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【萌え談義?その1】・「ベビードールを着てると思ってた」

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突然だが、当ブログに「萌え」項目を設置することにする。
私は基本的に「萌え」概念の肥大化とでも言うべき現象に否定的ではある。
理由はいろいろあってめんどくさいからいちいち示さない。逆にわざわざ「萌え」項目を設置した理由について書いてみると、以下のようになる。

ぶっちゃけると、それなりの需要があるようだからである。
一般社会でゴルフやマージャンができた方がいいのと同様、オタク界隈でも萌え話ができた方がいいようである。

自分も、今までまったくそういう話をしなかったわけではないのだが、トシを取ってきてどんどんそういうのから離れていってしまったし、
逆にあまりにメッタメタに「萌え」を否定するという立場でもないのである。

何度か自分の立ち位置の面倒くささについて書いているが、「中庸」的な立場というのはいちばん認識されにくい。
今までは「電車男」だのアキバブームだので「萌え」に界隈が傾きすぎていたが、これからゆり戻しがあるであろう。
「萌え」という概念が廃れるか浸透するか拡散するかしたら、そんな時代こそ自分の立ち位置は明確にしておくべきだと考えたのであった。

そこで、思考訓練としてときどき「萌え」について考えることにする。

で、ネットウロウロしていたら「女の子のパジャマ姿に萌える」という話が出てきたので、そこから連想したことについて書く(けっきょく萌え話にならない可能性が高いよ!)。

女性アイドルは、80年代には「夜、何を着て寝てるんですか?」という質問がなされることがときどきあった。
「普通のパジャマですよ」と答えるアイドルが大半だったが、この質問、どんな答えを期待されているかというと、
「あなたはネグリジェを着て寝ていますか?」
ということだったのだ。

ネグリジェとナイトキャップこそ、「マンガやドラマにしか出てこない寝巻」であった。
たぶん、外国の映画やテレビドラマなどで出てくるのをマンガ家やアニメーターがマネしていたのだろうと思う。
少女マンガにあこがれてネグリジェを着ていた、という女の子もいたかもしれないが、まあ、普通パジャマだよね。

というわけで、80年代の男子にはパジャマに萌えるという心の余裕などまったくなかったわけである。

自分はネグリジェにあこがれていたかというと、別に何もそういうことはなかった。
パジャマもなー。なんか想像するだけムダというか……。
見たくて見れるもんじゃないでしょ。現実に。
あ、そういうこと書いちゃダメなのか。

(以下、だんだんテキストとして壊れていきます)
だいたい「萌え」って、シチュエーションのことだと思うんですよね。
で、自分はそういうのがぜんぜん思い浮かばなくなった。
昔は考えていたかもしれないけど、三十代半ばくらいのときに、なんかすべて失われてしまった。

たぶん、記憶を盗まれたのだと思う。

で、「さすがにそれはないだろ」というのが「ベビードール」というシロモノで、
自分は菊地秀行の小説でその名称について初めて知った。

写真のとおり、ネグリジェをお尻のギリギリのところでちょんぎったようなやつね。

主に「少年マガジン」系のちょっとエッチなマンガのヒロインは、こういうのを着ていたと思う。
女子中学生や女子高生が現実に着ているとはとても思えないんだが、

夜這いでもしないかぎり、だれが何を着て寝てるかなんてわからないんだから、これはこれでロマンがあるんじゃないでしょうか。
クラスではいまいち目だっていないあの子が家でベビードールを着て寝ていたら……などと想像したら如何。

いや、そもそも現実とのつながりを考えていちゃダメなんですかね、萌えって。

どうもイマイチわかんねぇな。

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