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【映画】・「番格ロック」

1973年、東映東京
監督:内藤誠、脚本:山本英明、大和屋竺
出演:山内えみこ、柴田鋭子、鹿内孝、誠直也

「番格」とは、番長と同等の実力を持ち、それでもなお一匹狼をつらぬく存在である。
スケ番グループ、赤羽百人会と池袋の「騎兵隊」、両者が対立する中、百人会の番格であった由紀子(山内えみこ)が女子特別少年院から出所する。
彼女は、かつて少年院で一緒だった「騎兵隊」の総番・アラブの鷹(柴田鋭子)と再会し、タイマン勝負することを熱望するが……。

ラピュタ阿佐ヶ谷で、今週金曜日までやってます。

映画館はビックリするくらい混んでいましたが、結論から言うとわたし的にはピンとこなかった。
ただ、私がこのテの映画に求めることはひとつやふたつくらいのことしかなく、そこから少しでもズレていくと理解できなくなるという読解力のなさなので、そこは(私を)割り引いて考えてください。
この辺、まだ私の修行の足りないところです。

本作の感想としては、私が思いもよらなかった視点としてここのテキストアヌトパンナ・アニルッダ)が面白かった。ああ、そういう話だったのかと納得がいきました。

で、自問自答していくと、「かぎりなくホモ(あるいはレズ)に近づいていく情愛」というのを理解する気持が自分には根本的に欠けているなあ、と。
要するに、本作では由紀子が「アラブの鷹」に会いたがっている理由というのは、当初は憎しみであるかのように思われるが、だんだん「愛憎相半ばする」というか「愛情が憎しみに変わり、でも愛している」という屈折した感情であることがわかっていくわけですが。

内藤誠監督の、似たようなジャンルの映画として「地獄の天使 紅い爆音」を私は観てますが、感想を読み返すとかなり買ってるんですよね。それなのになぜ今回ピンと来なかったかというと、由紀子の心情が、私にとっては複雑すぎてよくわからないところがあるから。

それと全体的なことを言えば、もうちょっと展開にメリハリをつけてほしかった。
たとえばタイトル冒頭に出てくる「番格」というスケ番内でのポジショニングの面白さが活かされていない。記憶が違ってたらすいませんが、由紀子が出所してきたときにはすでに「百人会」には番格がいたり。つまり映画冒頭で由紀子がどういうポジションなのかがまずよくわからない。
ここで、新米の「番格」をブチ倒して「これからまた私が番格だよ!!」って宣言するとか、総番の希望でまた番格に復帰するとか、そういう明瞭なシーンがあればよかったと思ったんですが。

メリハリということで言えば、由紀子も「鷹」も両方「番格」ならまだわかりやすいんだけど、「鷹」は総番なんだよね。その辺もなんだかわかりにくいんですよ。
途中で、ある人物がある行動をとるけどそれも不可解だし……。正直、途中からストーリーを追うことから脱落してしまいました。

で、個人的には山内えみこのオッパイと長い足がとりわけ強烈な印象を残してしまったと。

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