通なのを承知で書けば、これはどっかに載っていた「サイバーパンク終結宣言」かなんかの説明と同じく、
たとえば「異形であるフランケンシュタインが事件を起こす」物語から、「フランケンシュタインを思わせる合成人間」が合法化し日常化し(「日常」でつながった!)清掃作業員なんかを普通にやっている世界への変化に近いキャラクター設定と言えよう。
(たぶんこういうポストモダンがどーたらこーたら言う物言いは、職業的レビュアーがさんざん書いていると推察するが。)

もっとも、「あずまんが大王パターン」にしなくてもじゅうぶん面白いマンガが描ける作者だとは思いますけどね。

1巻の感想

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